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王女護衛作戦(発令)



いやーまだ満杯では無いけどこの内装に見合う人たちに乗ってもらえてよかったわー

「拉致とか言ってたの誰だっけ」

まあ多少ゴリ推しでもこれ使ってもらえることになってよかったよね

「勢いで作ったはいいけど持て余し気味だったし」


「相変わらず空の上とは信じ難い空間ではあるが見下ろす我が国は良きものだろうか。この場を借りて宣言する、サルフィーノ・K・エステアに命ずる。獣王都市アルザントへ向かいエステアの為に良き関係を築いて参れ。」

「はい謹んでお受けします。」

「よろしい。こんな情勢の時に他所へやるなど危険極まりない。父親としてあまりにも情けない事であるがどうか無事に帰ってきてほしい。皆の者よろしく頼む」

「「「はっ!!!」」」


すごくいい空気

「わかる」

そういや食料とかどーすんだろ肉ならあるけど他はまあそこそこなんだよね

「そういえば魔力式全自動野菜製造機覚えてる?」

そんなのありましたね

「魔力だけじゃ賄いきれない土壌の成分なのか4ループ目くらいでもうまともな植物じゃ無い感じになってた」

マジかよ

「この際だし..アンデルシアにも植物プラント2号機作る?」

道中暇だもんね


「このような事が本当にあるのですね。いまだに信じがたいですわ」

「飛航空母艦アンデルシアへようこそサルフィーノ第一王女殿下」

「まあ、数日でこんなにも距離を空けられてしまうなんて...」

「そうでしたねフィーさん」

「はい」


おまそのコミュ力どうしたし

「やかましいわ、無難な会話こなさないと余計に痛い視線に刺されるの知ってるだろ」

そりゃそうだけども


「宣言も済ませた。これよりアルザントへの護衛作戦についても発令とする。以下の指揮はサルフィーノと直下隊バルノーム=ヨウレンが取るものとする」

「はっ!」

「正式な出発は9日後であるがケイとカイには事前の準備とこちら側とのすり合わせも含めて動いてほしい。」

「了解です」

了解です

「感謝する。この件に関して議を行う際は大議室を使うといい。タスカーに連絡すれば必要な人員の調整ができるようにしておく」

「わかりました。ですが使ってもらう設備や荷物の搬入などあると思うので会議室はこちらのものを使いたいと思います。」

「なるほど了解した。」


「にしてもすんげぇところだな」

あっ、バルノームさん

「早速なんですけど飛竜車の隊列ってどうなる予定でした?」

「ああそうだな。基本的に警戒にあたるのはうちの直下隊5台と騎士団第2隊の5台だがこの5台は広めに間隔を取って周りを飛ぶ。そんで侍従隊のオーフィオレさんところが殿下のすぐ前をそれですぐ後ろが隠密から来てる隊が固めるんだろうな」

うーん

「真後ろって重要ですかね」

「最優先ってわけじゃ無いがなんかまずいのか?」

この船のメインエンジンが真後ろに向かって物凄い風を作り出しているので気流が乱れすぎてまともに飛べないんじゃ無いかと

「なるほどなぁ。実際これだけの船に果たして随伴警戒が必要なのか気になるところだがそういう事なら隊列の見直しを考えよう」

ありがとうございます

「休憩や補給はどのようなペースだろうか。とても場所を選びそうだが」

「船自体は地上に降りることは必要ありません。魔力の生成が追いついているので乗り込んでいる人間が必要なものを補給できれば良いので街などに降りる際は竜車のみで移動すれば良いかと」

「本当にそんな事が叶うとは。あとは部下たちを含めて何人収容できるだろうか。夜間も進む事ができればかなり早く進めるだろう」

基本的なコントロールはすべて自動で行えますし収容人数においてもみなさん搭乗出来るので周囲の警戒のために周りを飛んで貰って休憩の際には交代の要員を出し艦内で休んでもらえば補給以外で地上に降りる事なく旅ができますよ

「了解したそのように伝えておこう。それから出発の3日前から部下たちに諸々の仕様の案内と特殊な陣形の訓練をしたいんだが監督してもらえるだろうか」

「わかりました。侍従隊の皆様もお部屋の用意などは3日前からでよろしいでしょうか?」

「はい問題ないです。しかしお嬢様のお部屋の下見だけさせていただけますでしょうか。」

「了解です。このあとご案内しますね。」



「一通り済んだようだな。改めて娘をよろしく頼む」

「安全な旅をお約束します。」

あっそうだこれ配っとく?

「なんだそれは?」

「命綱の魔道具です。高いところから転落してしまった際に重力魔法を展開させ艦の方に戻したり落下の衝撃を相殺したりします。」

「何やらそちらの方が性能が良さそうじゃの。」

「我々飛竜隊や飛竜に乗る際はこの風護りの腕輪をするのですが、落下の衝撃を和げるのみで普通に痛い思いをする事もあるので立ち直る機能もあるそちらの方が良さそうですね。」

「そういう事ならば飛竜を使う各部隊に特別予算をつけこれを機に更新することにしよう。差し当たって今回遠征に参加する全員に行き渡る分を購入させて欲しい。タスカーこの旨を方々へ伝えておいてくれ。」

「かしこまりました」

「陛下!ご配慮大変に感謝します。これの展開訓練の際のトラウマで才ある新人が飛竜隊を諦めてしまうことが多々ありましたので...背中を守られる安心感は何事にも変えがたい勇気に繋がりますゆえに。」

「対応が遅れてしまい済まない。これからも我が国の未来のために新人たちにもよろしく頼む。してこれは一ついくらくらいになるだろうか?」

アルテライトの母材にオリハルコンの基盤だから..

50000くらい?

「それはあまりにも安すぎる。しっかり考えて適正価格を提示してくれたまえ。」

陛下がいつになく厳しい

「ここでお主らに甘えるのは簡単だがそれではこの腕輪を用意してくれていた職人や他の魔道具職人が軽んじられることにもつながる。」

「参考までお伝えしておくと今使われているこの風護りの腕輪は一つ200000デルと調整費用に30000デルかけています。」

おおう

「それでは一つ250000デルにしましょう。調整は必要ないと思われますが不具合が生じた際には35000デルで対応させていただきます」

「では交渉成立であるな。タスカー各大臣に書類を用意させておけ。」

それで幾つ必要なんです?

「バルノーム直ちに集計してくれ。工務の者も人員は竜車一台までだこれも加えおいてくれ。」

「はっ!」


「各隊人員の報告を!」

「はい。まずサルフィーノ様含む6名1番隊です」

「侍従2番隊6名だ」

「侍従3番隊4名です」

「騎士団2部隊1番隊から5番隊、各隊6名の30名であります」

「直下隊は総員の28名だ。厩務と工務の方はどうだ?」

「厩務隊は4名です」

「わしらは1台分6名ですじゃ」

「では合計で...84名であるな。」

「わかった。上級騎士ケイ殿に命綱の魔道具86個及び各隊予備1つとした15個、合わせて101個を発注するものとする。慣例に則り着手金として半額を直ちに支払い納入完了後に残りの半額を支払うものとする。期限は出発当日までとしたいが可能だろうか」

はい確実にご用意できます

「では出発当日までの納入とする。本日は一度解散としするがよいか」




ふう一仕事上がり

「一仕事もらったけどな」

といってももう必要数出来てんだけどね

「それなんだけどさこれ見てよ。」

各部隊の名簿?

「そうなんだけどちゃんと1分隊に至るまで部隊章があるんだよね」

これ凄いのが大きい括りの隊章の意匠を含んだ部隊章だから所属わかりやすいところだよね

「お嬢様周りはフラウタルの花がメインかな」

青色の牡丹みたいな奴だな

「んで鎧の飛竜が騎士団飛竜隊で各属性の色別かな」

それで部隊章がどうかしたの?

「いやせっかくだしこの紋章を象った腕輪にしない?」

おおなるほど確かにオリハルコンで金ピカとはいえツルツルじゃ面白くないな

「アードラくんの宝石類も活用したいとこだったし」

露店は2度とやらねぇ

「同意」

んで材料どーしようか

「それなんだけどさうちのインフェルノワイバーンいるじゃん換毛期?的なアレなのかそこそこいい感じな鱗落としてくんだよね」

ま?どちらかと言えば脱皮な気がするけど鱗落ちてんのはマズイんじゃね?

「ヴェルさーんそこんとこどうなん?」

「あーそんなもんだよ取れちゃいけないとこのもあるけどそれは数年に一回ポロリする奴だよー」

んじゃいっかただ各属性分欲しいんだけど前のポチットラップで集めたやつには風のが一頭分なんだよな

「といってもなぁヴェルに会ってからドラゴン種狩りずらいんだよな」

「そんな気にしなくてもいいのにー知性があるやつなんて上位種の一部だしやられそうになったらちゃんと命乞い出来るからさ」

そうじゃない気がする

「でもワイバーンの鱗がいるの?」

できれば各属性欲しい

「汚くてもいいなら当てがなくもないんだけどどうする?」

??まあ斃した魔物から剥ぎ取る時だって血とか土汚れくらいあるのは当たり前だし問題ないけど...

「おっけいちょっと行ってくるね」



どういうこったい

「さー?竜帝様なら色々ツテがあるんじゃない?」

生贄じゃーとか言いながら剥ぎ取ったりしてないよね

「こっわヴェルなら多分しない...と思う」

まあおやつでも用意して待ってるか

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