待合室で
そうだ
僕たちは真実と嘘を重ねながら
やんわりと暮らしているんだね
温度を上げていかなきゃ
しんじゃうから
クスッと嘘が笑って
いつの間にか忘れてしまう
泡みたいにやさしく
寄せ植えの花は嘘なのに
まっすぐな嘘であって
透明な春を描けるんだ
曲がった真実をこちょチョコと
嘘がイタズラをする
デタラメに咲く蒲公英は
なんてあったかいのかなぁ
それも日々変化する魔法であって
甘いプティングの匂いが
すきだったりきらいになったり
わからないよ何も
わからないから
傾かないように傾いて
曲がらないように曲がって
かなしい嘘は笑顔のナミダ
キラキラする嘘だってあるんだ
天使が運ぶ真実と嘘を
シャッフルして
清らかになるまで
待ちましょう