表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヲタッカーズ9 悲しみのリアクトラ

作者: ヘンリィ

ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!

時空海賊、ギャング、宇宙人の聖都侵略が始まった!


聖都の危機にアキバのCharlie's angels

"ヲタッカーズ"が立ち上がる!

オトナのジュブナイル第9話です。


今回は、原子炉スーツの"リアクトラ"が出現、核の火の玉を乱射し、秋葉原を恐怖のドン底に陥れます。


しかし、彼女が核開発疑惑の犠牲者と知った"ヲタッカーズ"は、必死に話し合いの場を求めるのですが…


お楽しみいただければ幸いです。

第1章 マチガイダ・サンドウィッチズ


アキバ防衛秘密組織"ジャドー"

極秘アーカイブ file no.8453

your ears only


「え?インタビューって、もぅ始まってるの?ウッソォ!マジ?」

「え?インタビュアーは貴女ナンでしょ?面白い人」

「しかし…貴女だったのね?いぇ失礼。こう言うつもりだったの。貴女は誰?」

「"ヲタッカーズ"リーダーの"ムーンライトセレナーダー"ょ。何でもお答えスルわ」

「録音しても構わない?」

「え?困ります」

「ケチ。でも、もう録っちゃってるし…先ず貴女は何処から来たの?」

「私の故郷は…」

「超古代文明でしょ?」

「ピンポーン。大当たり。大陸が太洋の底に沈む前に、両親がアキバに送り出してくれたの」

「え?池袋のコスプレカフェから流れて来たンじゃナイの?」

「ソレは、パラレル異次元のお話」←

「なぜ今頃現れたの?」

「今頃?どういう意味?質問の意図がわからない」

「ナゼ今になって、急に人助けを始めたの?秋葉原無差別殺傷事件の時とかは、何をしていたの?」

「ヲタクになる心の準備をしてました」

「結婚と出産の予定は?」

「テリィ様にもそんな質問をスルの?」

「え?テリィたんが黒幕なの?」

「あ!話は終わりよ。では、御機嫌よう」


窓から(慌てて)バタバタ飛び出す物音。


「あ、待って!ねぇ!そうやって、空を飛んでない時は、何してるの?おーい!メイドバーとかで働いてるのぉ?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ソコは、僕達のアキバの溜まり場で、名前はサンドウィッチだけどチリドックが美味い。

ユーリ店長が、六本木で修行中にセネガル人のコックから盗んだレシピのチリが絶品だ。


でも、その絶品チリを食べない女子もいるw


「ありがとう、ユーリ店長」

「ミユリさん、毎日コレ食べて、何で太らないかなー?」

「パラレル異次元人なので」←


だから…何だ?


全然ジョークになってないょと思いつつ、ブリュレロールを平らげる彼女をジッと見る。

あ、ブリュレロールはユーリ店長が原宿クレープ(古いw)の2匹目ドジョウを狙う新商品w


「あ、テリィ様。どうしてココに?」

「マチガイダ限定の美味しいコーヒーを飲みに来た。つまり、パーコレーターで淹れた、出涸らしコーヒーのコトだけど」

「え?すごく面白い」


ココでミユリさんが文字通り大爆笑し…余りの爆笑に店内の注目を一気に集め僕は赤面。


ソコへ 店にサリアさんがやって来る。

彼女はスマホTVのプロデューサーだ。


「あ、サリアさん!テリィ様を覚えてる?私のTO(トップヲタク)

「あら。極秘の宇宙人退治は順調?」

「うーんw余り極秘になって無いコトが頭痛の種ナンだ」


僕がミユリさんの方を見たら…彼女は否定。


「私じゃナイですょ」

「私も口は堅いわ(マスコミにしては)」

「おいおい。僕の"推し"の秘密は、全員で守って欲しいンだょな」

「もちろん。御主人様」

「当然だわ、テリィたん」

「限りなく心配だwま、とにかく今日は午後から千葉出張だから、コレで失礼」


ところが、僕が去るや、サリアさんはミユリをからかい始める。根がゴシップ大好き女w


「何ょ?」

「ミユリさん。テリィたんのコト、好きなのね」

「やめて。ソレと彼の事はテリィ様とお呼びして」

「嫌ょ」

「ソレと、リアルでは彼はJust Friendsだから」

「でも、アキバでは大事な御主人様ナンでしょ?ウットリした目で彼を観てるモノ」

「真面目な話、軽々しくふたりの仲は明かせない。知る人が少ないほど、私達の仲は安全なの」


ソコへ、画像に気づいたユーリ店長がマチガイダの壁掛けTVのボリュームを目一杯UP。


「驚愕のニュースです!スマホTV局"ワラッタ"の特ダネ!"ヲタッカーズ"リーダーの"ムーンライトセレナーダー"に恋人発覚です!」


呆れた顔でミユリさんがサリアさんを見る。


「サリアさん?」


サリアさんは、ドッグを頬張り知らんぷりw


ソコへ傍目にはゲーセンのコスプレ姉ちゃんにしか見えないが、実はアキバ防衛秘密組織"ジャドー"のエリザ司令官が入ってくる。


さすがマチガイダはアキバの人間交差点だ。

入れ替わり立ち替わりヲタクの往来がアルw


「ミユリさん。よくインタビューなんか受けたわね。何を話したか知らないけど、マズくない?」

「ソレが…話す気なかったのにポロっとハメられて。この人"リアルの裂け目"から来た怪人顔負けょ。超告白インタビュー怪人だわ」

「恐ろしくパッとしない怪人ね」

「ミユリさん」

「なぁに超告白インタビュー怪人さん?」

「何はともあれ、今日は記念すべき日なの!"ワラッタ"がデイリーヲタネットを完全に出し抜いた記念日なのよっ!」

「はいはい。この後、恐怖の特ダネ発表があるのでしょ?ねえねえ。"ワラッタ"には、悩めるスーパーヒロインの気持ちを慮る報道自粛ムードって皆無なの?」

「モチロン無いわ。いつだってBulletproofよ」

「防弾チョッキ?」

「いいえ、コーヒーの話。バターとココナツオイル入りの"防弾コーヒー"で脳を活性化させるの。1時間毎に買って来て。安っぽいパーコレーターの出涸らしコーヒーの毒素は、私から想像力と気力を奪う。今の私には、両方とも必要よっ」


勝手にズカズカとキッチンに押し入り、呆気にとられるユーリ店長を押し退けて、パーコレーターの中のコーヒーをシンクに捨てる。


MOTTAINAI。美味しいのに←


「さぁ!今から"ヲタッカーズ"の傑作暴露記事を描くわ!あぁ筆が鳴る」←

「TVプロデューサーが自分で記事を描くの?」

「私の中の記者魂が火がついた。マスコミ人としての基本的な資質だもの。そして、私にはネタをモノにスル才能がある。明後日、ウチの月刊誌の特別号を発売するわ」

「え?雑誌?"ワラッタ"ってTV局ょね?」

「私の野望は"ワラッタ"をローカルなスマホTV局からワールドワイドなメディアに変身させるコト。私にはソレが出来る…と逝うか私にしかソレは出来ない」

「"秋葉原メディアの女王"になるつもり?」

「YES。手始めに雑誌よっ!セレブの衝撃告白ばかりを載せる他社の雑誌を吹っ飛ばす"ヲタッカーズ特集"を組むわ!ソレは"ワラッタ"がワールドワイドメディアへスタートを切る号砲となる。コロナに配慮しつつ、盛大な記念パーティーを開きましょう!高層タワー最上階の立派な会場を押さえて…そーよ、ミユリさんの御屋敷を貸切よ!」

「えっ?ウチ?助かるわ!実はコロナで売上が…」

「そう思うなら、ミユリさん!ユーリ店長を何とかして。髭が目障りで気が散って記事が描けナイのっ!」


数分後、ミユリさんは最高の笑顔を浮かべ揉み手しながらユーリ店長に擦り寄っているw


「ユーリさん、お願いがあるの…」


第2章 その女、リアクトラ


廃工場に棄てられた壊れ掛けのTVが喚く。


「…聖地アキバのメディア界は、この話題で持ち切りです。スマホTV局"ワラッタ"が放つ"ヲタッカーズ"の独占記事!ヲタクなら誰もが抱く疑問に答える、最初にして唯一のインタビュー!彼女達は何者なのか。目的も含め明かされます。そして、華麗なる男遍歴も…」


女は呻く。


「男遍歴?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


アキバ防衛秘密組織"ジャドー"司令部。

場所を変えエリザ司令官が未だ絡んでるw


ミユリさんをネチネチ攻撃中←


「しかし…インタビューなんて正気なの?」

「インタビューじゃなくて、個人的な会話が流出したって感じ?」

「次は暴露本?リアリティー番組とかにも出ちゃうワケ?」

「あらら…もしかして怒ってる?」

「どうかしら。そこが難しいトコロ」

「とにかく!どうしてインタビューなんか」

「…テリィ様に頼まれて」

「あ、なるほどね」

「でも、私のためでもアル。時々"ヲタッカーズ"の存在意義がわからなくなるの。マスコミと話せば何かつかめるかなって」

「自分が何者か悩むのは、みんな同じよ。でも、貴女なら必ず答えを見つけられる」


ソコへゲーセン全体にアラートが鳴り渡る。

あ、ココはパーツ通り裏のゲーセンなんだ。


日中、司令部はゲーセンにカモフラージュw


「こちらコンピュータ衛星"シドレ"。アキバに"リアルの裂け目"発生。コード7」

「"ジャドー"司令部より"ジャドー"全ステーション。第1級非常態勢。繰り返す…」

「現場は?」

「首都高1号上野線です。強烈な時空震が発生し、高速道路上で玉突き事故が発生。警察と救急が急行中。"リアルの裂け目"反応を探知」


衛星軌道からの赤外線画像が近くの液晶画面に転送される…首都高が赤黒く炎上してるw


「緊急展開部隊、出動!ミユリさん…あら?もういないw急いで!現場には"ヲタッカーズ"より先に到着してっ!」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


しかし、またも"ヲタッカーズ"が先着w


「ありがとう"ヲタッカーズ"!横転したバスの運転手が未だ中にいる」

「路上にガソリンが漏れ出た。電装の火花が飛ぶだけで大爆発の恐れがある。救助活動は火気厳禁で頼む」

「じゃミユリ姉様の電撃は封印ね。マタハのロケット噴射も無理ぽ。うふ。妖精さんの出番?」

「頼むわ、エアリ」


"ヲタッカーズ"の妖精担当エアリが背中の羽根を広げ横転したバスの窓から中に入る。

何もかもが横倒しになって混沌とした車内で

微かに助けを求める声がスル。負傷してる?


「…助けて。誰か…」

「大丈夫!助けに来たわょ!」

「脚が…」


車内を這い進んだエアリが運転席にメリ込んだ運転手を救出、フロントガラスを割って脱出、待機していた神田消防(アキバファイア)の救急車へ運ぶ。


ストレッチャーに載せられた運転手は空中のエアリに手を振って救急隊員も拍手を送る…


ところが、次の瞬間…


巨大な赤い火の玉が飛来しエアリを直撃!

彼女を飲み込んだママ彼方へと飛び去る!


「あ!アレは誰だ?」


青空に開いた真っ赤な"リアルの裂け目"からボディスーツを着た怪人が降り立つ。

黒にイエローのアクセント入りのボディスーツ。カラダのラインから見て…女子か?


「何者なの?」

「私は…"リアクトラ"」

「何が望み?」

「日本のスーパーヒロインに苦痛を与えたい。全てを失う喪失感を味わわせるの。先ずは"ヲタッカーズ"からょ」


怪人のタワワな胸(やはり女子だw)の谷間で大きなランプが真っ赤に萌える。

すると、周囲を飛ぶ原子?が速度を増し次の瞬間怪人の腕から火の玉が飛ぶ!


「あ、バカ」

「"ヲタッカーズ"死ぬが良い!」

「じゃなくてガソリンが…」


どっかーん!


首都高1号上野線が爆発炎上、現場の警察、消防、ヒロイン、怪人は全員が真っ黒焦げ…


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


再びアキバ防衛秘密組織"ジャドー"司令部。


「あの怪人は"リアクトラ"です。数年前、ナタンツで目撃されてます」

「ナタンツ?」

「イランの核施設です。本件は、2019年の半島に対する高純度フッ化水素の輸出許可切替とも関係スル案件です」

「何?あの核開発に必要不可欠な日本製の高純度フッ化水素をイランが半島経由で手に入れていたとされる案件か?」

「YES。"瀬取り"の現場を押さえに飛んだ自衛隊哨戒機が半島海軍の駆逐艦からレーザービーム照射を受けた案件です」

「すると"リアクトラ"は、ナタンツでの核事故か何かの結果、生まれた怪人というコト?」

「事故の有無も含め、詳細は調査中」

「しかし、馬鹿げたネームね。アラビアンナイトじゃあるまいし、誰がつけたの?」

イスラエル諜報特務庁(モサド)

「え?イスラエルも絡んでるの?」

「"リアクトラ"は、ナタンツでモサドの特殊部隊を一瞬で全滅させてます。そして、理由は不明ですが、日本の大和撫子系スーパーヒロインに対し激しい憎しみを持っている…彼女を食い止める作戦は?」

「ナイわ」

「ナイ?どーゆーコトですか?緊迫スル中東情勢への配慮?」

「正体は不明ながら、彼女は人間ょ。つまり私達"ジャドー"の管轄外だわ」

「ええっ?彼女は"リアルの裂け目"と共に現れ、空を飛び、核の火の玉を発射してるのですよ?立派な怪人でしょ」

「高度な生体医学技術が生んだ、あくまで人間。人間まで相手にスルと"ジャドー"の存在が社会に露見するリスクは飛躍的に高まる」

「でも、このママでは秋葉原の平和が脅かされます。放っておけません」

「では"ヲタッカーズ"に頼みましょう。彼女達は、自由と正義と秋葉原のために戦う。確か首都高1号上野線は秋葉原のハズだわ」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


またまたマチガイダ@サリア執筆中。


「サリアさん!例のパーティーの件、進んでる?ウチの貸切はいつでもOKだから…ゲホゴホ」

「まぁ!ミユリさん真っ黒焦げじゃない?Xmas前の煙突掃除?しっ!静かに。聞こえる?」

「虫の声?」

「通気口からCIAの甲高い笑い声が聞こえて考えがまとまらないの。私は盗聴されてる。記事ナンか書けないわ」

「何も聞こえないけど」

「実は記事が描けなくて煮詰まっちゃって、気が変になりそうなのっ!とにかく!ユーリ店長に通気口を点検させて」

「わかったわ。ユーリ店長…あら、髭剃ったの?で、サリアさん。パーティ当日の前菜ナンだけど…」

「ミユリさん。私は今、ワールドワイドメディアへの重い扉をこじ開ける歴史的な記事を描いてるの。つまらん飲み物などで邪魔しないでくれたまえ」

「あら。そのセリフ、デスラー総統の声でもう1度お願い」


と返してから、ミユリさんはグッと声を落としサリアさんの旦那のスズキくんに耳打ち。


「スズキくん。彼女、かなーり気が立ってルンですけど」

「記事の執筆中はいつもですょ。だから、若い連中は休暇、僕も近づかないコトにしてルンです、ベッドには」←

「そっか。じゃほっとこw実は首都高で変な怪人が暴れた関係で今宵の仕込みが未だなの。急いで御屋敷に戻らないと開店に間に合わないわ。ソレと…人も待たせてるし」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


果たして、御屋敷に戻るとカウンターにPCを並べた女子がいる。ハッカーのスピアだ。


因みに、彼女は僕の"自称"元カノ会長w


「最先端モデルのPCよっ。触らないで!」

「"ヲタッカーズ"のためにココまで?」

「テリィたんのタメなら…」

「早速任務ょ。あの首都高に現れた火の玉女子は何者?」

「政権のデータベースをハッキングしたら情報があった。コードネームは"リアクトラ"。正体は不明。各国のスパイや特殊部隊と何度も戦ってるみたい」

「彼女が発射する、あの高濃度の火の玉は何?」

「核エネルギー。胸のプレートがミニ原子炉になってて、空も飛べるみたい。早速、放射線値の変化を知らせるアルゴリズムを作ったわ。コレで彼女を見つけられるかも」

「見つけたら?」

「そりゃ、貴女達が退治するンでしょ?大和撫子系スーパーヒロインを倒しに来日したみたいょ?ソレとも万世橋(アキバポリス)か"ジャドー"に通報スル?」

「連中に助けを求めるなんて出来ない。"ヲタッカーズ"が弱味を見せたら、このアキバは、未来永劫"リアルの裂け目"から来る怪人の標的にされてしまうわ」

「でも、ジュリはミユリ姉様の身を心配してた。気をつけて」

「気持ちは嬉しいわ。でも"ヲタッカーズ"の辞書に安全と逝う文字はナイ」

「カッコイイ!頑張れ"ヲタッカーズ"!」

「実は、私自身"ヲタッカーズ"であるコトの意味が、やっとわかりかけて来たの。ヲタクの味方じゃナイ。ヲタクなの。一般人(パンピー)には頼らズにヲタク自身が闘い、その結果で評価されたい」


ジュリは溜め息。


「頑固なのは…血筋?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


天才ラズー博士率いるアキバのスタートアップ"ゼロ社"のヘッドオフィス。

旧万世橋駅の地下にあり、東京メトロの線路から引き込み線が敷かれている。


今、その引き込み線上に、明日の公開試験を待つばかりの"地底弾丸特急"の試験車両。


「子供の頃、白とオレンジに塗り分けられた地底超特急のオモチャが大好きだったの。新幹線はソレだけで断然カッコ良いけど、色がイマイチね。オレンジで塗り分けて!そして、速度は時速500キロに」

「3年かけて時速450キロに達し、試運転は明日ですょ?」

「電源に新電力ではなく、原子力を使えば?ソレで時速500キロは出るでしょ。でも、カースに頼むわ。貴女はクビ」

「え?ウソォ…」

「クビょ。さ、みんな。引き続き頼むわ。あぁ地底弾丸特急でアキバは一変する。ヲタクにクリーンな交通手段に乗り換えてもらいましょう。行き先は未来ょ。だから…」


その時、地下ラボの天井が崩れ、舞い上がる粉塵の中に怪人…"リアクトラ"だ!

ラボのセキュリティが短機関銃を構えて突進スルが核の火の玉を喰らって大炎上w


「どうも。人を探してるの。核分裂の専門家ナンだけど、誰かいない?貴女はどう?」

「ストップ!大丈夫よ。みんな落ち着いて。大丈夫、暴力はヤメて!」

「じゃとりあえず、この人を借りて行くわ。後日の返品交換には応じてね」


"リアクトラ"がマスクを取る。すると、下から放射能に焼け爛れた顔が…と思ったら!

何とヤタラと美白で赤ちゃんみたいなツルツル美肌の女子出現!美女だょ!合コンOKw


すると、美女と確認が出来たせいか、ラズー博士が歩み出て"リアクトラ"の前に立つ。


「貴女に必要なのは天才でしょ?カースはカスょ。私を連れて行けば?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


全国をTVニュースが駆け巡る。


「本日未明、秋葉原のスタートアップ"ゼロ社"が怪人"リアクトラ"に襲撃され、同社CEOのラズー博士が誘拐されました」

「博士が拉致されて既に24時間が経過。その安否は、今もって不明です」

「このため、本日予定されていた"地底弾丸列車"の公開試験は中止となりました」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


再び"ジャドー"司令部。


「軌道上のコンピュータ衛星"シドレ"から首都高1号線の事故現場を精査分析させたトコロ、核エネルギーの種類が判明しました。動力源はトリウム232。これが入手できる施設は…」

「ナタンツか」

「YES。イランにおける核開発の中核施設です。今年7月、恐らく破壊工作によると思われる火災事故が発生、幸い重大事故化を免れ、テヘランは救われたが、施設に放射線が充満し、犠牲者が出たとの未確認情報があります」

「その核事故を生き延びた誰かが"リアクトラ"を名乗ってる?」

「彼女は事故で放射能を浴び怪人になったのか」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


"リアクトラ"のアジトの廃工場。

拉致されたラズー博士が悪態つく。


「ウチのヘルパーさんを呼んで掃除させても良いわ。ピカピカになるわょ?」

「壊れたスーツ、何処が悪いかわかる?」

「中性子の速度を落とす減速材が壊れてる。ソレと…貴女が異様に健康wヤタラお肌がツルツルだしホルミシス効果で免疫細胞が活性化してる。被曝量は?」

「…実は致死量の数倍オーダーで超えてる」

「ねぇ私の地下ラボで、カラダを色々調べてみない?」

「被爆国民のモルモットになる気は無いわ。とにかく!このスーツを修理して。さもないと貴女を…」

「わ、わ、わかったわ。トリウムとセシウム137が必要。あと"防弾コーヒー"。パーコレーターじゃダメょ。あんなのコーヒーじゃナイから」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


再びマチガイダ・サンドウィッチズ。


記事を描き上げ、放電中のサリアさんの下へミユリさんがゲラを片手に駆け込んで来る。


「サリアさん!"ヲタッカーズ"の記事の校正が終りました」

「ミユリさん、ありがと。貴女が良かったと思う点を教えて」

「そうですね…先ず、素晴らしい文章です。ジャーナリストのお手本のような文章だわ」

「ミユリさん」

「ハイ?」

「声が少し上ずったわね。躊躇いと動揺、加えて葛藤が感じられるわ」

「げ!バレたか。記事のトーンが…少し意地悪なの。この記事の見出しとか。"まさにミレニアル世代のヒロイン"とアルけど"ヲタッカーズ"は年齢不詳のコスプレ集団のハズなのに、なぜミレニアル世代と断定スルの?」

「もし違うなら、絶対みんな整形してると思うの」

「あ、あはは…実は、次の"ミレニアル世代の短所を体現"でも似たテイストがw真面目だけど目的意識に欠け、中身のナイ話に耳を傾ける、とアリます」

「実に、的を得た指摘ねぇ。耳が痛いわ」←

「あのぉインタビューの内容(前章冒頭w)をねじ曲げてませんか?ホボ捏造レベル?」

「あら、話を整理しただけょ。現実は厳しいの。とにかく!彼女は、次の脅威に直面したら、必ず誰かに助けを求めるハズ。ミレニアル世代の子が困ると親に泣きつくように」

「違うカモ…」

「なぜわかるの?」

「きっと彼女が伝えようとしているコトは、こうだと思います。つまり、困った時にヲタクは神田明神に祈るけど"ヲタッカーズ"にも頼って欲しいって。"ヲタッカーズ"は、アキバ発のスーパーヒロインなの。でも、未だ実績がナイだけ。でも、いずれわかります…あ、あら?電話だわ。出なきゃ。失礼」


"ジャドー"のエリザ司令官からだw


「ミユリさん?"リアクトラ"のアジトを見つけたわ」

「えっ?どうやって?」

「チェルノブイリでメルトダウン後、大量に発生した黒カビを知ってる?コンピュータ衛星"シドレ"に衛星軌道から探させたら、外神田の廃品置き場で群生を確認した。でも"リアクトラ"は人間女子だから"ジャドー"は手を出せない。"ヲタッカーズ"は出れる?」

「もちろん!」

「ミユリさん、ちょっち待って。ラズー博士の救助に絞って"リアクトラ"には構わないで欲しいの」

「ソンなコト逝っても、彼女は核の火の玉をボンボン撃ち込んで来るのょ?ソレを避けながら博士だけ連れ帰れって…」

「"リアクトラ"は宇宙人じゃない。人間女子なの。しかも、心に傷を負ってる。恐らくだけど」

「ナタンツの話は聞いたわ。彼女は、日本から半島経由で密輸された高純度フッ化水素を使用した核開発中の事故で怪人化したのでしょ?…でも、明らかに逆恨みょね?」

「なるほど。ソレで"リアクトラ"は大和撫子系のスーパーヒロインばかりを狙うのか」

「知らなかったの?とにかく!私は"リアクトラ"と話してみるわ」

「拒否されたら?」

「その時は"稲妻キネシス"をお見舞いして…」

「ミユリさん!」


第3章 "ヲタッカーズ"vs"リアクトラ"


外神田の廃品置き場は、廃品を置く倉庫自体が廃倉庫だw

壁はヒビ割れ、窓ガラスは割れ、中に入ると昼でも暗い。


ミユリさんは"ムーンライトセレナーダー"のコスプレで、呼吸を整えてから中に入る。


「"リアクトラ"!話をしに来たの。貴女の正体はわかってるわ。私は独りょ」


広い倉庫の中に、いくつか廃品の山がアル。

奥の方の山の前に手足を縛られた白衣女子。


ラズー博士だ。


「"ムーンライトセレナーダー"?意外と小柄なのね」

「余計なお世話。"リアクトラ"は?」

「消えたわ。私がスーツの修理を終えたら」


次の瞬間、核の火の玉がミユリさんを直撃!

火の玉ごと、廃倉庫の壁に叩きつけられるw


ラズー博士が絶叫!


「逃げて!"ムーンライトセレナーダー"」

「待って"リアクトラ"。貴女は、復讐なんか望まないハズよっ!お願い!話し合いましょう!」

「ナタンツの事故で、私はフィアンセを失った。日本製の高純度フッ化水素のせいでね。だから、私は日本からヲタクを奪ってやるのさ!」


あくまで話し合いに来たミユリさんに襲いかかる"リアクトラ"。

殴り合いの末、あっさり押し倒してマウントを取り残忍に微笑む。


「このパンチで地獄に落ちな」


セパレートタイプでノーガードの腹に重いパンチを次々撃ち込む。

もはやミユリさんは四肢を広げ痙攣、白目を剥いて悶絶スルのみ。


「大和撫子スーパーヒロインを倒して秋葉原も破壊スル。ナタンツの恨みを晴らすわ」


"リアクトラ"の周囲を飛び交う原子が速度を増し、ソレに従い彼女の腕が光り輝いて…


"核の火の玉"の発射準備だw

この距離でミユリさんを直撃?


死んじゃうょ!


必死で引鉄を引くと、肩に担いだフリーガーファウストから9発のロケット弾が時間差で斉射され"リアクトラ"の背中に次々命中…


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ミユリさんが目を醒ます。


「落ち着いて、ミユリさん。take it easy」

「テリィ様?ココは何処?」

「"ジャドー"のメディカルセンターだ。大丈夫だょ。気を失ってた。数時間ほど」

「"ジャドー"の?あの廃倉庫に"ジャドー"が来たのですか?エリザ司令官達は今、何処に?」

「アジトから逃げた"リアクトラ"を探してアキバ中を捜索してる」


ベッドサイドTVがニュースをやっている。

"ラズー博士、無事生還"の文字が踊る。


「"リアクトラ"をはじめスーパーヒロインは危険です!私は、無事だったから良かったけど…ホント命があってラッキーだったわ。このママでは、きっと秋葉原は廃墟になってしまう!」


ラズー博士のインタビューを呆然と見詰めるミユリさん。僕の方を向いて…詰問wスル。


「どうして、廃倉庫に"ジャドー"が現れたのでしょう?」

「まぁもともと彼等のコンピュータ衛星が見つけたアジトだしね…」

「テリィ様がお呼びになったのでは?」

「ま、まさか。ってか、僕が現場に着いた時はもう…あわわっ!」

「私は、あの場に話し合いに逝ったのです。ソレをみんなしてロケット弾とか打ち込んで…」

「ミユリさんを護ると約束したんだ」

「誰に?」

「神田明神」←

「…ピンチの時に助けてなんて、頼んでません。もっと"ヲタッカーズ"を信じてください」

「信じてなければココにはいないょ。怒らせたのは悪かったけど…ミユリさんがいなくなってしまうよりマシさ」

「護ってくださったコトは感謝しています。でも、コレではダメなのです。私は、ヲタクを助けるためにアキバに来た」

「いいや。生きるために来たンだ」

「"ヲタッカーズ"は、ヲタクを助ける使命を負っています。ヲタクに助けてもらったのではスーパーヒロインになれません」

「そうだょ。でも"ヲタッカーズ"の物語は、未だ始まったばかりだ。アキバを救う日は必ず来る。ソレは…もしかして、今宵カモ」

「今宵…あ!どうしましょう?パーティがもう始まってます。全部、核の火の玉で黒焦げにしてしまって…パーティに着て逝く服が無いわ」

「そんなコトだろうと思ったから"ジャドー"のメイド服を借りて来たょ。必要ナイとは思うけど、ムダに"防弾(バレットプルーフ)"仕様」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


御屋敷(ミユリさんのバー)は、アキバを睥睨スル超高層タワーの最上階にある。

日が暮れると、窓の下遥かに電気街のネオンが明滅し出す。


今宵は優雅なカクテルパーティ会場に変身。


「ミユリさん!ゴマかしても無駄。ダメじゃないの、大事な出版記念パーティに遅刻しちゃ」

「ごめーん。でも、事前の準備が完璧だったせいで…わぁ!素敵なパーティねっ!」

「で、私の記事が載った雑誌は何処?記念品として配るための雑誌は?」

「あぁそうだったわ、雑誌ょね?雑誌!」


いきなり、ミユリさんが僕の方を向くw

今こそ言い逃れの天才の本領発揮の時?


「今"リトル広東"で産業用ロボットを使いサリアさんのサイン入り雑誌に大量生産してる。ミユリさんは、そのプログラミングで遅刻したンだ」

「まぁ!ありがとう!私も、ソレを頼もうと思っていたトコロよっ!」←

「サリアさんの芸術的なサインをプログラムに落とすのには苦労したょあはは…」


御主人様とメイド長がヒソヒソ話w


「ありがと。テリィ様、また借りが出来ましたね」

「じゃ今すぐ借りは返してょ。僕と踊って」

「喜んで」


一方、サリアさんは新しい喧嘩相手を発見←


「あーら、ラズー博士。拉致からの解放直後にパーティーに御出席とは驚きね」

「おやおやサリアさん。私は、エベレストで雪崩に遭遇した直後にタブレットの新製品をヒットさせた女ょ。拉致後のパーティなんてお茶の子サイサイ」

「スタートアップCEOらしくキメてるわね。地下鉄オモチャの方は脱線中?」

「ソンなコトより教えてょ。どうやって"ヲタッカーズ"にインタビュー出来たの?」

「私に力があるから、向こうから会いに来たわ。あら、もうこんな時間。真に力がある者は、自分のパーティーも中座するのょ」


サリアさんを呆然と見送るラズー博士の鼻先をかすめて、僕とミユリさんが華麗に踊る。


「良かった。さっきはミユリさんをホントに失うンじゃないかと怖かった」

「大事に思って下さるのは嬉しいの。でも、自分で道を切り開くから見守っていて。いつかヒロインになれると信じて欲しい」

「ミユリさんは素敵だ。自ら危険に飛び込む勇気がアル」

「…危険な恋に飛び込むのに慣れてるから」


ミユリさんが目を瞑る…キスのおねだり?

ところが、ココで飛び込んで来たモノは…


「"ヲタッカーズ"は何処にいる?」


"リアクトラ"だょ!バカ野郎wあ、女か?

厚い樹脂ガラスを粉々に砕き乱入して来るw


アチコチで悲鳴が上がる。

パーティは、滅茶苦茶だw


「着替えて来ます。今度こそテリィ様は無茶なマネしないで!」

「そりゃどーかな。約束出来ないゃ」

「貴女の原子炉スーツを直したのは私よっ!見逃して!」


最後の悲鳴は、腰を抜かしたラズー博士で"リアクトラ"は彼女に襲いかからんばかり。

原子炉スーツの秘密を知った博士を殺す気?ココで"ムーンライトセレナーダー"登場w


ラズー博士が情け無い声を上げる。


「ありがと!今度"ヲタッカーズ"をボディガードに雇おうかな?」

「残念。売約済みょ。早く逃げて!」

「そうスルわ!」


腰を抜かしたママ後ずさりして逝くw


ミユリさんは"ムーンライトセレナーダー"のコスチュームで登場。

廃工場の闘いで真っ黒に焦げたハズだが、元々黒なので目立たない?


「イランから来た原子炉怪人"リアクトラ"!女として同情はするけど、貴女は刑務所逝きよっ!」

「いずれはね。しかし、その前に大和撫子系スーパーヒロインを1人でも多く倒す!」

「危ないっ!」


"リアクトラ"の周囲を飛ぶ原子がスピードアップするや、腕から核の火の玉を発射!

御屋敷を焼かれたミユリさんは怒り心頭だが核の火の玉を乱射されて手も足も出ないw


「"リアクトラ"!僕は"ヲタッカーズ"の黒幕のテリィだ。僕が死ねば彼女達は傷つく。僕を狙え!」

「バカなコトを逝わないで!テリィたんを女と闘わせるワケには逝かナイわ。私達が相手よっ!」

「何っ?妖精とロケット兵だと?」


割れた窓の外に背中の羽根をはためかす妖精のエアリ、ロケット噴射するマタハが登場。

"リアクトラ"の注意を引きつけ、自由に飛び回り、核の火の玉を次々とかわして逝く。


助かったょ命拾いw

実は怖かったしな←


"リアクトラ"の関心が窓の外を向いてる内に、もはや恥も外聞もなく四つん這いのラズー博士がミユリさんに戦略的なアドバイス。


「"リアクトラ"を倒すには、彼女の動力源がキーアイテムょ。彼女の原子炉スーツの胸の谷間に挟まれたパワーコアはプルトニウムの塊なのっ!」

「そんなモノを胸で挟めるなんて、ドンだけ巨乳なの?」

「突っ込むトコロ、ソコ?とにかく!外せば動力は停止スル。でも、谷間から出した途端にメルトダウンが始まるわ」

「アキバが第2のチェルノブイリとなるのを防ぐ方法は?」

「パワーコアを取り出す前に鉛で覆うしかナイわ」

「鉛で?」


ミユリさんは、無惨に焼け焦げた御屋敷を見回し、彫刻の銅像を見つけて電撃で溶かす。


「"リアクトラ"コッチよっ!」


振り向く"リアクトラ"に電撃を見舞って怯ませ胸に溶けた鉛をw

さらに、谷間に手を突っ込んで力任せにパワーコアを引き千切る!


その瞬間"リアクトラ"は驚愕の表情を浮かべたが、力を喪失し、その場に崩れ落ちる。

彼女の周囲を飛び交う原子が徐々に動きを止め、コアを失った谷間が弱々しく明滅スル。


「テリィ様のバカ!殺されていたカモ」


僕に駆け寄るミユリさんは涙目だ。


「いや。僕はミユリさんを信じてた」


第4章 素顔のママで


「エアリ。マタハ。ありがとう、2人とも。肝心な時に駆けつけてくれたわね」

「そりゃそーょ。私達は"ヲタッカーズ"だモノ」

「どうやって今回の勝利を祝いたい?」

「どうぞ姉様は、姉様を誰よりも笑顔にしてくださる方と御一緒に…そうそう。雑誌のインタビュー記事、拝読しました」

「ヒドい描かれようでしょ?」

「でもね。スゴい練られて描かれてる。コキ下ろしながらも敬意が払われてる」

「そ、そぉかしら?」

「あ、ヲタクに対して、ですょ!"ムーンライトセレナーダー"はコキ下ろされっ放しw」

「ヒドい!喰らえっ!」

「わ!姉様、クッション投げないで!」

「見事に顔面キャッチね!」

「…姉様、もっと自信を持って。私達、一般人(パンピー)には出来ないコトをやってる」「…そうね。ソレに一般人(パンピー)の助けは要らないけど、ふたりの助けは必要だわ」


エアリとマタハは顔を見合わせうなずく。


「いつでもQUEください、ミユリ姉様」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


その夜。すっかり深夜になって、僕とミユリさんはヤットふたりぽっち。


「テリィ様。今宵はメイド長から1杯、奢らせていただきます」

「素敵だな。でも生憎、ちょうど御主人様から1杯誘うトコロだったンだ」

「…はい。では、着替えて参ります」


あ、コスプレのママが良かったのにw



おしまい

今回は海外ドラマでよくモチーフになる"核事故が生んだ怪人"を軸に、原子炉スーツの怪人、原子炉スーツの秘密を握る博士、メディア女王の座を狙う記者、アキバ防衛秘密組織の司令官などが登場しました。


海外ドラマで見かけるNYの都市風景を、コロナ第3波に直面する秋葉原に当てはめ展開しています。


秋葉原を訪れる全ての人類が幸せになりますように。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ