海鮮を求めて(甘党の集まり)
いよっしゃあー卵は貰ったー
「よくよく考えたら鳥はたくさんストックあるし殺す必要なくない?」
それもそうか卵だけ頂戴するとするか
あと何故か収納に入るやつとはいらないやつがあるんだけど
「有精卵は生きてるわけだから収納には入らんだろ」
なるほどね
「見分けつきやすくて良いや」
急いで鶏舎作る?
「とりあえずある分だけで良くない?プリン食べたいし」
また後でいいか
「作っとけば農家から鳥は直接買えるし向こう着いてからでもいいでしょ」
じゃあ無精卵だけ頂戴していこうか
これで群れじゅうの無精卵集めたかな
「なんこぐらい取れた?」
一つの巣から3〜4個かな
「最高記録は1つの巣から7個取れたよ」
多いな
「全部無精卵だったからね」
車に戻って数えてみようか
「そうしよう」
こっち78個
「こっちは126個」
思いっきり負けた
「風属性魔法と重力魔法で飛んで高いところのも回収したからね」
なるほどねこのチーターが
「魔法なんだから仕様だろ」
まあ沢山取れたしいいか
「プリン作ろう」
そうしよう
どうせならプリンア・ラ・モードみたいにする?
「そうだ生クリーム作れるんだった」
フルーツか木の実でも集めてくるか
「なんかいいのないかな」
この木の実どっかで見覚えがあるんだよな
「この腐りかけにみたいなやつ?」
かなりエグい色してるんだよね
「《鑑定》黒王実だってよ何だそりゃ」
「これはラッキーですね」
そうなの?
「種から木になるまで1年かからないほど成長が早くその小さな木に見合わないほど大きな実をつけるのです。」
食べれたりするの?
「果実としてではなく完熟した後の種がとても美味しいのです。その真っ赤な実は完熟しているので割って中の種を持って帰りましょう」
いいね
「どれどれ」
「ちょっと待ってください。そのままではあまり美味しくないです。直火で炙って水分を減らすんですよ」
ならこれも持って帰って試食だな
「そういえばこれって育てられないの?」
「できないことはないようですが魔道士がつきっきりで半年近く苗を育てなければならないので現実的に不可能ですね」
結構レアものってことか
「それこそ貴族の菓子として出されたりだとかですが美味しく食べるのに手間がかかるのであまり人気はないですね」
じゃあ冒険者のお楽しみって感じ
「そんな感じですね」
「てか何で魔導士が育てるのにいるの?」
「野生の木は魔力と栄養と光で成長するそうなのですがそれなりに暖かく湿ったところでないといけないらしくてその条件を作るために結界で囲いを作りその中を水属性魔法と火属性魔法で管理するそうです。」
なるほど魔導ハウス栽培って訳か
「なら僕らなら楽に育てられそうだね」
まあ試食して美味しかったらだけど
「確かに」
うんそろそろいいかな
「だいぶ香ばしい香りになってきたね」
なんか見た目はアーモンドみたいだね
「種だし油とか絞れないかな」
まあとりあえず一口
「そうだね」
んっこれって
「もしかしていける?」
結構苦いけど
「チョコレートだよね」
どうやって作るんだっけ
「ちょー細かく潰して種本来の油分で練るんじゃなかったっけ」
聞いといてなんだけどよく知ってたね
「まあね」
皮って剥いたほうがいいのかな
「なんとなく剥いとく?」
どうやって砕こう
「いやその前に畑作りだ」
結構沢山種取れたしとりあえず半分残しとけばいいかな
「なら炒る作業はやっとくからフードプロセッサー的なの作っといて」
任しといて
出来たよ
「皮どうやって剥こう」
ボウルかなんかに入れて全力シェイクすれば摩擦で剥けるって
「わかった」
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
めっちゃ振るね
「あとは《ウィンドエレメント》」
うわっこっちにカス飛ばすなよ
「あっごめん」
そしたら
ギュウィーーーーンギュウィーーーーン
ってな感じ
「なんかまだ粒っぽいけど大丈夫?」
すり鉢とすりこぎの方がいいかも
はい完成
「ゴリゴリ細かくしてくよ」
なんか結構油っぽい
「あっためながらやったらいい感じ?」
おおいい感じ
「ちょっと味見」
どう?
「にっがちょう苦い」
そうかチョコは鬼のような量の砂糖とか水飴だったな
「先に言えよ」
あと少し生クリーム混ぜてミルクチョコにしようか
「美味え」
やっぱチョコいいわ
「飾りにも使えるからイン●タ映え確定だね」
JKかよ
「料理に見た目を求めて何が悪い」
よしっこの勢いでプリンも作っちゃおう
「チョコに比べればだいぶ楽だよね」
適当にデザートグラスでも作ろうか
「よろしく」
まずは卵を溶いて滑らかにして
「牛乳はあっためておいて」
焦がさないように適度に砂糖溶かして
「お湯を足して柔らかくして」
カラメルをカップの底に入れといて
「泡が立たないようにゆっくり混ぜて」
裏ごししてカップに入れて
「濡れた布をかけてオーブンへ」
しばらく待ったら
「プリン完成」
割とあっさり出来たね
「道具が完璧に揃ってるからやりやすいわー」
あとは焼き上がりを待つだけ
「ボコボコしてないといいけどな」
結構気をつけたし大丈夫だと願いたい
「てかバニラエッセンスとか探さないとね」
素朴な味もいいと思うけどね
「とりあえず今回はトッピングして盛り上げようか」
何かざる?
「チョコと木苺もどきは合いそう」
みかんもどきも良いんじゃない?
「生クリーム泡立てておかなきゃ」
もうあっちで作業してまーす。
良しっとこれで完成
「プリンアラモードでけた」
車内に持っててみんなで食べようか
「さんせーお供は紅茶で良いかな」
淹れて持ってくから先に見せびらかしといて
「了解です」
「うわー綺麗」
「これが食べられるんですか」
「もちろん今カイが紅茶淹れて持ってくるからちょっと待っててね」
「ありがとうございます」
「こんな綺麗な食べ物は国祭展の晩餐会でも早々お目にかかりませんよ」
「ケイとカイって絶対わたし達より女子力高いよね」
「悔しいですが間違いなくそうですね」
「そんな事ないって魔法と道具のおかげみたいなところもあるし」
んっ?なんの話
「フィルとティアに女子力高いって言われちゃった」
女子力高い系男子とかそんなレッテル要らないからね。
「みんな揃ったしおやつタイムにしようよ」
それじゃいただきまーす
「「「いただきまーす」」」
「この黒いのってもしかしてチョコレートですか」
そうだけど?
「えーーーー」
「そんなに驚く?」
「王都で買おうと思えば貴族専門店でも置いてあるか怪しいような物ですよ」
「憧れだしお金ができたら食べてみたかったものなんだ」
なんかごめんこれ2人でさっき拾った種から作ったんだけど
「えーーーーあの種から作れるんですか?」
逆に普通はどうやって作るの
「コーヒー豆から作れるらしいんですがレシピは大商会などが独自で扱っているみたいで詳しく知られてないんですよ」
「コーヒー豆から作れるんだ。」
てかもはやそれってチョコじゃなくないかな
「こんなところでお目にかかれるなんて」
「そういえばコーヒー豆で作るのにそんなに少ないの?」
「店頭に並ぶ事自体がとても珍しいですしあっても一包みで金貨5枚ほどなので」
結構無茶苦茶な値段するんだな
「商売敵が居ないに等しいのでぼったくり放題なんですよ」
今度スイーツの露店とか格安でやってやろうかな
「そうしたら大商会の暗部が殺されに来ますよ」
普通そこ殺しにくるんじゃなくて?
「あなた達なら跡形も残らず返り討ちでしょう」
「そんなにやべえ奴だと思われてたの?」
「2人なら大商会ごと壊滅させそう」
フィルさん言い過ぎでは?
「まぁ良いや手作りだから売ってるのより美味しくないかもだけど安いから気にせず食べて」
「いっ、頂きます」
...
「あっまーい」
「すごく甘いですね」
中々上手くいったかな
「こんなに美味しかったんですね」
「これはすごい」
「美味しかったようで何より」
でもしたのプリンとかホイップクリームだってけっこう美味しいからね
「もうハチミツ漬けなんかスイーツって呼べませんね」
「2人に後でお菓子作り教えてもらおうかな」
「良いですねぜひよろしくお願いします」
旅路は暇だからみんなで色々作ろうか
「こんなに充実した旅路なんて王侯貴族の休暇でもあり得ないですよ」
この後は何しようか
「そうだナインナイツ総当たり戦やろー」
「良いですねまだ負けませんよ」
「まだ負けられない」
「元ゲーマーとしてはチュートリアルの済んだゲームで負けるわけにはいかないな」
黙れ初心者狩りのゲス野郎
「そんな事ないから強くてニューゲームが好きなだけだから」
プリン未だに上手く作れた事ないんですよね。




