【第4話】「移りゆく日々」
【注意】
・これは東方Projectの二次創作小説です
・原作にない設定、キャライメージの独自解釈等を含みます
・この作品の特性上、ネガティヴになりやすい方は閲覧注意、自己責任の元でお読みいただくようお願い致します
諸行無常、千変万化。日々は常々移りゆく。
つい最近まで厳しかった朝晩の冷え込みが徐々に穏やかなものへと変わりゆく。
それは即ち、博麗の巫女の命のタイムリミットが刻一刻と迫っていることを意味していた。
体調が優れない日が多くなり、1日の大半を寝て過ごす日も目立つようになっていた。
あの一件があって以来、霊夢が魔理沙に寿命のことを伝えて以来、あの魔法使いは1度も博麗神社に姿を現していない。
まだ怒っているのだろうか。
まあ無理もない。博麗霊夢は寝転びながら自分に言い聞かせる。
そんなことを考えていると、博麗神社に人が訪ねてきた。
紫「お久しぶりね。気分はどうかしら?」
八雲紫だ。
彼女は幻想郷に霊夢が来る遥か昔から存在していた妖怪である。
彼女にはもう既に寿命のことを伝えていた。
霊夢「あら紫。気分はやっぱり優れないわね…寿命が近いんだから仕方ないけど…」
紫「そう…」
霊夢「それと私はもうこんな状態だから、あなたと魔理沙以外の幻想郷のみんなには寿命のことを伝えられていない。私に何かあったら、その時はよろしくね。」
紫「ええ、分かったわ。」
霊夢「それより、博麗神社の巫女の後継についてはどんな感じなの?」
紫「それについては心配要らないわ。いざとなれば人を攫ってくれば良いだけだし…」
霊夢「あはは…相変わらずね。」
このスキマ妖怪は、また巫女の後継者を攫ってくる予定らしい。呆れてしまう。
紫「ところで…」
ここで紫が切り出す。
紫「霧雨の所の娘。最近ここに来ていないって聞いたけどどうなのかしら?」
霊夢「…そのことね。寿命のことを伝えるのを少し躊躇ったのよ。それに怒っているんじゃないかしら…?あれ以来、ここには来ていないわね。」
紫「なるほどね。これ以上は聞かないわ。…私はこの辺りで帰るわね。」
紫はそう言うとスキマの中へ消えていった。
霊夢の心境とは裏腹に、今日も幻想郷には光が指す。まるで命が燃えるかのように強く鋭い光が。
【作者の一言】
というわけで第4話でした。
あの一件があってから、霧雨魔理沙は博麗神社には姿を現していないようです。
その間にもどんどん霊夢は弱っていく。
2人の関係は今後どのような展開を迎えるのか。
第5話以降にご期待下さい。




