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しるし2(詩集)

待合室で

作者: さゆみ


そうだ

僕たちは真実と嘘を重ねながら

やんわりと暮らしているんだね

温度を上げていかなきゃ

しんじゃうから

クスッと嘘が笑って

いつの間にか忘れてしまう

泡みたいにやさしく


寄せ植えの花は嘘なのに

まっすぐな嘘であって

透明な春を描けるんだ

曲がった真実をこちょチョコと

嘘がイタズラをする


デタラメに咲く蒲公英は

なんてあったかいのかなぁ

それも日々変化する魔法であって

甘いプティングの匂いが

すきだったりきらいになったり

わからないよ何も

わからないから


傾かないように傾いて

曲がらないように曲がって

かなしい嘘は笑顔のナミダ

キラキラする嘘だってあるんだ

天使が運ぶ真実と嘘を

シャッフルして

清らかになるまで

待ちましょう






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― 新着の感想 ―
[良い点] 冷酷な真実より、ずっとさめない優しい嘘の中にいれたら人は幸せなのかなと考えました。少し悲しい感じもするけれど、柔らかで優しい作品だと思いましたo(^-^)o
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