国祭展も魔法と想像で(あとのまつり)
何事もなかったか
「まあ帝国のやつの方が大した事なかったし国祭展の大きいイベントは大体終わったかな?」
「そうですね。あとは王都大祝宴とその流れの閉会式のみですね」
ただここが揉めるんだよなぁ
「アレか」
「何かありましたっけ」
...フィルとティアにならいいかな?
「まあ良いでしょ」
一応国家機密なんだけどね
「それ聞いちゃまずいやつですよね」
「やめとくー」
了解
「まあどーせ今晩にはわかるけどね」
さーて一仕事の後の昼飯にしよーぜ
「お前何もしてねーだろ」
バレたか
「んでこの王都の特等席でピクニックにする?」
ここ監視塔みたいなとこだけど
「まあまあお気になさらず」
「お昼なら朝のメニューと同じ店が出していたガッツリ系のメニューがありますよ」
何だと
「アースミルボロスの薄切り肉をパンに挟んだ簡単なものですがこの白いクリーミーで酸味の効いたソースが結構美味しかったです」
なるほどこれまた間違いないやつだ
「コーラ欲しいな」
わかる
「やるか?」
まかせろい
とりあえず砂糖を加熱してカラメルよーい
「某カレー事件の時の残りスパイスも入れて煮込みつつ味の決め手ライム...もどきを《ウィンドスラッシュ》」
ガッチリ閉まるビン容器あるよ
「全部ぶち込んで加速袋で休ませつつ高圧容器プリーズ」
ほいっ創造
「《ウォーターエレメント》《クリスタルフリーズン》《ウィンドウサフケート》」
キンキンの炭酸水も完成っと
「あとは適当な加減で割ってカットライムでも添えといたら出来たぜクラフトコーラ」
みんな手元に回った?
「あるよ」
それじゃかんぱーい
「あっ、割とちゃんとうまい」
このパンも見た目通りのシンプルかつジャンキーな味がよく合うぜ
「このシュワシュワしたのは酒か?」
いや酒ではない
「てか発泡酒ってあるの?」
「消火用の氷属性魔法で作った白い氷を瓶とかと一緒に入れて作るやつだろ?」
マジ?
「バンさんその魔法使える?」
「あーすまんその手の酒はあんまり飲まないせいでよく覚えてないんだよな」
「でも参考になったよ」
ドライアイス生み出せる?
「多分そい事なくても今構築して仕舞えば良き」
冷却と二酸化炭素の加圧が同時にできると
「量感ミスると爆発するけどね」
その辺はまかしてよ
《創造》
メーター付き圧力容器です
「強い」
多分10MPaぐらいまでなら余裕
「怖っ。《ボイドフリーズ》」
なるほどこれが
「あっ、キタコレ」
どした?
「多分想像構成のレベルアップと言うか新技能と言うか」
どーゆー?
「今まで発動は初めて使う魔法だと単節詠唱必須みたいな感じなんだけどもっと単純に魔法を作れるようになった。例えば《凍れ》みたいな」
スッゲェ魔力が何でも言うこと聞いてくれるみたいな感じ?
「そうそう。でも合成術とか難しめのやつは自分で構築するんだけど簡単なやつは無詠唱より自由度高めに色々やってくれそう」
「もうそりゃ魔導士の域じゃねぇか」
何それかっこいい
そんで今日はどーしてくれよーか
「例のスピーチは午後の5時だけど特にイベントもないし何するよ」
それじゃ西区画の輸入品店とかでも物珍しい食材とか漁る?
「良いねなんか良い感じのあったらお菓子でも作ろうかな」
んでやってまいりました輸入品ブース
「もう手前から全部冷やかしてくか」
やめたれよ
「とりあえず手前は生魚か」
収納あれば内陸でも新鮮ピチピチだね
「強いわー」
でもまあ魚はストックあるし良いかなー
「ここはパスで」
次はぶどう専門店?
「攻めてるなー」
あれっ!このボトルトラベルはもしや
あっやっぱこれだ
「王宮で貰ったやつか」
んっとどれだ?
「へいらっしゃい王宮御用達のぶどうジュースをご存知お方。うちのは特大の大粒と灼けるように強烈な甘さが特徴のジャイアントファベリーと言う種ですよ。」
でっけえな
「ピンポン玉ぐらいありそう」
これは買いで
「一箱お願いします。」
「まいどっ銀貨で5枚だよ。気前の良い坊ちゃんたちにはこっちも付けとくぜ」
こっちはなんて言うやつですか
「こっちは小粒だが爽やかな酸味と丸ごと食べられる柔らかい皮が特徴のシルフィベリーてなやつだ俺んところの村の隣の農園の品だが生産量の少ないプレミア品だぜ?」
ありがとうございます
「これまた色々捗るぜ」
あとはナッツ類とか?
「いいね。他にも果物とかあれば嬉しいけどなんか手頃なのあるかな?」
「あちらにあたたかい地方のフルーツを扱うお店ありましたよ?」
「よし行ってみるか」
あれっこれって
「あっ、いつぞやに森で偶然見つけたやつだ」
チョコの元だっけ
「しかも安っ」
買っとけ買っとけ
「ようにいちゃん達、今年からいい袋買っちまったからたくさん売って帰らねえとなんだよ。よろしく頼むぜ」
「それじゃどーんと1ケースおねがしますね」
「よしきたひとつが銀半一枚で40個入りだ」
「んじゃこれで頼むよ」
「はいきっちり金貨2枚まいどー」
...
....
....
ふう色々買っちまったぜ
「祭り終わったらちゃんと依頼受けような」
イヤダ働きたくなーいって言いたいところだけど冒険者稼業なら文句ないわ
「たまには低ランクらしく掃除の仕事でも受けてやろうか」
よしきた高圧洗浄機作っとこ
「いい魔法教えようか?」
そうでしたね
それで、大祝宴はどの立ち位置にする?
「そりゃお前ら貴族席でひと仕事あるだろうさ」
バンさんそれマジなんです?
「お前さん達は新興だし流石に一言くらい求められるだろうな」
「げぇ」
ぶっ飛ばして逃げれん?
「そりゃまあお前さん達なら出来ちまうだろうが...そんなにこの国嫌いか?」
むぅ
「その手はズルい」
「ちょうどその件でお呼び出しじゃないですか?」
「ほんとだメッセ来てた」
なんと?
「とりあえず王宮来れるかって」
うい
「《てれぽー》」
はい早い
「ようこそいらっしゃいました。ただいま会談中でありますので今しばらくお待ちいただけますか?」
「了解致しました。」
「それでは後ほどお声を掛けさせていただきますので寛いでお待ちください。」
なんだまだ忙しかったんか
「いや普通メール送って2秒で現着とは思わんだろ」
それもそうか
「ところでそれなんすか」
汎用装輪輸送ユニットマルチグランデ爆誕
「待ってそれ初耳」
要はミリタリー色強めのトラクターとトレーラーのセット品
「ここにミサイル積んだりレーダー積んだり?」
そいことです。
「牽引車は兼用してトレーラーの長さとか仕様で使い分ける感じ?」
正解。ただ普通のトレーラーと違うのはここのピンを繋ぐことで首振りがなくなる代わりに走破性アップです
「すげぇ」
そんでミサイルトレーラーがこちらになります
「スタンダード搭載とハイドラ搭載型かな」
それからレーダーの精度補助のための拡張レーダーユニット搭載型
「いつのまにこんなに」
まだ出来るかわかんなくて途中だけど陸部隊共通のパワーパック交換充電作業型もあるぜ
「スッゲェかっこよ」
んでまだ図面だけだけど40mm牽引型榴弾砲とかレーダー車とセット運用のCIWS自動迎撃型とかもあるぜ
「また仕事が増えるぜ」
とか言いつつニヤついてるよね
「やあ待たせてしまったな」
あっ、お疲れ様です
「ども、お邪魔してました」
「例の件だが本当にいいのだろうか?最悪戦争にもなるかもしれん」
まあ、あんまり言いたくないけど戦争の道具はいっぱいあるよ
「力あるから全てを守るなんてキラキラ系勇者みたいな事は言えないけど、やりたいことをするための力は貰ったしそこにはやっぱり報いとかないとね」
「ありがとう。それから晩餐会の招待状だ、任命した手前お披露目よろしく頼む。立食形式に変わるまでの半刻で構わない」
ごめんやっぱ勇者無理かも
「げぇ」
「全くブレないなお主らも」
それで、なんか話すならテンプレート作っとかないと人前で即興とか無理だよ?
「具体的に何を話せばいいんでしょう?」
「お主らは騎爵だから武勲を語っておけば無難であろうな」
なるほど?
「なんかあったっけ」
うーん
「何気に1番苦戦したのってライトニングヨルムンガンド?」
それだよな
「ギルドの人も驚いていたしこのネタで凌ごうよ」
それなら素材でなんか作って陛下に貰ってもらうのは?
「いいね好感稼いどくか。いまだに落とした頭残ってるしいまいち使い道も思いつかなかったし。そんな感じで良いですよね陛下」
「厄介払いの品のような言い分だが見栄えとしても最高であるな。わしの個人的な趣向としても非常に好ましいな」
よし決定。
「もう内臓系の素材は抜いてあるから残った内側のカスとか肉片こそげて乾燥させてからなんか詰めとけば良いか」
台座はシンプルにステンレスのヘアライン仕上げとかにしてみたり?
「そうそう太めの支柱一本で支える感じでどうかな」
それじゃこんなとこか
「おけい。ブツがあれば注目も移るからしゃべりやすくていいや。僕が喋るから収納袋から出して陛下に差し出すのやってくれる?」
了解。喋らなくていいなら助かる
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