【第5話】「虫の報せ」
【注意】
・これは東方Projectの二次創作小説です
・原作にない設定、キャライメージの独自解釈等を含みます
・この作品の特性上、ネガティヴになりやすい方は閲覧注意、自己責任の元でお読みいただくようお願い致します
心地の良い風がそよぐ幻想郷。大地を照らす太陽がほど良く暖かい。つい先日まで地中で眠っていた虫たちも目覚め、空をひらひらと舞う。日中も寒い日が続いた長く厳しい冬は過ぎ去り、幻想郷にも春が来たことを予感させる。
そんな良き日のこと。魔理沙は魔法の森を1人歩いていた。
魔理沙「気持ちの良い季節になったな。キノコもそろそろ取れ始めるようになるだろうし楽しみだぜ。折角暖かいし、今日は色々なところを散歩してみようか。」
手始めに、魔理沙は紅魔館へと向かった。
門の前に辿り着いたはいいが、何か様子がおかしい。
…そうだ。いつもの門番がいない。扉は固く閉ざされていて、開けることは出来なかった。
魔理沙「いつもは美鈴がぼんやり突っ立ってるか居眠りしてるかで、中に入るのに声をかけるとビクッとして面白いんだが、今日はどうしたんだろうな。紅魔館で何かあったのか…?」
魔理沙は怪訝に思いながらも紅魔館の中に入ることは諦め引き返す。
その後も魔理沙は幻想郷の各地を巡った。しかし、どこもかしこも人の姿が見当たらない。
魔理沙「これはどういうことだ…?何かあったのか…?」
何かがあったと考えるなら…魔理沙は嫌な予感を覚えた。
その予感は絶対に当たって欲しくないものであるが、万が一当たってしまったその時、きっと絶望するに違いない。
魔理沙は不安を抱えながら自宅へと帰る。
自宅の扉を開け、中に入ろうとしたその時であった。
遠くから魔理沙の名を大きな声で呼び、全速力で向かってくる人影が見えた。
アリス「魔理沙!あなたどこに行ってたの!?大変よ、霊夢が…!」
魔理沙「え…?散歩に行ってただけだが…そんなに焦ってどうしたんだ?」
アリス「霊夢が…倒れたのよ…」
【作者の一言】
というわけで第5話を投稿しました。
実は1番最初にこのパートを制作していたのですが、これを第1話に持ってくると短くなりすぎてしまうと思い、少しアレンジを加えここに持ってきたわけです。
春が来たばかりの幻想郷に耳を疑う知らせ。果たして運命や如何に。




