表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

1.突然のクビ!?

今まで理不尽なことはいくつもあった。

けど、これはどういうこと!?

「コードネームサラ、コードネーム氷姫をスパイとしてクビにする!!」

「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」


〜1時間前〜

「はぁ…なんでこんな遠くまで…」

隣りの夢が言った。

淡いピンク色のショートカット、目は燃えるような赤、まだ幼いような顔立ちをしている私のパートナーだ。

「しょうがないでしょ。私たちを緊急で呼び出すなんて、重大な任務じゃない?」

私、怜はそう言った。

涼しげな水色の長い髪、涼やかな目は深い青色だ。

私は、夢とタッグチームを組んでいる。

名前は「North and South」。

英語で南北を表す言葉だ。

正反対な私達を表した言葉。


「あっ!見えてきたよー☆」

見えてきたのはモノクロのバーだった。

「チリンチリン♪♪」

「いや、自分で効果音つけなくてもベルなるよ?」

そんなショートコントをしながら店の中へ入っていく。

「いらっしゃいませ。お席へご案内します。」

「あっ、いや、展望台へ行きたいんですけど。」

出てきた老人は小さく「ほぅ…」と言って

「では、こちらです。」

と何も無かったように営業スマイルをむけて案内をはじめた。どうやら伝わったらしい。

《関係者以外立ち入り禁止》と書かれた重い扉を開けて長い廊下をわたった先に大きな広場があった。


月の光にあたり、キラキラと光っている草花がまるで、そこを守るように生い茂っていた。

「やっと来ましたか…。まったく…2分遅れているではないですか…。」

「まぁまぁ、急な呼び出しだったので、しょうがなくないですか?工藤さん。」

工藤と呼ばれた男は、メガネをかけたいかにも理系っていう感じの人だ。

「お前ら、なぜ呼び出されたかわかるか?」

「えっと…任務じゃないんですか?」

「はぁ…。まだ知らないのか…。」

「えっ?」

隣を見てみたが、どうやら夢も知らないようだった。

「今、ここで!コードネームサラとコードネーム氷姫のスパイとしての権利を剥奪する!!」

「「えっ…えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ