国祭展も魔法と創造で(そっちもやらかす)
「さてと食事前の緩やかなひと時にこうして集まってもらったからにはもう察しているものも居るのではないか?」
「まさか皇国もですか?」
「見事だノイル。ではタスカー詳細を頼む」
「かしこまりました。まず原文を掻い摘んで読み上げます。
[今回の貴国の国祭展において皇国からの祝辞と一層の交流の為我が教祖様の名の下に炊き出しを行いたく願います。良き返事をいただけるならば、王都中央広場にて出店の準備を執り行わせて頂きます]
との事です」
炊き出しなら良いんじゃないですか?
「皇国じゃなければ万々歳なんだが[教祖様の名の下に]の文言がある以上事実上の布教活動なんだ
「皇国の信教はこの国や他の運営の多神教とは別なのですか?」
「別に宗教自体に問題があるわけでは無いのだが水の女神リバイシャスをのみを信仰する一神教で
他の教会に対して敵対的な態度であったりその教会を設置しない国に対して侵略行為に出たりするんだ」
うわぁ
「狂信集団かよ」
「別にリバイシャス様を信仰していないわけでは無いのだが一つの特別を認めると言うのはわしの信条に合わん」
「結局のところ炊き出しは断る方針で行こうと思うが...」
「例年の如く行商という体裁でやってくるでしょうね」
「まあそれは良いんだ問題は次での。タスカー続きを」
「はい、
[また例年には無い催しではありますが、我が教祖様の力の一端たる聖女様と極光の杖の力を披露させていただく思います。]
「なんだって!」
「それはつまり極光の杖とやらを見せ物のために我が国でブッ放すて事ですよね」
「こちらものらりくらりとどうにか教会の設置を断って来たが良い感じに腹が煮え上がってきたようだな」
それで如何なさるおつもりで?
「普段ならアホかと一蹴するんだが帝国にあの暴挙を許してしまった以上受け入れなければゴネるだろうなぁ」
後に控えてるのが国祭展じゃなきゃズタズタのフルボッコでも良いんだけどなぁ
「F35とF2も実戦運用したいしね」
「お主らもなかなか血の気がおおいのぉ。つくづく味方で良かったと思う」
もちろんこの素晴らしい世界に召喚していただいた大恩がありますから
「失礼かも知らんが相当ろくな世界でなかったのか?扱う武器といい聞く話といい荒廃世界から来たのか疑うほどの酷さのようだが」
「そりゃもう人の心の汚さで言ったら闇属性の根源みたいな存在じゃ無いですか?」
「おおう、わしは聞かなかった事にしよう」
「ところで皇国の件どうされるのですか?」
「タスカーよちょっと忘れかけていたのに何故思い出させる」
「いやこんな時に現実逃避なさらないでくださいね」
「とゆかもう2人が味方ならもうあとどうでも良いじゃ無いか」
「彼らの善意にどっぷりつかる気満々ですね」
「いやだって自国の最高火力を敵国の王都のど真ん中でぶっ放そうってんだよ?そんなのもう宣戦布告のようなものでは無いか。わざと制御を誤ったとか言って王城に打ち込まれたらもう壊滅的な被害じゃないか」
「では一応その披露の時間には私がちょっと本気で結界張りましょうか?」
「それは喜んでお願いしたいのだが...
「無理ですアレを結界で防ぐなどどれほどの触媒と魔力と詠唱時間を要すると思っているのですか?」
そもそも極光の杖の効果ってどんなんなんですか?
「私が見せられた限りでは、太陽そのものを棒状にして突き出しているような感じでした。圧倒的な熱量、光量、速度でした。弾道は地面すらも炭化し着弾したものは灰すら残っておりませんでした。」
キタコレ
「あーあーモード入っちゃった」
「「へ?」」
サテライトレーザーカノン
「今なんつった?」
ファンタジーと科学の融合レーザー兵器を作らずして何が異世界エンジョイダァーーーーーーー
「とりあえず落ち着けそのロマンは理解した」
デザインどーしよー固定砲タイプとライフルタイプつくろーかな.....
冷却フィンは可動式にして撃った後に展開するようにして....
「帰ってこーーーい」
はっ?!
「ともかく今年はかなり派手な国祭展になりそうだ。例年通りにいかないことも多々出てくるであろう。特に警備には一層の気を使って欲しい」
「私からは、どんな些細な情報でも集めて欲しいという事です。細やかな変化や帝国、皇国の姿勢を観察するにはより早く多くの情報が必要になります。我々秘書課も多くの人員を当てその管理に回しておりますのでそれぞれの出向者を通して報告のほどお願いします。」
「了解した」
「では早速一つ。確証が取れていないので報告は控えていましたが皇国の関係者と思われる者たちが既に冒険者として入国しております」
「それは皇国出身ではなく皇国のスパイのような存在としてか?」
「はい。冒険者登録は皇都ギルドのもので間違いなかったので雇われた者かと」
「何か怪しい仕草でもあったか?」
「小型の遠距離通信の魔道具を使用しているところを多く目撃しています。」
「了解した。他とも連携してわかったことがあったらそちらにも資料を回す」
「お願いします」
「本日はここまでとしよう一度解散だ」
「ところで工廠と騎士団の方はどうであったかな。ベルクがそわそわして上の空だったから相当やらかしてくれたのでは無いか?」
「それはもうベルク殿が突然講演会などと言い出して教壇を預けられてしまいましたからね」
「それで何を伝授して頂けたのかな」
「魔道具作りにおけるちょっとしたコツですよ」
「まあいいどうせワシが聞いても理解が及ばぬ。工廠に任せるとして、騎士団の方にも顔を出してくれたようだが」
主要な部隊の皆様の前で各団長パーティーと模擬戦になりました
「奴らもなかなか吹っかけてくれたのう。それでどのようにして下したのか?」
前にご覧になられたものを小さく威力も小さくした魔道具を使用して辛くもというところです
「戦闘技術や勘のような部分では遠く及びませんがね」
「流石にそこまで下されては少し喝を入れに行かねばなるまいが道具や環境も実力の内だからな」
コンコン
「入れ」
「失礼します。夕食会の席が整いましたのでお知らせに参りました」
「すぐに向かおう。ケイとカイも良いかな?」
「はい。お邪魔します」
「うわっ」
ひと...いっぱい
「おーい大丈夫だ知ってる人もいるからね」
それもそうか
「コミュ障あるあるその1知ってる人がいるとやたら強気」
やかましいやい
「こんばんは」
こっ、こんばんは
「いつも父上がお世話になっております。私は第一王女のサルフィーノと申します。よろしくお願いしますね。」
「(リアル王女キターー)」
はいっ、どうぞよろしくお願いいたしまふ
「第一王子と第二王女もおりますので顔を合わせて頂けますか?」
「もちろんです。よろしくお願いします」
「第一王子のミハイルです。いっ、以後お見知り置きぉ、、、、」
「弟は人前が苦手でして不甲斐ない挨拶で申し訳ございません」
「いえいえこちらも同類なものですので」
「第二王女のラティエナだっ、、、、よろしくお願いします」
「ラティ大切な人の前なのだから丁寧な挨拶をなさい」
「はぁい」
「妹がすみません」
「お気になさらないでください。皆さんが良ければ普段通りの雰囲気でお願いします。」
僕らもそっちの方が混ざりやすいからね
「あらあら、年が近いと打ち解けるのも早い事で。私は王妃マリエルと申します。以後お見知り置きを」
「ご丁寧にありがとうございます。本来ならこちらからしなければならないのに」
「それじゃあ顔合わせも済んだようだし今夜の晩餐を始めるとするか。皆グラスはまわっているかな?」
「「「「「はい!」」」」」
「神々が遣わした贄に感謝を!」
「「「「「感謝を!」」」」」
「いただきます的なやつかな」
「さあ皆さん頂きましょう本日は人気の物が多く出させておりますわ」
「御用が有ればなんなりとお申し付けください」
「あっ、エイリアさんにサリアさんこんばんは」
「カイ様とフィリス様にティア様は体調がすぐれないのでしょうか」
「いやこういう場に慣れてなくてふるふるしてるだけ。ほっとけばそのうち食欲に負けて動き出すから。少なくともカイは《メンタレスストロンガー》」
「今のはどのような魔法なんでしょう?」
「精神強化の魔法で自分にとってプラスに働くことを大きくマイナスに働く事を小さく感じさせる精神干渉系魔法だよ」
「それなりに学識は蓄えてきたつもりですが全くわかりません」
「エイリアよ彼らを理解しようとしてはならない。それは空の彼方を求めるよりも遠大で想像もつかないものなのだ。強いて定義付けるならば彼らは彼らという概念だ」
「陛下何か距離を取られているようで悲しいのですが」
「そんな事はないさ開き直りってもんだよ」
うわなんか気付いたらめっちゃ盛り上がってるし旨そう
「あっ、復活した」
そういやヴェルどこいった
「ヴェル様ならばあちらでミハイル様とお伽の話に花を咲かせております。」
流石に元王
「コミュ力パない」
フィルとティアも王女様方と馴染めているみたいだし大丈夫かな
「ちょっと前まで一緒に隅っこでふるふるしてたくせに」
ぐぅ
「さてと盗めそうな味でも探しに行こうぜ」
それ楽しそう
「では私がご案内させていただきますわ」
王女様自らは申し訳ないですよ
「いえいえこの場は王宮とあなた方の交流の為にありますからごく自然な流れなのですよ。それに父上からも顔合わせをしておくようにと言付けられておりますので。」
「ではお言葉に甘えてよろしくお願いします。」
「ではまずは王宮の関係者のみの場合はフィーと呼んでください。私も名前のみで呼ばせて頂けませんか?」
「さすがに落ち着かないのでフィーさんでも良いですか?」
「ではいずれ名前のみにしてもらうとしてよろしくお願いしますね」
こちらこそよろしくお願いします
「まずはやはりお飲み物ですね。酒精は好まないと聞いているので4種の葡萄で作られたフレッシュストレートの白を用意しました。」
それはとても美味な予感が
「4種も使用しているのですね」
「ええ全て我が国が誇る農村の傑作になります。
それぞれ1種類ずつ合わせて4つの山岳にある村が2年の月日をかけて作り上げてくれた最高傑作ですよ」
「いつか直接伺って頂いてみたい物ですね」
「ぜひに。鮮度はもとより澄んだ空気の中穏やかに開けた景色を眺めながらいただくこれは何物にも代えがたい幸福になりますね。手土産に一つ持っていってください、瓶にかけられた札に産地と代表生産者が書かれております」
ありがとうございます
「では早速どうぞ」
キュポン
開けた瞬間からとてもいい香りがしますね
「ええ。閉じ込められていた物が途端に溢れ出すように良い香りを届けてくれますね」
「さらりと透き通っているのにとても濃厚なのですね」
「特に水分の多い実のみを使用し一切他のものを添加しない方法で作られているそうです。さあいただきましょう」
ありがとうございます
おおぅ
「濃厚なのにさっぱりする不思議な感覚が」
「他にも色々用意しておりますわ。
.....
.....
.....
もう、無理っす
「ばあちゃんの家に行った時並みにポンポン出て来たよ」
「あまり無理をさせてはいけませんね。またの機会を楽しみにしておりますわ」




