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約束の指きり  作者: りょう
最終章 前編(1) 春香と二人きりの日 健編
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第38話

健編 第38話 突然の訪問


夏祭りから二日が経ち、俺は未だに春香の事で頭の中が一杯だった。

「拓と由紀はどうしてるかな。」

あの二人もショックは同じように大きいはずだ。でも俺と違うのは、そこから立ち直ってくのが早い。けど俺は・・。

「ちくしょう!」

どうしようも出来ない自分にイライラしていると、玄関のチャイムが鳴った。今日は俺一人しか家に居ないので、仕方なく玄関の扉を開くとそこには・・。

「春香?」

「健、遊びに来たよ、」

春香がいた。

・・・・・

「じゃあお前はこれから三日間、俺達の家をそれぞれ訪問していくって訳か。」

「うん。夏休みも残り少ないし。」

春香を家に招き入れた俺は、突然一人で家に来た理由を尋ねてみると、春香はこう説明した。

『この前、突然あの話をしたから、みんな多分ショックを受けてると思ってね。しかも、昨日から悪天候だから、四人で会える回数も少ない。だから私が、残りの日にちで一件ずつ遊びに行こうって決めたの。』

確かに夏休み最終日まで天気が良くないのは昨日のテレビでやっていた。だからと言って、わざわざ家に訪ねて来なくても・・。

「まあそんな訳だから、今日はあと半日一緒に遊ぼう健。」

「あ、ああ。」

そうは思っているものの、内心春香がわざわざ家に来てくれたのはとても嬉しい。何故ならここだけの話、俺は春香の事が好きだから。単純な理由だが、その想いは届く事のない。春香が好きなのは拓。それは分かっている・・。それでも・・。

「健、これ何?」

「ちょ、それは・・。」

「わぁ、健にこんな趣味があるなんてビックリ。」

「ち、ちくしょう。」

それでも俺は、春香の近くに居られるのが幸せだ。何か勝手に秘密を暴かれちゃってるけどな。

・・・・・・

部屋を散々いじられ続け、時間はあっという間に二時間がたった頃・・。

「ねえ健には好きな人がいるの?」

突然春香が俺の好きな人を尋ねてきた。

「へ?お、俺が好きな人?」

「うん。」

いきなりやって来た告白のチャンス。でも今のタイミングで告白するべきなのか?困った・・。

「俺の好きな人は・・。」

「健の好きな人は?」

いつまでも黙っているわけにはいかない。好きなら好きって伝えなきゃ・・。

「俺は・・。」

第39話へ続く


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