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英雄召喚されたのに色々問題発生です  作者: 七地潮
第一章
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ご飯の後はお風呂だね

食事中姫の頭の上のキツネミミはピクピクと動きながら僕の方を向いていた。

王妃様のミミも同様だ。

それに気づいた王子は始終不機嫌な顔を隠さなかった。


ちょっと気まずい夕食が終わって退出しょうとした時王様が顔を出した。

「もう食事は済んだかな。

ウチ様に少しお時間いただきたいのだが」

別にこの後は風呂に入って寝るだけだ。

了承したのだが、別に長話ではなく、明日の昼一の会議に出席して欲しいとのことだけだった。

そんな伝言みたいな事ならわざわざ王様が伝えなくても良いのでは?

と思ったけど、これって気を使っている証拠の様な気がして、かえって申し訳なく思った。


*****


一旦部屋に戻り、食休み後お風呂へ。

東館、西館それぞれに中ぐらいの、一人で入るには大きい家族風呂?の浴場が有る。

更に西館には30人程入れそうな大浴場も有るのだが、今西館には僕だけなので勿論中ぐらいの風呂だ。


僕は一般的な日本の中年男性なので風呂は好きだけど、職場のバイトの若い子達は

『シャワーはするけど風呂には入らない』

って子は結構居た。

ましてやここは魔物やハーフの人が多いので、

『水浴びはするけど熱いお湯に入らない』

人や

『そもそも濡れるのが嫌だから魔法で清潔さを保つ』

と言う人も居る。

人それぞれだ。


元々この世界では湯船に湯を張って浸かると言う習慣は無く、風呂を広めたのは勿論英雄召喚された日本人だ。

実際大量の水や湯を沸かす為の燃料などの問題で、城下町の人々は今でも昔ながらのタライに水(冬はお湯)を入れて汗を流す方法だ。

街にはいくつか大浴場が有って、入りたければ入れる様にはなっているそうだ。

風呂って気持ち良いと思うけど、それって日本人感覚なのかな。


風呂の後は水分補給して、おやすみなさい。


*****


翌日、体の上に布団が何枚も落ちて来て押しつぶされる夢を見て、起きてみると布団の上に妖精がみっちり乗っていた。

「……呼んで無いんだけど………」

『毎日くっつくよ』

『ご飯?なの』

『パワー貰わないと』

『だって大好きなんだもん』

など口々に騒ぎたてる。

まぁ、見た目的にはアレだけど、実際重さも無いし、好きにさせてやろう。

勿論みっちりの中にはニヤとピヤも居る。

しかし重くはないんだけど、一度に来られるのは何なので、10〜20人ずつに分かれて数回に分けて来てもらう様に頼んだ。

何故って?

見た目もアレだけど、一度に生気を抜かれると、正直ダルい。

一人が少しずつでも100人以上だと、かなり吸われる様だから、分けて貰う事にしたんだ。


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