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約束の指きり  作者: りょう
2章 春香との出会い
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第3話 やっぱり小学生

第3話 やっぱり小学生


「とりあえずそこら辺でくつろいでいて」

彼女を連れて帰宅した僕は、親にある程度説明した後、彼女を連れて自分の部屋にやってきた。相変わらず彼女は、母親が何だとか言っているが、僕はもう気にしない事にした。だが…。

「ねえ、ちょっと聞いていい?」

「何?」

「どうしてあの場で私を放っておいてくれなかったの?時間が経てばお母さんが来るのに…」

彼女は先程からずっとこの質問ばかりしてくる。説明が面倒臭かったのでさっきまで適当に答えていたが、どうやら彼女は納得していないらしい。

「あんな場所に小学生一人を置いていく訳にはいかなかったんだよ」

「だからそれが余計なお世話なの。一時間だろうが二時間だろうが私は待つ事が出来たのに」

先程の様子とは打って変わって、元気を取り戻した彼女はどこか面倒臭い。その分対処は簡単だけど…。

「あんな一人寂しそうにお母さん、お母さんって言っていたのに?」

「え、あ、それは…」

ほらやっぱり。彼女こう言っていたものの、本当は一人で寂しかったのだろう。

「やっぱり寂しかったんだ」

「ち、違う。私はお母さんが戻ってくるのが遅くて、雨も沢山降ってきて心配になっただけなの!」

必死で言い訳をする彼女に、僕は面白すぎて笑い出してしまった。やっぱり彼女は…。

「ちょっと何笑ってるの?」

「いや、あまりに面白すぎて。」

「何にも面白くないよー」

小学生だな~。

第4話へ続く




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