お母さんと専属メイドとお風呂!2
「幸ちゃん、髪洗うからね~」
そう言って、俺の髪を後ろから洗い出す母さん。まずは、水で、俺の髪と頭皮の汚れをできるだけ落とす。
なんか背中に柔らかくて、先端が硬く突き出ているものが、押し当てられているが、気にしない。これは、決して胸じゃないんだ!これは、他のなにかだ!
それに、顔はユリさんの、柔らかい指先が俺の顔を洗ってくれている。本当に柔らかい。細い指先が顔を撫でてくるのは、すごくむず痒い。目を開けると、ユリさんの美しい裸体な見れるが、それはしない。俺の理性が保つかわからないから。でも、やっぱり目は開けたい!でも、ダメだ!
そう思いながら、現実逃避をする俺。そうしないと、精神とムスコが爆発するから。母さんの双丘とユリさんは、恐ろしい兵器だ。
そんな俺の気持ちも知らずに、母さんは俺に話しかける。
「幸ちゃん。シャンプーで髪の毛洗うときは、爪立てちゃダメだからね!」
爪を立てないように、指で俺の頭をマッサージするように、優しく洗ってくれる。そして、その後シャワーで、シャンプーと汚れを一緒に落とす。
「わぁ。幸ちゃんの髪は、長いのは知っていたけど、こんなに綺麗な色だったなんて...」
「っ」
耳元に囁くように言われる。言葉自体は、なにも問題がないのだが、そんなことをされると反応してしまう。あと、男の俺に髪が、綺麗と言われるのは、なんか変な気分だ。まぁ、悪くないけど。
母さん。あなたは、対男性精神破壊機械だ。いや、本当に。
俺は、勤めて冷静になろうとする。
「うん。髪を切る機会がなかったからね。この際切っちゃおうかな?」
「いや!それは勿体ないよ!私が手入れするから、長いままにしよ!」
そう母さんに言われるが、切らないのはなぁと思う俺だ。だって、生まれてから、一度も髪を切っていないのだ。もう、腰を通り越して、足首程まである。
今までは、そんなの気にする余裕とか、なかったからほっといていたけど、さすがに、切ることができるなら、切りたい。せめて、もっと短くしたい。
「母さん。さすがに、今のままは長すぎるから、短く切らせてよ」
「ダメ!今のままでいなさい!」
そう言われるが今回ばかりは、言うことを聞けない。
「せめて、肩ぐらいまではきらせてよ」
「じゃあ、膝の裏ぐらいまでならいいよ」
「いいや、それはダメだ。俺の髪だから、自分で長さは決める」
「いいじゃん!幸ちゃんのケチ!」
こんな感じで話し合い(言い合い)が進み、最終的にお互いの意見の中間あたりの腰までに、決定した。今回は、頑張ったぞ俺。切るのは、時間がある時に美容院にいくそうだ。
「俺の髪って何色なんだ?母さん」
「エメラルドグリーンだよ!凄く綺麗だね!」
自分のことのように、話す母さん。
「へぇ。そんなに?」
「うん。目を開けて確かめて見たら?」
そう言われ、髪を手で取って目を開ける。そこには、エメラルドグリーンの綺麗な髪があった。でも、触り心地は、ケアしてこなかった分、悪い。つい、目の前にいる、ユリさんの金色の髪を触ってしまう。
サラサラで、枝毛などもない。手入れのされている、綺麗な髪だ。
「ユリさんの髪は、綺麗でサラサラだなぁ。触ってて心地いい」
「えっ!なんで、感触が分かるんですか?!」
「幸ちゃん。なにしたの?」
2人が俺に聞いてくる。
「え?触ったからに決まってるでしょう。他に理由が?」
2人は、お互いの顔を見合った後に、俺の前に来てしゃべりだす。俺に聞かれないように、静かな声で。
目の前に裸体の女性が2人いるのは、新鮮だなぁ。かわいくて、低身長の母さんと高身長で、綺麗なユリさんは、ベクトルが違うので、並ぶとよりいい。でも、胸は両方大きいんだよなぁ~。やばい。超いいんですけど。
そんなことを自然に考えていた俺。
は!?俺なにしてんの?女性の裸体をなんの疑問も持たずに、見るなんて!
俺は、すぐに目を閉じて冷静になろうとする。精神統一、精神統一だ!立たせるんじゃない!冷静になれ!
そうしていると、ユリさんに声をかけられる。
「幸様。顔の汚れを落とすので、目を閉じててくださいね」
そう言われ、顔にお湯がかかる。顔から色んな汚れが落ちるのがわかる。そして、お湯を流し終えて、顔がサッパリする。
「幸様。目を開けてください」
「えっ。でも、母さんやユリさんがいるでしょう?」
そう。俺の前には、裸体の母さんとユリさんがいるはずだ。さっきバッチリ見ていたから、今更なに言ってんだって話になるが、できれば見たくない。いや、見たいけどね?でも、ダメでしょう。
「構いません。早くしてください」
「...本当にいいの?」
一応確認する。
「はい。いいですよ」
そう言われたので、目を開ける。先程と変わらず、俺の前には、母さんとユリさんがいる。
でも、変わっているところもある。それは、ユリさんの顔が俺の目の前にあることだ。鼻と鼻がぶつかりそうになるくらい、近い。ユリさんの澄んだ瞳が、俺を見据える。
「なっ!あっ//ユリさん!なにしてるんですか!」
「幸様。私の顔を見てください」
「え?」
慌てる俺に、ユリさんは強めに言う。顔も両手で包むかのように掴まれ、強制的にユリさんの顔を見るように仕向けられる。そこには、ユリさんの綺麗な銀色の瞳が。
「幸様。私の容姿を簡単に教えてください。皺とかが、たくさんありませんか?」
は?なにいってるんだ?
「皺なんて、一つもないですよ?髪は金色で、瞳は銀色で、とても綺麗ですよ?ユリさんの大人の魅力を引き立ててます。本当に綺麗ですよ」
俺は、自分の思うことを素直に話した。上手く説明できているかは、知らないが、頑張ったぞ。俺。
俺がそんなことを考えていると、ユリさんの瞳から、涙がこぼれてきた。その涙は、彼女の体に沿って降りていき、やがて形のいい双丘に....ってなに見ているんだ、俺は!
「えっ!ユリさん!どうしたんですか!?」
「だってぇ...だってぇ...!嗚呼!」
そう言って、俺に抱き付いてくる。2つの柔らかい物が胸に!ああ!そのまま、泣き崩れる。
彼女は、絞り出すかのように声を出すが、残念ながら聞こえない。俺は、助けを求めて母さんを見る。
そこにも、2つの双丘が...って!みてる場合か!
「母さん?ユリさんどうしたの?」
そう言うと、彼女は、困ったように首を振り、
いつか、ユリに直線聞きなさい。これは、私が話して良いようなことじゃないから。だから、話が聞きたいのなら、彼女の信頼を勝ち取って聞きなさい。半端な気持ちで聞かないでね?」
出会ってから、初めて、母さんの真剣な声を聞き、俺は黙って頷く。
そして、ユリさんが泣き止むまで、ずっと撫でていた。優しく、そっと。母さんが俺にしてくれたように。安心するように。
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