ご近所の犬達
実は犬は、いや、全ての犬達は人間の言葉を理解していた。高校三年生の三上秀一は大学受験を控えていた。日々受験勉強に追われる中で、ある日、塾からの帰宅途中に一匹の捨てられていた犬を拾う。飼ってはいけないと分かっていながら、飼い主が見つかるまでの間、純平という名を犬に名付けた。純平と名付けられた犬もまた、人間の言葉を理解し、優しく接してくれる秀一に日々感謝を感じていた。よく寂しそうな顔を見せる大好きな秀一の心の奥をもっと知りたいと思う純平。冷たい家族の中にいる秀一にとって、秀一も同じように純平は心のより所となっていた。そんな中事件は起こるー。今、希薄に加速がかかる家族や友達の絆を描いて見ました。
第一話:飼う側、飼われる身
2008/06/07 10:37
第二話:僕の名は純平
2008/08/03 12:39
第三話:人が羨むいい人生
2008/08/14 12:00
第四話:犬社会、人間社会
2008/08/18 17:14
第五話:人間になって話せたら
2008/08/25 17:28
第六話:夢
2008/08/31 21:47
第七話:たくさんのありがとう
2008/09/04 17:37
第八話:目に見えないもの
2008/09/07 20:19
第九話:レールの引き方
2008/09/12 13:16
第十話:一番の花
2008/09/17 18:54