告げられた任務
今回は任務の内容
ー会議室ー
俺は放送でリアンに呼ばれ、会議室にきていた。
「えっとな、ここから北に300キロほど離れたドラギス帝国で、能力者による反乱が起きるらしい。ドラギスの王の側近が、王の国民を無下にするやり方に賛同出来ず反旗を翻したというところだな。側近の情報はあまり得られなかったが、恐らく能力者だ。側近の軍も能力者が何人かいて精鋭部隊と見ているから、これを期にドラギスを潰すぞ。」
「まあ、ドラギスではいつか反乱が起きると思ってましたよ。王はあんなだけど使えているやつらは、そんな悪い奴には見えなかったからな。」
「そう言えば、お前はドラギスに教え子がいたな。」
「はい。多分、その側近が教え子のタツミです。」
「それはやり易いな。その戦いに勝った後にうちの組織に入ってもらうのが、本当の目的といってもよいくらいだからな。」
リアンはそういってニヤリと笑う。
「では、訓練するまでもないくらいに、智也とその相棒は戦闘慣れしてますが同行させてもよろしいですか?」
「ああ、それは構わんぞ。だが、死なせはするな。お前に頼んだぞ。」
部下の命がかかるとこの人は凄い迫力だな。
「承知しました。」
どこまであいつらコンビが、能力者同士の実践で活躍できるか楽しみだな。そして俺は智也と一樹を外に召集した。
次回はドラギス帝国の部隊との戦争です。