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あれ、これって勝ち組みコース?

とりま描き溜め吐き出しときます

「えっ?マジ」

ちょっ、眩しい

「マジ?」

つかマジ?マジで?

「キタコレ」

マジのマジに?

「うわっなんか暗くなってきた」

はーーーー、ふーーーーーーー

「一旦落ち着こうか」

また眩しっ

「来るか?来るのか?」

ちょっ、眩しっ

「てか熱くない?」

なんか全身熱い

「やばくね」

つかまた目潰しかよ



「ぐぇーーーー」

「ゼハーーーーー」


何?この死屍累々

「ここはどこだ?」

とりあえずテンプレ通りの豪華な部屋?

「話せる人いるのか?これ」

そもそもコミュニケーション取れる?

「誰がコミュ障だって?」

いやマジな話こんなときにボケ要求してないから


ギィイイ


ドア開いた?

「誰かいるかも。ちょっと行ってくる」

下手に動いて勝ちフラグへし折ったりしないよな

「ともかく行ってみる」


「すみませんそちらにどなたかいらっしゃいますか?」

......

「すみませんでした。あなた方が勇者様なのでしょうか。」

「通じた?...わかりません気づいたら全く知らないところで知らない人たちに囲まれておりました。」

「魔術師団たちがみな.....


「メイドっ、これは一体どう言う状況だ?」

「騎士団長様っこれは...

「侵入者の身柄はこちらで預からせてもらう。すぐ治癒術師団を呼べ事情はそれからだ」


今あのおっさん侵入者っつたか

「そんなことよりヤバくねあいつ騎士団長とか呼ばれてたけど」


「おいガキどもどうやったか知らんがともかくついてきてもらおうか」

マジ?

「うっそだろおい」




「はい地下牢」

なんだよこの上げて落とすオワコンルート

「あのメイドさん勇者とか言ってたからまだチャンスあると思うんだけどなあ」

勇者にしちゃ雑な出オチ食らったなー

「一旦待ちか?」

他の囚人でもいれば色々聞き出せそうなんだけどなぁ

「確かにそのパターンあるな」

はぁなんか面白い方に転んでくれりゃいいんだけどな


「おい!直ちに二人を解放しろ!!」

「陛下っ、困りますこのような所へ来られては」

「勇者召喚の儀によって呼び出された子らなのだぞ。仮に上手くことが運んでいなくとも何処かの無辜の民なのだぞ」

「しかし魔術師団は殆どが倒れ意識不明の者もおりました。なにか害をなされたのかもしれませぬ」

「魔術師団ならば団長が復帰し過度な魔力切れによる昏睡だと証言している」

「ならば彼らは本当に勇者だとおっしゃるのですか?」

「ともかくだ勇者でなくとも丁重なもてなしが必要だ。」


なんか偉い人たち揉めてない?

「ただぼちぼち聞いてると思いの外悪くない方向に転ぶかも」

だといいんだけどなぁ

「あのーもし宜しければ僕たちも話を聞きたいのですが....」

「ああ..色々と申し訳ない。きっと大変に混乱していることだろうが一度ついてきてもらえるだろうか」

「はい」



うわぁこれが煌びやかってやつか

「でっかい部屋だな」

「ではまず自己紹介でもガラム・K・エステアだ。この度は勝手な召喚申し訳ない。」

「はじめまして、僕は圭人でこっちが双子の弟海里です。ケイとカイでお願いします。」

よろしくお願いします

「まず僕らはどうなるのでしょう。」

「まず帰還に関してだが...今の魔法学ではまず不可能だ」

ですよねー

「....もっと慌てるものではないのか?」

「まあテンプレですし」

「てんぷれ?とはなんだ?」

「大体予想通りって感じですね。」

「まずお主らがいた場所を教えてもらえるか。直接送り届けられるかもしれない。」

そのパターンはないと願いたい

「一応日本という国で別の言語ではJAPANといいます」

「それは地域などではなく国家なのか?」

「政府と国民と領土を持つ島国ですね。」

「ならば魔法の詠唱だ。とりあえず1番小さい火種の魔法でいい。やってみてくれないか?定型のものであればおおよその地域がわかる」

「すみません。魔法なんて使ったことないんです」

「魔法を使ったことがない?そんな事があるのか?」

「少なくとも僕たちのいたところは魔法というのは御伽や物語の話でした。」

「なら魔力を感じたことすらない?」

「ないです」

「本当にそんな世界が成り立つのだろうか?ともかくステータスプレートを作成してみようではないか。」

おおおっ

「ぜひに」


「これは真価の宝玉という道具でステータスプレートの作成、更新、認証と色々できる。宝玉に手を当ててくれないか?」

「こうでいいんですか?」

「ああ。作成が始まっているから魔力が無いわけでは無いようだな」

僕らも持ってたのか

「本当にこんな力あったんだな」

「神書によれば世界を渡る際に力を授けると書かれていたのだがどうなのだろうか。」

「ああ、なるほどなんか全身が熱かったのに何故か不快じゃ無かったのはそういう事だったのか」


「ケイ殿の作成は終わったようだな。カイ殿もやってみてくれ」

おっしゃキタコレ

「まさか自分で出来る日が来るとはね」

本当に来ちゃったんだなー

「ではプレートを見せてもらえるだろうか。個人情報なのだから強要はしないが」

「いえ、見方も分かりませんし教えてもらえると助かります。」

「それじゃ失礼して.....

...

無い...のか?」

無いというのは?

「まず前提としてお主らを召喚したのは神書の予言による災厄の年に対抗するべく召喚の儀を行ったんだ。というのも何十年かに一度あるんだが毎回都になにも起こることもなくただの恒例行事とか厄祓いのような感じであった。今回もそれで終わるはずだったのだがまさか本当にこのような事が起こり得るとはな。それで話を戻すがその神書によれば勇者というのは特別なスキルを持ち絶対的な戦闘力を発揮するというものらしい」

だけどその特別なスキルが無いということですか?

「そういことだ。ところで何かやりたい事はあるか?送還の魔法の魔法の研究は既に指示してはあるし、それまでここで一切の不自由なく過ごせることを保証する。」

「えっ?帰る?」

いや、別に良くね

「だよな」

「え?」

「もしよろしければこちらの世界で暮らしていきたいのですが。」

「本当に?家族や友人のよう帰りを待つものもいるのでは無いか?」

「家族は・・・まぁ」

友達ったってあいつぐらいしか

「あいつならむしろ呼んだほうが喜ぶだろうし」

「おっ、おうそうだったのか。ならば何か望むものは無いか?我が国の全力を持ってもてなす覚悟だ。領土や金銭、地位はすぐにでも用意できる。領民は民の意思によるものだからすぐには得られないだろうけどもなるたけの協力はする」

なるほど

「領地経営系スローライフ物か。悪く無いな」

でもなあ魔法使えるようになりたいよなー

「ならば王立魔法学園に席を用意させよう」

えっいや学校はちょっと

「冒険者とかって僕らでもなれますかね」

「もちろん誰でも最低限の身分と仕事を確保するための制度だからな。だがいいのか?そんなに待遇のいい仕事でも無いぞ」

キタコレ

「やっぱ冒険者だよな」

それしか無い

「まあ危険な仕事は回避できる制度であるから問題はないだろう。だがどうか無理だけはしないでくれ。金がなければ与えられるし居場所がなければここがある。」

それでも

「冒険者をやらせてください」

「わかった。タスカー持ってきてくれ」

「かしこまりました。」


「これは?」

「10000デル共通貨、通称金貨にして100枚ある」

「一体どれ程の価値が?」

「500デル通称銅貨で5枚もあればそこそこの食事が一食ぐらいだ」

えっと円換算だと

「陛下のいう「そこそこ」がどのくらいかわかんないけど雰囲気的にちょっと物価は安めぐらいかな」

ざっくり100から200万円ぐらいか・・・・・

多くね

「流石に貰いすぎなんじゃ・・・」

「そうは言うがこれから新しい生活を始めるわけなのだからむしろ足りないぐらいではないのか?もともとここに住んでもらう前提で雑費だけのつもりの計算だからな」


「ならばそうだなついて来てくれ」

一体どこへ?

「冒険者ならば装備が必要だろう」

「おおっ」

王城でもらう初期装備!!

「ゲーマーの血が騒ぐ。いや沸き立つ」

「げーまーとはなんなのだ?」

「「そう言う職業です!!」」


「とても息が合うのだな。さあ遠慮せず好きなものを選んで・・・なんだと?」

武器が浮いてきた?

「武器に選ばれた?」

僕のとこにはめっちゃ良さげな片手剣が

「これは魔法の杖?」

貰っていいの?

「手に取ってみるといい」


それじゃあ・・・熱っつういいいいいいいいい

「っ!大丈夫か、カイ」

あれ?なんか痛くない

「一体何が起こったんだ?ここにある武器にそんな言われはないはずなんだが」

「もしかして杖もそうなる?しらね・・・熱っつういいいいいいいいい」

やっぱそうなるのね

「これあれだよこっち来る時にあった謎のあっついやつ」

あれなの?魔力の巡り的な

「よっしゃ次はギルドだーーー」

「えっ?何もそんなに急がなくても」

それじゃ王様早速行ってきまーす

「公式じゃないんだからガラムでいいだろう。そんなことより訓練とか・・・行ってしまった」














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