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英雄召喚されたのに色々問題発生です  作者: 七地潮
第一章
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これからの事

翌日、謁見の間には僕と王様、そしてそれぞれの家の方が集まった。


宰相のレニさん、仕事中だから男性バージョンだ。

軍務大臣のオダ家のラトさん、城に戻った後、ネイから何を聞いたのか、「息子をよろしくお願いします」と挨拶をされてしまった……何が⁈

財務大臣のトキ家のケチさん、こちらはこちらで、「曽祖父がご迷惑をおかけしました」と言ってきた。

……うん、肯定はしないけど、否定もしないよ。

外務大臣のルツさん、こちらも何を聞いたのか、キシ家から戻った後、目が会うたびにニヤリとされてしまってる。

農林大臣のベエさん、不動の癒しお爺ちゃんだ。

文部大臣のミルさん、実は挨拶しかした事無い。

ニト以上に知識欲旺盛らしいけど、僕には興味ないみたい。

良かった……んだよね?

トモ家の人はオワリの町の代表はオダ家と言う事で来ていない。

そしてフジ家は何故かあのスイ信者?の次男の……名前なんだっけ………。

今も入り口付近に控えるスイをガン見していて、王様に後頭部を向けているけど、不敬じゃないの?

流石に今日は熊澤さんは留守番で置いてきたけど、僕の側にはニヤとピヤが居る。

側って言うか肩の上ね。

そして王様が話し始める。


「こちらの世界に来て約3ヶ月ほど経つけど、慣れましたかな?」

「はい、皆様に良くして頂いておりますので、何も問題はありません」

「それぞれの家で書を見てきたと思う。

見てわかるように、こちらの都合で呼び出したにもかかわらず、皆この国の為に尽くしてくれた。

でも貴方は他の方々と違い、為すべき使命もなく、ただ此方の不手際で招いてしまった。

これから長い時をこの地で過ごして頂く事になってしまった。

再度謝らせていただきたい。

本当に申し訳なかった」

うわー、わざわざ玉座から立ち上がってまで頭を下げないでくださいよー、王様〜。

「いえ、本当にその事はもう良いですので、頭を下げないで下さい」

僕が慌てて言うのに、王様は暫くそのまま頭を下げ続ける。

レニさんが、ウチ様が困ってますよと言ってくれたから、何とか玉座に戻ってくれたけど、もう本当に気にしないで欲しい。

「それで、この世界で生きていくにあたって、独り立ちするまでの後見だが、どうするか決まったそうだが、聞かせてもらえるか」

皆が僕の方を見る……いや、一人を除いて皆が、だ。

「皆さんの実家…本家と言うのですか?にお邪魔させていただき、滞在期間中ご迷惑をおかけしました。

それぞれのお宅で、楽しく過ごさせていただきました。

それで、これからもご迷惑をかける事となりますけれど、僕…私はトキ家でお世話になりたく思います」

「ほう、ケチの所か。

理由を伺って良いかな?」

王様に聞かれて僕は、思ったままの事を言う。

「実はかなり悩んだんです。

一つはオワリの町がとても魅力的だったんです。

私の暮らしていた世界の古い風景の町ですから、懐かしさと、町の活気が日本的…郷愁を引かれるものがありました。

しかし今はまだ王都から離れるのは時期尚早ではないかと。

妖精との通訳も申しつかっていますからね」

イタズラっぽく僕が言うと、

「それは気にしなくて良いのだぞ」

と、思った通りの答えが返ってきた。

「いえ、そう言うお約束と言うより、折角の私の力ですから、使わないでおくのは勿体ないですよね。

妖精達も意思を伝えられるのを嬉しく思っているみたいですし」

肩に目をやると、いつもの様に、

『そうそう』

と、頷いているニヤとピヤ。

ぶった切りな続きですみません。

ここで切らないと、長くなりすぎるので、パツーン!と切ってしまいました。

明後日までお待ちを……。


そして、今新たな試み準備中。

まあ予想は着きそうですけど、本格的に決まったら明記します。

ふふふふふ、本人が一番楽しい。

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