私の事
吐き気がする自分の顔で
吐き気がする学校に
吐き気がする奴らと
吐き気がする授業を受けて
吐き気がするトイレで吐く
下手くそなエッセイを書きながらイヤホンをして出かける。
今日は吐き気のする学校は休みだ。奴らとも会わずに済む。
くだらない恋色話しかせず、共感しか求めないうざったい生き物。
もし日本に法律なんてものが無かったら真っ先に奴らを殺しに行く。
「早く大人になりたい」
心の底で思った。
親からの監視も無いところ、誰からも文句の無いところ、に、いきたい。
「死にたい」
自殺できる勇気があるならもうとっくに天の国にいるだろう。
自分を自傷するリストカット、それすらも出来なかった。チキンだ。
だから私は自殺者を尊敬し、称える。
私には出来ない事をしたあの人達に憧れる。
ニュースでは「自殺は駄目です、誰かに相談しましょう」しか言わない。
相談できる相手がいるなら死なずに済む訳じゃないのに。
自殺者が沢山いればいるだけ幸福な気持ちになれる。
私と同年代ならもっとだ。
「誰か自殺しないかな」
無責任すぎるとは思いながらも望む望む望む
「お願い、誰か私の代わりに死んで」
それだけで私は今日も1日幸福なのだ。
ありがとう、自殺者。
とかノートに書いてみたけどただ眠気がきただけだった。
眠い...。授業中だから起きなきゃ...。
文章はメンヘラ風だけど根は真面目なの。
やりたい仕事はなくても勉強はしとくの。それしか私にはないから。
あ、黒板消されちゃった。
先生はただ教科書の内容を言うだけ。生徒の役になんか生らなくていいの。
役職が先生なだけだしね。
お昼には曇りそうな空を見ながら他愛もない話して済ませた。
あー面白い事ないかな、何も努力してない私には特別な事なんて起きない。
外見しか飾れない(飾っても誰も寄ってこないんだけど)
また授業を受けて部活に行く。家に帰る。
少しパソコンをいじり、ベッドに横になって寝る。
「ねえ、誰か私に才能をちょうだい」
夢の中で私は言った。遠くからよくわからない男の人が来て
「そんなもの皆持ってるんだよ、君もね」
って言った。
「はあ?じゃあどうして私には何にもないの」
聞いたら無視してどっか行った。
朝、変な夢見てうんざりしながら顔を洗いに行く。
制服を着て登校する。
「この毎日のどこに才能があるのよ、普通っていう才能かよ」
ちって舌打ちして同じ日々繰り返した。
そんな事考えていた頃もあったなと思い出しながら満員電車に揺れる。
「やっぱり才能なんてなかったよ」って呟く。
こうして皆と同じ毎日電車に乗って会社へ向かう。
普通の人生。
何十万人、何百万人と同じ人生。
これで良かったんだよ、自分。
普通が1番なんだよ。
ぐちゃ
あれ、やっぱり誰かと同じ人生じゃなかった。
私の才能は悪い物を引き寄せることだったんだ。
このまま死んでいくんだな、つまらない人生。
でも貴方の怒りは少し抑えられたのかな、ねえ。
私を殺した人
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