二次元を 焼くやもしほの 身もこがれつつ
「皆さん。萌えキャラ全盛期ですね。」
「「「「は?」」」」
どよめき
「はい。静かに。たとえばここに電○文庫があります。」
―ひょ、表紙が美少女!
「その通りです。ですが、この風潮はノベル小説だけには留まりません。」
パサ。私が一冊の本を取り出した。
「ジャ○プです。このジャン○内で連載している。銀色の魂ですけど。略して銀○もアニメ2期辺りからゲーム内彼女に恋をしたり、してますよね。」
「でも、先生。」
藤原さんが手を挙げた。彼女はどこか貴族的考えの持ち主だ。
「ゲーム内彼女に恋をしていた彼はそもそもアイドル親衛隊の隊長でしたわ。」
―猫耳の泥棒にも恋してホテルみたいな実家に行っていましたもんね。
うんうん。
「皆さん、お詳しいですね。では、これからどんな萌えたキャラたちが生まれてくるか予想したいと思います。」
「先生!」
「お、小田さん。何か案がありますか?」
「織田信長の萌えキャラ!!!」
「それもういますよ。D○M辺りがブラウザゲームで展開してますよ。多分ですけど。」
「はい。」
安部さんが手を挙げる。彼女も藤原さんのような貴族的考えの持ち主であり霊媒などにも詳しい。不思議な人である。
「陰陽師の萌えキャラを考えてみました。首を切ると輪廻の輪を外れた魂を成仏させることの出来る刀を持つ美少女です。」
「じ、自作小説か何かですか?」
「まぁ、そんなところですかね。」
ガラッ!!
寺子屋が荒々しく開かれる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
息の荒い肥満体系のまさにオタクを言えそうな男である。
「そんなこと言ったって、この小説だって今のところ先生以外みんな女性キャラじゃないですか。」
作者:それ言っちゃいけないよ。
―あ
「ま、まぁよそはよそ、うちはうちです。そんなことより、あなた、こんな昼間から何をなさっているんですか?仕事は?」
「ノージョブ(無職)です。」
「あ、そうですか。」
ノージョブ(無職)
「萌えキャラ文化は途絶えさせてはいけない!!」
「は、はぁ・・・・・・。」
オタクの青年はこぶしをグッと握り締めた。
「恋をするのは男女共に変わりません!!二次元だから好きになったのではない!!好きになったのが二次元だったんだ!!」
―・・・そ、そうですか。
「まぁ、江戸ですら※裸婦画が流行ってるくらいですからね・・・いつの時代も男は美女に弱いんですよ。」※エロ本
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「それらしく締めるなよ・・・」
キャスト
鈴矢大人
藤原定子
安部清春
小田信子
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「そういえば、二日連続で投稿してるけど、そのうち1週間、一ヶ月、三ヶ月、半年、一年となってくかもしれないですね。」
「変な付け加えやめてください。小説の上にこの小説は一年以上書かれていません~って出るのいやだからね。」