プロローグ
某ライトノベルの新人賞に応募予定の作品でしたが、気持ちが冷えてしまったため、お蔵入りしていたものです。
今回、第三者の評価を確かめたく投稿させていただきました。ボリュームとしては300ページ前後を予定しております。
読者様の記憶に少しでも残るような作品を綴っていければと思っております。よろしければお付き合いくださいませ。よろしくお願いいたします。
未来のことなんてわからない、と誰かが言いました
もしも未来が自由に変えられるとしたら、貴方はどんな未来を願いますか
全てを持っていても現状に満足していない人は、己の内に秘める野望を叶えようとするかもしれません
それなりの生活を送っている人は、今の幸せが続くようにと保身的になるかもしれません
どん底にいる人は、この先の見えないトンネルから抜け出せれるのなら何もいらない、と謙虚になるかもしれません
ですが、そんな理想は私の妄想であることに気づきました
人間は業の深い生き物です
誰がいくつ歳を重ねても、終わりのない夢を見続けます
自分だけは欲に囚われない崇高な存在だなんて、甘い考えは今すぐ捨てなさい
貴方を抑えこんでいる枷は何ですか
つまらない虚栄心でしょうか 現状を何とか打破しようとする反骨心でしょうか
ならば、枷は私が外してあげましょう
なりたいものになりたい やりたいことがしたい
貴方の汚くてどす黒い心の奥底を 全て開放してあげましょう
そして全てを受け入れましょう
貴方の選択した全てを