【第7話】「再会」
【注意】
・これは東方Projectの二次創作小説です
・原作にない設定、キャライメージの独自解釈等を含みます
・この作品の特性上、ネガティヴになりやすい方は閲覧注意、自己責任の元でお読みいただくようお願い致します
その時だった、騒々しく足跡が響く。
霊夢にはそれが何を意味するのか考えずとも分かった。
──『あいつ』だ。
「霊夢!」と声が響く。
思わず霊夢は涙が溢れ出そうになる。
親の声より聞いた声とはこの声だ。聞き慣れたうるさい声。
その言葉を発した『あいつ』は霊夢を覗き込むようにして見る。
それに応えるかのように、ぼやける視界の中で精一杯に『あいつ』を見つめる。
霧雨魔理沙だ。霧雨魔理沙が来たのだ。
霊夢「魔理沙…来てくれたのね。」
魔理沙「霊夢!大丈夫か!倒れたって聞いて…」
魔理沙は息を整えることもせず言葉を捲し立てる。
霊夢「この通り、まだなんとか生きてはいるわね。」
魔理沙「間に合って良かった…もうダメかと…」
霊夢「馬鹿ねえ。私がそんな簡単に逝くわけないでしょう?」
霊夢は力なく笑みを浮かべる。
霊夢「…てっきり来ないものだと思っていたわ。まだあのことで怒っているんだろうなって。」
魔理沙「…そんな訳ないだろ。確かに直ぐに言ってくれなかったのは悲しかったが、そんなに私は根に持つタイプじゃないぜ?…ただ、お前が…親友が弱っていく姿を見るのは耐えられない。そう思ったからしばらく来れなかったんだ。…ごめんな。」
霊夢「…そう。そうよね、あんたは一晩寝ればスッキリ忘れるタイプだものね。謝るのはこっちの方よ。あんたのこと、分かってるようで分かっていなかったのだから。」
ついさっきまで霊夢の傍に付き添っていた紫はどこかに行ってしまった。きっと気を使って、2人にしようと思ったのだろう。
魔理沙「話せなくなる前に…1つだけ聞きたいことがある。」
魔理沙は一転、落ち着いた口調でこう切り出し言葉を続ける。
魔理沙「お前は選ぼうと思えば、人間をやめて寿命という概念を捨てることはできた。それを選ばなかった理由を聞いておきたい。」
霊夢「…なるほどね。」
雲に隠れた太陽が再び顔を出す。それに合わせて霊夢は語り始める。
【作者の一言】
第7話、如何でしたか?
魔理沙は霊夢の期待を裏切らず、しっかりと博麗神社に姿を現しました。感動の再会を果たした2人。最期に2人は何を語るのか。
第8話にご期待下さい。




