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国祭展も魔法と想像で(幕引きと幕開け)

「皆様祝宴は楽しんでおりますでしょうか。これより注目の諸侯よりお話をいただきます。しばし前方謁見の間をご注目ください」


「陛下より新たに侯爵を賜りましたエールアトラトが当主ヘルストと申します。国王陛下より功を讃えられ位を改める運びとなりました。しかし先日の災いも少ない被害で乗り越えて来れたのは決して私だけの功ではありません。私に仕える騎士の皆や冒険者の者たち、それらの戦いを支えた領民の一致団結あってのものだと思います。これからの安寧と益々の繁栄を祈り陞爵の挨拶とさせていただきます。」




うんいいテンプレート

「トップバッターが基本に忠実だとやりやすいよね」

忘れもしない入学式後のホームルーム

「あの気狂いオタクが自己紹介で自分の名前より先に推しキャラの名前を叫んだせいでその後のグダグダな流れになったやつだな」

思ったよりやべーオタクがクラスに多かったのが笑った



「お次は新上級騎爵ケイ様及び新上級騎爵カイ様お願い致します。」

はぁ

「ほれ、いくぞ」

ちくしょうめ


....


.....


「最後に私たちの武勇の証を陛下と皆様にお認めいただくためにこちらを献上します。」


おおおおーーーーーー


「ライトニングヨルムンガルドの頭部を剥製にしております。」

「うむ、確かに受け取った。益々の活躍を期待する。」

「それでは私どもはこれにて下がらせていただきます。」



「よっしゃやり切ったぜー」

贈り物ありとかいうテンプレート崩しだけどやっぱ龍種の圧はすごいね

「あっさり注目が移って良かったよ。陛下への口上なんか誰も聞いちゃいなかったよな」

大体作戦通りだぜ


「皆さんお疲れ様でした。飲み物貰ってきましたよ。柑橘類のジュースだそうです。」

「ありがとうフィル」

いぎがえるぅーーー


...


....


....



一通り終わったっぽい?

「そうみたいだね。」

さてこのあとだよね例の件

「どういう反応になるかな」

こっそり映像と音声残しとこうかな。

「帝国席の監視も含めてな」



「皆のもの大祝宴楽しんでおられるだろうか。今ひとつ重大な通告を下すものとする。少しばかりこちらに注目せよ」


いつになく厳しい物言いですな

「国家元首としての覚悟を宣言する場になるわけだもんな。」


「我が祖父、先々代の王代より勧められてきた獣人ひいては亜人と呼ばれた者たち対する柔和政策について、我が代にて決着させる。過去に純人と亜人などと分けられた垣根を取り払い全てにおいて対等な評価を行うことをここに宣言する。さしあたって来期の登用に際して騎士団に200名、術師団100名、文官60名の大規模登用を行いこの中に多くの人種を取り入れたいと考えている。しかしだからと人以外の種族を贔屓することはない。より優れた能力を示した者を登用する。此度の決定については勅命のみでなせるほど簡単ではない。貴賤を問わず全ての民の理解が必要である。慣習によって受け入れ難い部分もあるだろうが、是非彼らの能力で見てやって欲しい。これにて我の宣誓を終える。引き続き祝宴を楽しんでくれたまえ」


やっべぇ

「どした?」

いや演説は良かったんだけど帝国のアレがやっばい顔してる

「あっ、煽りすぎた?」

一応防御系の魔法用意しといてあげて

「へい」


...



「まあさすがここでドンパチおっ始めることは無かったか」

陛下も下がったし一件落着って事で

「大体この後呼び出しありそうなもんだけどどうだろう」

メールは今のところ無いけど

「とりあえず色々物色してくるか」


ほらきたよ

「ちくしょうめまだスイーツ部制覇してないのに」

喜べ執行猶予付きだ

「お慈悲に感謝」

「お二人ともお疲れ様でした。ちゃんと格好良かったですよ」

ありがとうフィル

「どう?なかなかの大事でしょ」

「そうですね。ここはなかなかに住み良いところですが、黙認というような少し浮き足だった雰囲気でした。しかしここまで守られるという事を実感できて本当に良かったと思います。」




「わしの演説どうであっただろうか」

ちゃんと王の威厳出てましたよ

「それなら良かった。それより帝国人のあの顔だ、タスカー見ていただろう」

「あれは酷いものでしたね。およそ外向きの王がする顔ではありませんね」

「まあよい、盛大に喧嘩ふっけてしまったようなものだからのお主らに早速頼みたいことがあるんだが聞いてもらえるかの?」

もちろん!厄介ごとの香りだぜ

「なんで嬉しそうなんだよ」

そう言ってケイだってニヤついてんじゃん

「相変わらずお主らのようで安心したわい。ざっくり言えば護衛の依頼だ。どのように発注したらよいだろう。」

どのようにというと?

「貴族に対する国王勅令としてお願いするか、冒険者ギルドに指名依頼として出すかの選択じゃよ。勅令であれば貴族間の名声として話の種にでもしてくれたらいいし、ギルド経由であればランク査定などによい影響になるだろうし」

なるほど

「おすすめってあります?」

「ケチな話になるが勅令で受けてくれればギルドに上前をハネられない分報酬が高くなるぞ?」

じゃあそれで

「お金以外にも低ランクで大きな依頼受けるとやっかみが増えるのでそちらでお願いします。」

「了解した。正式な書状は後ほど渡すから概要だけ聞いてもらえるだろうか。」


「それでは私から説明させていただきます。先の宣言によって帝国方面の関係の悪化が見込まれます。これに対して獣人の多く住まう中立の獣王都市アルザントとの関係強化のために第一王女サルフィーノ様の留学と婚姻を目標にした会談を行いに王都アルザントへ赴きます。貴方らにはこの護衛隊に加わっていただくことが依頼の内容となります。」

なるほど...

「やっとアレのまともな使い道ができたか」


「具体的な編成について変更があれば後ほどこちら側の指揮官との打ち合わせを設けよう」


ちなみに僕らに頼んでいただけるということは飛行空母艦での護送ということでいいんですよね?

「アレを動かしていただけるのであれば心強いですが、こちらで長距離航行可能な竜車の用意もありますしそこまでお手を煩わせるわけには...


いえ!アレを使わせてください

「いえ!アレを使わせてください」


「そ、そこまでおっしゃるのであれば是非にもお願いしたい所存でありますが...」

「良いであろう、その方向で娘を頼む。こんな情勢の時に長旅をさせるのは親心としては辛いものがあったが今や羨ましくさえ思う」

「それではこの方向で調整を進めます。それでは..3日後にこちらの護衛隊指揮官との打ち合わせを設定しますのでまた後日よろしくお願いします。資料は明日にでも通信の方でお渡しします。」



よっしゃやったるぜ

「楽しくなってまいりました」

とりあえずフィルたちと合流して話しとくか

「そだね」




みんなお疲れー

「ただまー」

「お疲れ様です。何かいいことでもありましたか?」

ついに飛行船の本領発揮ですわ

「無駄に大きく作りすぎて僕らだけじゃ活用の目処なかったからね」

「と言いますと?」

簡単に言えば王女護衛作戦ってな感じ

「えええぇつ」

「またとんでもない大仕事受けてきたね」


そんじゃ王女様お迎えのために調整いってみようか










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