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国祭展も魔法と創造で(叙勲式とパーティー)



「これより叙勲式を始める。開式にあたり陛下からのお言葉を賜ります。」

「まずは諸君遠路はるばる我が元へ集いてくれた事を喜び感謝申す。

此度新たに位を受ける者、位を改めてさらなる高みへ登らんとするものに対し今後の祝福と勤勉を祈ることとする。」

「それでは新侯爵、旧エールアトラト公爵前へ」

「はっ!」

「貴公は先日のスタンピードに対する献身的な防衛及び撃退に多大なる貢献があった事及び領地の経済的、地理的規模を鑑みるに侯爵に昇格することがふさわしいとと判断した。よって貴公に侯爵位を叙勲するものとする。」

「ありがたきお言葉、謹んでお受けします。」


「新侯爵エールアトラトさんね」

どしたの?

「この後交流会みたいなのあるからメモしておかないと」

なるほど、てかそこらじゅうでスタンピードって起こるもんなんだね

「確かに前も緊急とかであったもんな」


「次新伯爵、旧ティーグレイ子爵前へ」

「はいっ!」

「貴公は農作物、主として茶の新商路の開拓及びそれにかかる街道整備等商業面での外交に大きな役割を果たしてくれた。よって伯爵位を叙勲するものとする。」

「今後とも精進してまいります」


紅茶かな

「紅茶だな」

アールグレイいいよなぁ

「今度買いに行ってみるか」

東の方の街だっけ

「そうそう」



......

.....

....

「新男爵シルスタイン公前へ」

「はっ!」

「貴公はシルスイットの販路開拓及びその商品価値を見出し海の幸に新たな可能性を生み出してくれた。また貴公の生み出したウェーブスイーパーは港町の保護と活性に大変な貢献を見せている。これらの功を認め男爵位を叙するものとする。」


「名前に聞き覚えあると思ったらわさびもどきの生産者か」

それよりもウェーブスイーパーの方が気になるんだけど

「港町の保護と活性だから波消しの魔道具とかなのかな?」


「これより騎爵位の授与に移る」

「冒険者ケイ及びカイとそのメンバーは前に」

「「はいっ!」」

「貴公らの率先したスタンピードの収集及び王国鍛治師団への技術指導その他数ある王宮及び民への貢献を鑑みるに上級騎爵位に叙するものとする。また同時に特任騎士に任命し今後も冒険者として民の目線からの王国の保護に尽力して欲しい」

「「謹んでお受けします」」

「これを聞く冒険者諸君にも頼みがある。彼らの手繰る魔法や魔道具の技術は大変に強力だ。しかし彼らは冒険者としての経験が浅い。爵位を持つものとして恐れず冒険者諸君には彼らに経験を授ける先輩であって欲しい。」


「では次にルードリッヒ騎爵前へ」

「はっ」

「貴公を上級騎爵位とし先程名を挙げた上級騎爵ケイと上級騎爵カイ及びそのパーティーの支援に当たって欲しい。」

「かしこまりました」


......

......

.....


「これにて叙勲式を終了とする。新たに貴族の輪に入ったもの階位を改めてたもの皆にその貴族の名に恥じぬ様精進し、王国の盛り立てに貢献することを切に願う。」


おわったーー

「この後はどうなるのかな」

てかルードリッヒ様?って誰

「それ思った」

この後フリーならちょっと聞きに行くか

「でも忙しいんじゃね」

「失礼します。陛下からこの後用事がなければ来て欲しいとの事です。」

あっエイリアさん

「もちろん伺います。どちらへ行けばいいでしょう」

「ではいつもの小議室まで行きましょうか」


「失礼します。皆様をお連れしました」

「入ってくれ。」

「先程はご配慮ありがとうございました。」

「そう気にせんでくれい、あの場に連れ出したこと自体こちらの都合だからな」

「それから上級騎爵ルードリッヒ様ですね。私はケイでこちらが双子の弟カイと申します。またこちらは普段の冒険でパーティーメンバーのフィリスとティアです。若輩者ですがよろしくお願いいたします。」

「えっ、あっ、おう」

「バンスよそこは先輩としてバシッと言い返してやるところだろう」

「ガラ君仲良くしてるって言うからもうちょっと砕けてくるかと思ってな」

「ガラ君ゆうな。あとケイとカイもこいつの前ではいつもみたいな感じで良いからな」

「じゃあ早速だけどルードリッヒ様に叙勲式の時私たちの支援をって言ってましたよね。あれってどういうことですか?」

「言ってなかったかな。もし邪魔じゃなけりゃパーティーに加えてやって欲しいんだけどって話」

「聞いてないですね」

「すまん。バンスはお主らと同じ特任騎士ってことになってて実質普通に冒険者してる。大剣使いの変態なもんだからハブられてるというか若干他の冒険者と距離があるという様な可哀想な奴なんじゃ」

「やかましいわ。」

「パーティーに加えるのは問題ないんですけど良いんですか?パーティーランク未だにEのひよっこパーティーですよ」

「そりゃギルドの制度の話だろ。普通のEランクパーティーは龍種ボコったりスタンピード鎮圧したりトン単位の肉納めたりしないんだよ」

ぎくっ

「それにバン君ソロでAランクまで上り詰めたつわものだよ」

「強っ」

なおさら勿体無いんじゃ

「まあまあ冒険者としての経験を習うにはちょうどいいからそう遠慮せずに」

「そういうことならよろしくお願いします」

「おうこっちこそよろしく頼む。押しかけた様で悪かったな」


「とりあえず自己紹介しとくぜ。そちらさんはガラ君から色々聞いてるから問題ないし。

改めてバンス=ルードリッヒだこう見えて熊人族のハーフでパワーには自信があるし、得物はもちろん大剣だ。よろしく頼む」

こちらこそよろしくです

「僕らのことは名前だけで呼んでください」

「えっと魔法使いのほうが兄のケイでライトアーマーの方が弟のカイだったな。そちらの姐さんの嬢ちゃんはどう呼べばいい?」

「私はフィリスと言います猫人族で得物は両手剣とお二人から作っていただいたミニミです。フィルと呼んで頂ければ幸いです。」

「私はティアで狐人族だよ。そのままティアって呼んで欲しい。」

「了解だこっちもバンって呼んでくれ」


「挨拶も済んだようだしそろそろ恒例行事に顔出さないか?」

恒例行事?

「新しく騎爵位についたものは先輩方と模擬戦したりなんだりの交流があるんだよ」

「なるほど」

いかにもな感じのイベントきたー

「俺の闘い方も見せておきたいし乗り込まないか?」

了解

「行きましょう」


「ありゃウェルトムード上級騎爵とエールアトラト侯爵かないきなり見応えたっぷりと来たな」

「新侯爵様はわかるのですがもう一方は?」

「ウェルトムード上級騎爵は西の方にある領で魔物被害の多いところでもある。多くの魔物素材や魔水晶を産出する一大都市の領主だ」

「上級騎爵でも領を持つことがあるのですね」

「かなり特殊な事例だ。先祖代々武家の御家だから領地を持ちながら上級騎爵位を賜ったようだな」

どちらもバランスの良い片手剣なんだね

「貴族の暗黙の了解でとりあえず片手剣ぐらいはというところがあるんだ。新侯爵は知らんが上級騎爵殿は短弓とダガーナイフによる軽量戦術の名手だったはずだ」

「やっぱりウェルトムード様の方が優勢かな」

「どうだかな上級騎爵殿は瞬発のスピードファイターだから見るからにタンクタイプな侯爵では持久戦になれば後者に軍配が上がりそうなものだが」

あっ、

「やっぱり上級騎爵殿は持久戦は避ける方向か」

「結局一瞬で決まるんですね」

「そりゃまあ西の守護者なんて言われてる猛者中の猛者だからな」

ウェルトムード様連戦?

「新入りにそうそう手こずっては名が廃るからな」


「お久しぶりです隊長。」

「おうキリ坊じゃねえか。あと隊長は変わっただろうが」

「そうですね上級騎爵殿」

「キリ坊も騎爵になったんだもんな」

「なんでそろそろ坊ちゃん呼びやめてもらえませんか。」

「おうそうだなキリス=モルデンス殿」

「やっぱりからかわれてるような」

「それと置いてけぼりで悪かった、紹介しとく。

こっちのキリ坊が騎士団第二重戦隊所属で元俺の部下だ。でもってこっちが新しいパーティーメンバーになったケイとカイそんでフィリスとティア

だ」

よろしくお願いします。

「こちらこそ。その若さで上級騎士殿とは感服します。」

「おうそんな柄じゃねえとは思ってたが何にも疑わないんだな」

「もちろん自分も懐疑的でしたけど先日団長御二方との模擬戦を見て確かなものだと確信しております。」

「もうそんな大物と一戦交えてたとはな。陛下が気にいるわけだ」

「ケイ殿とカイ殿の扱う魔道具はそれはもう圧倒的なものでした。それを手ずから作り上げたと言うのですから素晴らしいものです」

「ところでだせっかくこんな場所で会えたんだいっちょやるか?」

「はい喜んで」

「ケイたちに見せる初戦闘なんだから簡単にへばってくれるなよ」

「ぜ、善処します」


「それじゃあケイ審判を頼む。なるべく気をつけるが致命傷になり得る攻撃は問答無用で止めてもらって構わない」

「了解です。それでは3カウントで行きます。

3、

2、

1、

初めっ!」

ガキッィィィン

「うわいかにも重い」

そういえばキリスさんも重戦部隊って言ってたんだから大剣だよね

「体格あんまりそれっぽくないけどね」

身体強化の適正によっては見かけの体格なんて簡単にひっくり返るみたいだからね

「てかバンスさんの方が上手いんだから受けでいくかと思ったのに攻める側なんだね」

大剣だとどっしり構えて受けるのが花形だから大剣同士だと動いた方が不利なのかな?

「なるほど」

それとあんなに重い剣同士で打ち合ってなんで無事なのかと思ったけどお互いぶつかる瞬間だけ元にも強化かけてんのか

「じゃないと秒でなまくらガタガタになっちゃうよね」

やっぱりキリスさんが押されてくるのね

「そろそろストップのタイミングあるかな」

だんだん受ける時に流しきれずによろけてるもんね」

あっ

「そこまでっ!」


「ありがとうございました」

「おうおつかれだいぶ長く打ち合えるようになったじゃねえか」

「隊長が教えてくれた練習まだちゃんと続けてますから」

「そりゃ嬉しい限りで」


「相変わらずルードリッヒ殿の剣戟は凄まじいですな」

「ウェルトムード殿もキレのある打ち合い素晴らしいものでしたぞ」

「ところでルードリッヒ殿は新上級騎士殿とお知り合いで?」

「ああ、ついさっき陛下からご紹介頂いたばかりだがパーティーメンバーとして参加することになった。」

「新上級騎士ケイと双子の弟カイそしてパーティーメンバーのフィリスとティアです。よろしくお願いします。」

「私も改めて西の方の領で領主け騎士をしているウェルトムードだ。よろしく、いきなり悪いんだが私と一戦やってもらえないだろうか。」

「ぜひにお手合わせ願います」

「ではそちらはバンス殿を含めた5人こちらも付きの騎士4人を含めた5人でどうだろう」

「はい。よろしくお願いします」


キター

「んで作戦」

「俺どうしようか、何もわからんのだが」

「タンクいけます?」

「もちろん本業だ」

ところで出オチグレポンじゃダメ?

「絶対後でどやされるぞ。そうじゃなくてもそんなつまらんの僕がキレる」

了解

「ところで相手は全員片手直剣とライトシールドみたいな感じですかね」

「普通ならそうだがおそらく向こうは本気でくる。自分から持ちかけてあれだけ楽しそうにしてたからな。」

「てと短弓とダガーナイフによる軽量戦術でしたっけ」

「それから5人の編成なら上級騎士殿が遊撃、魔法が2人片手直剣が2人か直剣1人に大剣か両手剣1ってとこだな」

やっぱり1番警戒すべきは遊撃かな

「文字通り目に見えないほどの速度で突っ込んでくるから土埃なんかたてた瞬間相手の間合いだと思ってくれ」

「それならフィルはミニミで徹底的に弾幕張って支援。当てることよりも結界を使わせて魔道士を1人足止めして前衛を動きにくくしてくれればいい、当てることは二の次でいい」

「了解です」

「ティアは片手M500片手魔法で敵の遊撃警戒を、フィルがほとんど動けなくなるからその防御と護衛に」

「わかったー」

「バンスさんは正面からの突撃を警戒フィルとティアの護衛で」

「わかった」

「カイは狙撃で前衛の重装備の方を落として。L96の方使えよ。1人やった後はM4ショートに持ち替えて自由に遊撃してて。魔導士の攻撃担当優先で」

了解です

「僕は結界維持しつつ魔法攻撃とショットガンの閃光弾で牽制をやる」


いっちょ行きますか

「何がすげぇってお主ら勝つ気満々なことだよな」

「そりゃもうテンプレイベントですから。」

「てんぷれ?」

まあそういうことです。


「やあ。叙勲式の時から1番気になってたのは君たちなんだ。私の1番得意な武器を持ってきたから本気で行くよ」

「ええこちらも対人用とはいえ多くの武装を投入しておりますのでよろしくお願いします」


「ではこれよりケイ殿のパーティー対ウェルトムード殿とその騎士による集団模擬戦を始める。致死性の攻撃及び魔法の使用は禁止。どちらかの敗北宣言または中級回復魔法で治癒困難と判断された場合に決着とする。それでは双方、、、

始めっ!」

《ウィンドバリア》

バァン

タンク1カット

「ナイス」

ズダダダダダダダダダ

「敵優先目標移動」

「ティア魔法攻撃合わせて」

「はーい」

《ウィンドアロー》

《ファイヤーアロー》

「優先目標くるよ」

ダァンダァンダァン

「早いっ!」

《ソリッドバリア》

結界担当カット

「ナイス、フィルフルオートで蹴散らせ」

「前衛の2人目と攻撃魔導士やりました」

「ナイス」

「ラスト《ウィンドアロー》」

「私も《ウィンドアロー》」

貰ったぁ

スパパパン


「降参だ」

「そこまでっ!」

「ありがとうございました」

「こちらこそ、本当に強いのだな」

「ところで弓はなぜ使われなかったんですか?」

「本当は山なりに大きく矢を撃って前衛が狼狽えたところを2人の剣士が突いてその隙に後ろの魔導士を片付ける予定だったのだがまさか開幕から簡易詠唱のインスタントバリアよりも早く一撃で剣士を1人落とされるとは思わなかったものでね。それになんだあの後衛の絶え間ない魔法は。あれはかなり焦ったね。それから諦めて魔導士だけでもと思ったり横から突っ込んだのもあっさりバレてたしとてつもない展開速度のソリッドバリアに埋め立てられそうになるし。風の矢の範囲攻撃でスピードを潰す戦略かと思いきや回られてよくわからない魔法をもらうしだったからね」

「おそらくウェルトムード殿が初めて見る魔法だったので勝機があっったのでしょう。転移と見紛うほどの圧倒的なスピードは十二分な脅威でしたよ。」

「謙虚なのだな。ただ全く新しい戦法に見事に負けてしまったが次は必ず勝たせてもらうさ。」

「その時はよろしくお願いします」














しれっと2ヶ月ぐらいぶりの更新になります。一応まだネタはあります。というかネタだけはあります

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