#5 南だからスウサって安直すぎね?
更新だいぶ遅れました。
申し訳ございません!
「着いたわよ。さあ、起きて。」
どこからだろう天使の歌声が聴こえる。
俺が目を開けるとそこには本当に天使がいた。
「ああなんだ天使か。俺もう死んだんかな。」
「何寝ぼけてるのよ。街に着いたわよ。
ここが知りすた王国の南端の街スウサの街よ。」
目の前にはなんというのだろうか外国の街のようなそれでいて南の国のような雰囲気の街があった。
「この街にはね多くの人が集まるの。なぜなら南の方が魔物が少ないからよ。それに暖かいしね。私も忙しくなかったらここに住みたいくらいよ。
で、あなたこれからどうするの?あては...あるわけないわよね迷い人だもの。」
「あぁ、そうだな。助けてもらってあまつさえ送ってもらったのに悪いんだが泊まるところを紹介してくれないか?後でしっかりと返すつもりなんだが。」
「悪いけどそれはできないわね。」
まあそうだよな。助けてもらっただけでも充分だってのにお願いするのは不躾ってもんか。さてどーすっかな?
「あなた何か勘違いしていない?あなたは迷い人だから好待遇を受けさせなければいけないのよ。そう法律で定められているのよ。だから心配しないでちゃんといい宿撮ってあげるわ。」
「そうなのか。んでもなんでったってそんな好待遇の法律が定められてるんだ?」
「それはね最初に確認された迷い人がその後魔王を倒してくださったからよ。ちなみに私はその子孫。私の一族はその影響で代々勇者をやってるの。」
そうなのか。それで若干こっちの世界の人っぽくなかったのか。
「そうか...分かった。何から何まで感謝してくせりだよ。有難う。」
「例には及ばないわ。さて宿に迎うとしましょうか。」
「ここが今日の宿、三角の帽子亭よ。料理も美味しいと評判のお店ね。私も酒場としてなら入ったことがあるわ。」
俺たちはレンガ調のいかにもなお店の前にいた。
そうかなにかに似てると思ったら〇リー〇ッターで出てくる家の街の作りにそっくりだからか。道理で既視感があると思った。
俺はアリサに迎え入れられる形で今日の宿へと足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ〜!」
奥からハリのあるいい声が聞こえてくる。
「お待たせしました...ってアリサ様じゃないですか!今夜はどうしたんですかい?」
これまたいかにもな恰幅のいいおばさんが出てきて顔見知りなのだろう。アリサに話しかけた。
「こんばんは。ソフィおばさん。今夜は部屋をひとつ取りに来たの。空いてます?」
「ええ、空いてますよ。アリサ様がお泊まりになるんですかい?」
「いいえこの方が泊まるのよ。あ、あとこの方迷い人だから色々わからないと思うから教えてあげてください。よろしくお願いしますね。」
「はぇーこのひょろっちいのが迷い人様かい。まあいいよ。きな。部屋に案内してあげる。」
「あ、はい。有難うございます。
アリサさん色々感謝するよ。この恩は忘れない。いつか絶対返すよ。」
「いえいえお気になさらないでください。助けが必要そうな人を助け、その人がたまたま迷い人だったと言うだけですわ。ではおやすみなさい。」
最後までかっこよくそして美しいアリサさんだった。
部屋に着くと俺はベットに倒れ込んだ。そして濃密すぎる死んでからの時を振り返った。
「色々ありすぎだろ...死んだと思ったらジジイにあって、飛ばされたらオオカミに殺されかけて、そしたら天使にあって。...忙しすぎんだよなぁ。
っと、そう言えば忘れてたな。...あのスキル試してみるか」
「課金メニューオープン!」
そこにはスマホのような画面と左端に残金が表示される。その表記は(10億円)と表示されている。
「よし、まずは第一段階成功だな。これがうまくいかなかったら死んでたぞ。次に第二段階だ。」
俺は操作を進めていく。
「*ニホンエン (ジュウオクエン)をヘフタリア通貨に変換しますか?」
「 →YES/NO 」
「操作が完了しました。ニホンエン(ジュウオクエン)をミル(イッチョウミル)に変換しました。」
「さてさて、始めますか。
」
だから多分と言ったであろう?...って申し訳ございませんでしたぁ〜!(平謝り)
すいません能力の全貌&俺TUEEEE要素は次回必ず出します!