表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

さぁ、はじめよう!

「と、いうわけで!!!!何でも屋開店です!!」

スパイから何でも屋へと変わった私達はお客さんを待っていた。もちろんホームページはつくったし、二階建ての家も買った。アンティークで、落ち着いた家具も部屋にあっている。

私達の何でも屋「赤石(レッドストーン)」は、予約制でお客さんが時間を決められるようになっている。

今日は、記念すべき1人目のお客さんを待っていた。

「チリンチリーン♪」

扉から顔を出したのは20歳くらいの男性だった。

「あの〜…赤石相談所はここですか…?」

「はーい!合ってますよ!!」

「では、こちらのソファにおかけください。」

男性はゆっくりと座った。足元もふらついているし、顔色もあまり良くない。

「すみません。私は誠と言います。早速本題なのですが…」

「はい、どうされたのですか?」

男性は顔を顰めたまま言いにくそうにしていた。

やがて、落ち着けるように、ゆっくりと喋り始めた。

「実は…ストーカー被害にあっていて。家族にも、友人にも言いにくくて…。そんな時にここのホームページを見たんです。なので、どうにかならないものかと…。」

「ストーカー、ですか…」

実際、誠さんはあまりモテる!という雰囲気では無かった。顔も普通だし、別に特別凄いわけでもなさそうだった。

「なんか、夜、バイト帰りにコンビニに寄ると、絶対に居る女性がいるんです。」

話をまとめると、バイト帰りにコンビニへ行くと、必ずストーカーの女性がいるという。しかし、話したこともないらしく、店を出ると尾行するかのようにちょこちょこ着いてくるそうだ。

「確かにそれは不気味ですね…」

「お願いします!もうここにしか頼れるところがないんです!」

「「…」」

確かに、これだけ聞くとただのストーカーの被害にあっているだけのように思える。ただ、「コンビニ」というところが引っかかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ