国祭展も魔法と創造で(圧倒的肉フェス)
づがでだー
「もう言語成り立ってなくないか」
「気持ちはわからんくもないが」
「昼何する?」
もうそんな時間か
「バンさんも加わったことだしなんかやる?」
「そんなに気にせんでいいぞ」
肉食べたーい
「それなら解体ショー見に行きませんか?」
「そんなのやってるの?」
「はい。王宮がドラゴン一頭丸っと出資してそれをみんなで食べるんですけど、その肉は各露店にも配られて投票形式のグランプリになるんですよ」
「やることの規模が違いすぎるんだけど」
「それに祭りの時のドラゴン肉は基本無料で提供されるから露店価格でもかなり安く食べられるんだよ」
「3日目には大喰らいを集めてフードファイトもありますよ」
色々とレベルがぶっ飛んでるんだけど
「もう部位抽選の受付始まってますから1票入れてきますか?」
「いいね行こう」
「良い部位を当てたところはそれだけでも宣伝になりますからね」
おおぅあれか
「地属性の中位グリムアースドラゴンか」
でっけえな
「てか展示のための設備がどう見ても建築現場なんだけど」
「10メートルに少し届かない程度でしょうか」
そんぐらいあるね
「高さもそうだけど幅がやばい」
足だけでトン行くんじゃない?
「テンション上がってきたぜ」
「どの部位にします?」
「ドラゴンの美味しいところなんてさっぱりだからな」
「まず1番人気ですが取れる量も最も多いロース呼ばれる肩より上の部分ですね。」
なるほど聞き覚えしかない
「それからもう少しお腹の方に近いリブロースやサーロインなんかも多く取れて人気の部位ですね」
「ステーキ肉としてだとどこが良いかな」
「赤みの多いお尻よりの部分ですね。脂の入り具合は完全に好みですのではっきりはいえませんがドラゴンの肉ならばしっかりと肉感のあるヒレなんかが定番ですね」
あとはシチューとかの煮込みはどうだろう
「それならば思いっきり脂身の多いお腹側ですね溶け出した脂がそのまま良い味付けになります」
「それじゃこんな感じかな」
「代表者という事でケイさんのステータスプレートで受付で良いですかね」
「あっ、ここにもステプレ」
とりあえず軽めに飯食っとこうか
「流石に腹減った」
「そうですね」
「とりあえず安定の作り置きサンドイッチてことでおけ?」
それだ
「なかなか変わった形なんだな」
そうなの?
「パンに具を挟むって言ったら細長いパンを真ん中で割ってやるのが普通だと思ってたんだが」
「ホットドッグみたいな感じか」
そいこと?
「もちろんこれはこれで美味いんだが見慣れなくてな」
「ではこれより新生歴582年国祭展の解体ショーを始めます。今年の獲物はなんと地属性の中位
グリムアースドラゴンです。およそ56トンと小ぶりですがその分柔らかく脂の乗った肉が期待できます!!」
ウォーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっと待て今56トンって言った?」
言ったね
「桁のぶっ飛び具合やばすぎだろ」
「そうですかね中位ドラゴンの中では普通くらいですが地属性ならば70トンぐらいが成体の普通くらいでは無いですか?」
ウンソウダネ
「そして今年も一番槍を務めるのは王国魔術師団
団長クレハ=セルロース様です」
なんかプラスチックの扱いが上手そうだな
「確かに」
「それではお願いします!!」
「遍く風の精霊よその御力を持って障壁の悉くを切り裂け《ウィンドカッター》」
「さあものの一撃で頭が落とされました。そしてより細かく捌いてくれるのはみなさんご存知王宮料理長ネスティラ=モノロフ様、それからラインズ商会のレストラン部門統括料理長を務めるログモンド=アノフローゼ様、そして王都ギルド解体部門統括マイク=へノルト様です!!」
だいぶ扱いやすい大きさになってきたみたいだね
「それでも一塊30キロはありそうだけどね」
「それでは希少部位の当選発表になります!」
「ではまずお腹の中心中でも最も脂身の多い部分の一番手は、軽食のお店泉亭さんです。店主さん今回は何を作られますか?」
「甘い脂身がしっかり溶けたスープを作ろうと思います。4時ごろから提供を始めますのでお食事前の喉を潤しにいらしてください。」
「僕らの受け取りは3グループ目だね」
どんくらい来るのかな
「多分30キロぐらいですかね」
え?
「票を入れたのはどれも量の取れる部位ですしまず漏れることはないでしょうから」
せっかくだし手持ちの奴も美味しいところ捌いてくる?
「いいね晩飯は歓迎会も兼ねて盛大に」
何する?
「アードラ君の時のメニューもまだ作り置きあるし追加はドラ肉ハンバーグとかでどう?」
極粗挽きのハンバーグステーキにしようか
「よっしゃソース仕込むか」
せっかくだしローストドラ肉も作る?
「それも美味そう」
「私たちも手伝いますね」
楽しくなってきたぜ
「絶対美味いよなー」
雑貨屋の方とか覗いてみる?
「そういえば昨日試食くれた果物屋行ってみる?」
アールクールだっけ
「それだ」
あの店どこにあったっけ
「王宮よりの出口より少し手前ぐらいだったはず」
あった
「そうこの店だ」
「おうあんたらかい」
アールクールのゼリーとおすすめのドリンク6人分お願いします
「まかしときな。ゼリーはオリジナルとクラッシュどっちにする?」
とりあえずオリジナルでお願い
「それじゃ先にゼリーね、ドリンクはアールクールの実とミラミの実、ロルトロタスの葉とショウロウ菜の搾りで良いかな」
「これで全部でいいかな」
はい
「それじゃあゼリーとドリンクどっちも1つ50だから銅貨で6枚だね」
やっすぅ
「祭りの時は少量少額だよ露店のマナーさ」
なるほど
「色々なもの食べてもらうためだね」
いいねアールクール
「今度買いに行くか」
産地に突撃?
「良いね」
かぼすとかそんな感じの味だから肉料理にも使えるかもね
「なるほどその手もあるな」
おやつも済んだし仕込み始めますか。
「それなんですが王宮から祝宴の招待が来ていますけどどうしますか?」
マジか
「マジだついさっきメール来てたわ」
「書簡で届いたわけじゃねえからどうしても来いってことじゃないと思うぞ」
それでもやっぱりこういうのって行っとくべきな気がするんだよなぁ
「んじゃ乗り込んで調理係の方に乱入する?」
良いねせっかく美味そうなドラ肉新鮮なうちに使わないと
「まあ保存には困らないんだけどね」
「いやいやそれって王宮のパーティーのための調理に参加するってことですか?」
大丈夫いけるいける
「そうそう料理長さんとも縁あるし」
「お前ら料理も出来るのかよ」
相談のメール飛ばしといたよ
「それじゃ王宮料理と被らないけど相性良い物決めないとね」
でも僕ら王宮料理に心当たりないよ
「そういうことなら多少は役に立てるかもしれねえぞ」
そうか、軍の高官ともなればそういう場面もあるよな
「まず第一に派手だ」
ほうほう
「そんで次に派手だ」
「そんなに念押す?」
「そして最後に派手だ」
「で、結局なんなんですか?」
「真面目にいうと酒を飲ませること前提の料理ばかりでものすごく塩の味だ」
マジか
「それから菓子類は軒並み酷い」
「前にご馳走してもらった奴美味しかったけどなぁ」
「もちろん料理の腕が悪いわけじゃない。古臭い習慣というかマナーみたいなもんで卵の白身だけを使ったほとんど飾り物の食べ物があるんだ」
「そういえばタスカーさんがケーキ不味いだの酷いだの言ってたもんね」
「ただ酒は美味い」
そこはしっかりしてるのね
「とりあえずバンさんロールケーキ食べてみようか」
「ん?」
「まぁ少し変わった形なんだけど」
「そうそうこんな感じのやつだ白くてふわふわしてるやつこれが特に美味しくないんだよ。まだ砂糖そのまま舐めたほうがマシなぐらいにな」
まあまあそう言わずに
「そうかそれなら.....
うめぇ」
よっしゃ
「キター」
「スポンジのところも比べ物にならんくらい美味い。よく似てるようで全く別物じゃないか!」
「返信来ましたよ」
おっ、是非来て欲しいって
「《テレポー》」
問答無用の即テレポートは軽く恐怖なんだけど
「まあまあ」
おーいバンさーん生きてますー?
「おっ、おういま何があったんだ?」
えっと突撃しました
「王城にだよな?」
ええ
「俺ら中央広場の馬車置き場に居なかったか?」
「言ってませんでしたっけ。転移できるんでよろしく」
「はあぁ、こりゃガラ君も疲れるわ」
「ですよねーわしたちも出会ったばかりはそんな感じでした」
「文字通りなんでもありなんだよー」
「おう来たか」
「転移魔法なんて初めてだぜ」
「ワシも初めて見た時は本当にビックリしたんだよ」
「ネスティラには話してあるから直接厨房行って問題ないぞ」
「んで俺はどうすりゃ良いんだ?料理なんてさっぱりだぞ」
「だろうな」
「やかましいわ」
全員で押しかけても邪魔だろうから絞りたいけど
「それじゃ私パスでー」
ヴェルはパスと
「フィルティア僕とカイでいいかな」
「よろしくお願いします」
「よろしくー」
ネスティラさーんこんにちはー
「おう来たなそんじゃとりあえずミーティングやるぞ」
はい
「コルトスも来い」
「はい!」
「そんじゃ話してはあるけどケイとその仲間が参加することになった。一部分からずやが居るもんだからちょっとなんか食わせてやってくれるか?」
「はい。前と同じくローストビーフでいいでしょうか」
「来てそうそう悪いな」
「これは・・・ハムか何かでしょうか」
「これは既に低温にて熱を通してあり既に完成しております。いくつかの種類のソースを用意しているのでお好みのものをつけてお召し上がりください。」
「とても薄く食べ応えに欠けるのではないか?」
「ソースの絡みをよくするためとファイヤブルの肉の中でも特に筋肉質な部分を使用しており硬く感じやすいのでその対策ですね」
「なるほど。それでは供物に感謝を・・・
美味い!!」
「お口にあって良かったです。それから本来魚を食べるときに用いる調味料ですがこちらもいかがでしょう。」
「これも...とてもよく合いますね」
「彼らの実力は伝わったことと思う。これで挨拶も済んだ事にして早速今晩の作戦会議だ。」
「「「はいっ!!!」」」
「まずはメインだがかねてより決めていたビーストローフで行こうと思う。」
「了解です。肉はどのようなものを?」
「ついさっき捌かれたグリムアースのヒレ肉をを仕立ててある。」
「それはなかなかに良い仕事になりそうですね」
「そして次鋒のメインとして先程彼らが用意したローストビーフを作ってもらおうと考えている。やってもらえるか?」
「はい。素材は何を使いますか?」
「それもグリムアースの足回りの肉を用意してある」
「次だスイーツもどうやら彼らが作るものが絶品という話だ具体的な説明をいただけるだろうか」
とりあえず試食?
「そうだね。こちらがロールケーキといい牛の脂肪分を集めて作ったクリームをスポンジで巻き上げたものになります」
「普通この手のクリームは余った卵白なのでは無いか?」
「それではあまり好評では無いのでこちらでいかがでしょう」
「ともかくいただこう。おいみんなあからさまに嫌そうな顔するんじゃ無い」
「美味い!!」
「苦く無い?のか?」
ちょっと待ってメレンゲクリームって苦いの?
「それ腐ってね?」
スイーツ雑かよ
「1番こだわるところところだけどなあ」
「これだけの実力があるのなら任せても問題はないだろう。みんなもいいな」
「「「はいっ」」」
「スイーツ一通りを全て任せてもいいだろうか?材料はあるものは全て使ってもらって構わないし手持ちの材料を使うならば後で請求書書いてくれ。」
「何人分を目安に作れば良いでしょう?」
「VIPが36名付き人各3名プラス招待分でざっくり200人分ほどになるんだが」
「うおう」
流石に急がないとやばくね
「まあ大丈夫でしょう」
「ならばその他の小物と酒はおおよそいつもので行くから各自取り掛かってくれ。ケイ達は厨房はどうする?」
「僕らの拠点で進めます。時間はいつ頃になりますか?」
「祝宴自体は7時からになる。ローストビーフはそれまでには欲しい。それからスイーツはその一時間遅れほどでも問題無い」
「了解です」
「さてやるか」
マジで間に合う?今4時だよ
「とりあえず全員亜空間ハウスにいるよね」
フィルティアとヴェルはもうす材料の準備してるしドラ軍団は普通にまったりしてる
「おけ 時の流れは我が戻りあり
《クロックグライスパー》!!」
おお初耳
「これで亜空間内時間が10分の1になってる」
んじゃとりあえず時間かかるローストビーフとそのソースからかな
「それはもうフィルティアとヴェルが取り掛かってるからスイーツ行くよ」
何作る?
「ケーキは3センチ角ぐらいのプチケーキを大量に作ろうかと」
いいねいろんな種類あった方が良いもんね
「ところで材料足りるかな」
足りる
「結構な量だと思うけど」
厨房から預かってきた食料袋尋常じゃ無い量入ってる
「マジ?」
1番多いので小麦粉2トンとか
「えげつな」
卵も3000個以上
「足りるな」
んじゃとりあえずスポンジ?
「シンプルとチョコでいいかな」
そうそうベリー系とか柑橘系のよくわからん奴もえげつない量あるよ
「生乳ある?」
ある
「んじゃとにかく大量の生クリーム頼んでいい?」
でも重力魔法の分離僕じゃできないし
「どちらにせよ馬鹿でかい容器いるか」
んじゃ《創造》からの《複製創造》100リットル寸胴完成
「どんくらいいるんだそう」
想像もつかねえな
「こっちやっとくから給食センターで使ってそうなサイズの泡立て器いける?」
了解。今あるやつに拡大創造かけて対応できるようにしとく
「こっちとりあえず100リットル出来た」
泡立てしばらくかかるからスポンジやろうか
「オーブン増やす?」
とりあえず《複製創造》!!
「バット容器もお願い」
《複製創造》!!!
「それから大量の卵メレンゲ化!」
まさかネタで作った全自動卵割機が役に立つとは
「マジないす」
砂糖と小麦粉篩にかける?
「よろしく」
でっかい篩用意できてるよ
「こちら用意できました。何か手伝えますか?」
よっしゃ増援来たぞ
「そしたらデザイン案決めてもらおうかな」
こんな感じのプチケーキを大量生産するんだけどシンプル、チョコ、ベリー系ぐらいしか決まってないんだよね
「了解です。材料いただければソースやトッピング用のものを用意しておきます。」
「よろしく」
ホイップクリーム第一陣出来たよ
「3分の1ぐらいにココアパウダーモドキ突っ込んで混ぜといて」
了解
「そしたらチーズケーキの仕込みだけど」
生クリームは出来てるからすぐ仕込めるよ
「じゃあよろしく」
タルト生地は任せた
「任された」
「スポンジ出来上がったよ」
うお、ふかふか
「いい具合に出来たな《ウィンドスラッシュ》」
薄く半分にするの包丁じゃ難しいから便利だな
「フィルティアヴェルで盛り付け頼める?」
「了解です」
「それじゃとりあえずシンプルに下からスポンジ、クリーム、フルーツ、スポンジ、クリーム、フルーツのやつお願い」
「フルーツはベリー系のもですか?」
「それでよろ。それからカイはココア混ぜたやつでチョコ系のそれっぽいやつよろしく」
了解
「タルト生地も焼き上がったで」
チーズも盛り付けだけ
「それからスポンジ第二弾上がったよ」
「こちらはシンプルが4台出来ました」
「ありがとう」
チョコもあとは粉砂糖散らして終わり.....はいオッケー
「それじゃ入刀 なんかいっぱいぶったぎってーーー《ウィンドスラッシュ》!!!!」
ねえちょっといいかな
「どした?」
なんかいっぱいというセリフが詠唱とか言わないよねなんか魔力の流れ纏ってた気がするんだけど
「賽の目に切るために正確に多重展開しなきゃだから詠唱つけてみただけだけど」
よしっと、これでチーズケーキも一台出来たよ
「とにかくいっぱいーーー《ウィンドスラッシュ》」
相変わらず酷い
「魔法関連の研究者の方々に怒られそうな感じですよね」
だよねバレたら絶対詰め寄られる
「魔法の詠唱はかなり深い研究テーマのようなので尚更ですね」
これで定番は一通りできた感じ?
「いわゆるショートケーキ、チョコケーキベリー系マシマシのピンクケーキ後なんだろ」
チョコケーキの派生でコーヒーケーキとかは?
「アリだな硬めのコーヒーゼリー使うか」
カフェ系だった抹茶とか紅茶ケーキもありかもよ
「抹茶はともかく紅茶はエキスの抽出とか無理だしなぁ」
「ちょっと雰囲気変わりますがヒルグリムの根を練ってクリームと合わせたらどうでしょう?」
ヒルグリムって何だっけ
「確か王宮から預かっている袋にもありましたし。えっと....これです。」
芋系?
「もともとかなり甘いので煮出して砂糖をとったりそのまま練ってデザートにしたりするんですけど」
「このまま食える?」
「食べられないことはないですけど硬いですよ」
「《レゾナントヒートリート》」
出たレンチン
「あっ、なるほど」
どんな感じ?
「ほぼさつまいもだけどもっと粉っぽくて水分持ってかれる」
なるほど
「デザートにするときは牛乳を混ぜて柔らかくしますね」
「モンブランモドキとかにしようか」
良いねそれ穴開きの金口作っておくよ
「よろしく」
「それでは加熱されたもの潰してペーストにしておきますね」
「それじゃ改めて《レゾナントヒートリート》」
「本当はこの魔法ありとあらゆる生き物に対して不可視の攻撃を飛ばす強力なものなんですけどね」
普通に考えて人をレンチンとかえぐいよな
「スポンジ用意できたよー」
「ありがとーティア。フィルの方と合わせて完成でさせちゃってー」
「はーい」
よっしゃこんなもんでいいだろ
「結構作ったなー」
いざ王宮へ突撃だー




