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約束の指きり  作者: りょう
4章 夏休み~第1回ミニデート編〜
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第15話

第15話 僕の気持ち


その後僕達は、後ろに変な気配を感じながらも沢山の場所を周り、夕方には公園へ戻ってきた。

「はあ、疲れた。」

「私もヘトヘト。どうしてこんなに私を歩かせたのよ。」

「いやいや、あっちこっちに走り回っていたのは春香だからね。僕はそれについて行くので一苦労だったんだけど。」

「え?そうだっけ?」

「そこでとぼける意味が僕には分からないけど、楽しかったからいいか・・。」

多分ずっとついてきている約2名もヘトヘトだろうな。ここまで歩かされるとは思っていなかっただろうし・・。

「ちょっと私、飲み物買いに行ってくる。」

「行ってらっしゃい。」

春香がで飲み物を買いに行ってしまったので、一人になる僕。

「今日は何も考えずに春香と接したけど、旅行の時は流石に色々考えちゃうよな・・。由紀達にちゃんと話さなきゃいけないし・・。」

春香には何か秘密があると、僕は思っている。彼女自身、僕の夢に出てきたってことは何かしらの原因があるだろうし、彼女自身何かを隠しているはず。それを僕自身が知るべきことなのかは分からないけど、その権利はある。でもその前に、出来る限りのことを僕自身で調べる必要がある。少し前に思ったのだが、桐島春香という名前を聞いたことがあるような気がする。はて、それはいつだったっけな・・。

「ただいま、買ってきたよ。」

そんな事を考えている内に、二つの飲み物を両手に持って帰ってきた。

「あ、お帰り。」

「はい、これ。拓の分も買ってきたよ。」

「あ、ありがとう。」

春香から飲み物を僕は受け取った。春香は元々座っていた場所に再び座った。

「ねえ拓はさ好きな人とか居るの?」

「え?ど、どうしてそんな事を聞くの?」

「さっきそこで、由紀ちゃんと健君に会ったからさ。あの二人もどこかの帰りみたいだけど、デートにでも行っていたのかな?」

「分からない。でも、考えれば分かるかもよ。」

「え?そうなの?」

僕達をずっと付いて来ていた訳だし。春香は気付いてないけど、僕は初めっから知っていた。喫茶店に入ったのも実は二人への仕打ちだったりする。

「でもそれと今の質問は、関係なくない?」

「そうだけど・・。あの二人は付き合っていたりするのかなって。もし拓が由紀ちゃんを好きだったら、それが叶わないでしょ?」

余計なお世話のような気がするけど、あの二人に限ってないだろうし、僕の好きな人は・・。

「拓?」

こんなに近くに居るから、心配ないかな・・。

「ははっ。」

「どうしたの?急に笑出して。」

「いや、何でもない。」

「それなら良いんだけど、質問の答えは?」

「それは・・秘密。」

「えー、何で?」

「いつか分かるよ。」

「いつかっていつよー。」

時が来れば彼女に自分の気持ちを伝えるつもりだ。たとえ彼女が何者でも僕の気持ちは、変わらない。だから、いつまでも彼女の側にいたい。

「ねえ、教えてよー。」

第16話へ続く



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