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12話目

《2日目(4月2日) 午前7時30分 残LP399》

 新しい朝が来た、希望はあるのか。朝食を終え、買い物を終えたら昨日と同じ南東の門から出発しようと考えている。現在のステータスはこんな感じ。


【ブルーノ=フェルセン Lv2 LP399】

HP50/50 MP20/20 ST35/35

重量388/1260 所持ゴル4180

疲労度0 満腹度100 喉の潤い100 

STR12 AGI11 VIT11 INT10 DEX11 LUK10 残SP0

【装備スキル】

槍3 鈍器3 盾2 弓2 ダッシュ1

逃走技術1 索敵2 潜伏1 

直感1 ST回復速度向上1

【未装備スキル】

採取1 鑑定2


 昨日の森から抜けたあとのスズメガハントで武器スキルを中心に上昇した。本日は弓と槍を中心に戦っていこうと思う、バランス良く戦うと武器スキルの習得が遅くなるので。

 本日のお買い物

矢 500本    100ゴル

お弁当        40ゴル

水           5ゴル 計145ゴル


 昨日は矢が途中で尽きてしまったので多めに購入した。お弁当と水は昼食を外で食べる予定にしたため購入、もし食べなくても腐らないそうなので買って損はない。

 買い物も終わったので南東の門へ出発。別に他の場所でも弱いモンスターはいるので南東にこだわる必要はないのだが、逆に南東以外にこだわる理由もない。皆パソコンで情報収集してるだろうから今日はある程度は人ばらけるだろうし、どこが混むか分からない。混んでれば移動すればいいだけだしね。



 ……うーん思ったより人数が多い。まぁ数千人近い低LVが一斉にレベル上げてるんだから仕方ないんだろうけどさ。とりあえず昨日の森に行ってみるか、ゴブリン他多数の情報も手に入ったし戦えるでしょう、多分。


 昨日の森に到着。今日は昨日と違って何人かいる模様、ソロが何人かと少数のPTが何組か。逃げるときには巻き込まないように注意しなければいけないなぁ、一番大事なのは自分が巻き込まれないことだが。さて、また索敵スキルを発動させて森林探検するとしますか。



 ……いた。ゴブリンが1匹、なぜか穴を掘っている。周囲を見渡すが仲間らしきゴブリンはいないようだ。図鑑には複数でいることがあるとあったが、幸いなことに今回は1匹だけ、しかも気づかれてはいない。問題は距離か、俺とゴブリンの距離は約25メートル、遠い上に木が邪魔でここからでは弓で狙うことはできない。最低でもあと10メートルは近づかなければ奇襲として弓を撃ったとしても命中はかなり厳しいものになる。一息ゆっくり吐き、10メートルの距離をゆっくり歩いて詰める。

 距離は15メートルまで縮む、一応周囲を見渡すが他の存在の影はない。俺がここから矢を放ったならば、命中するかどうかは5分5分だろうなぁ、近づけば近づくほど命中率とゴブリンに気づかれる確率は増える、もう木2本分詰めることができれば自信を持って矢を放てる距離なのだが……。


 ここから撃つ。もう少し近づきたいのは山々なのだが、気づかれては元も子もない。それに距離があればあるだけこちらの弓での攻撃回数が増える、この距離ならギリギリ2回攻撃できるのではないかという憶測に基づいたものだ。武器変更にも時間がかかるのだから距離が空いていることがメリットになっている、あとは当たるかどうかだけだ、それが一番問題なのだが。


 狙いを定め、やるぞっ!

 ブルーノ=フェルセン→ゴブリンへの攻撃 MISS!

安定のMISS、ゴブリンがこちらに気づき向かってくる。落ち込むなんていう贅沢は後だ、この距離はどれだけの金を積んでも買えない距離なのだから。第二射を放つ!

 ブルーノ=フェルセン→ゴブリンへの攻撃 HIT!

わき腹付近に命中、グェと声を漏らすゴブリン、心の中でガッツポーズを決めながら俺は素早く弓を収め槍と盾を取り出す。ゴブリンがパンチしてくるが盾で殴るようにして払う、ゴブリンの体勢が崩れ転がる、案外軽いのかコイツ。倒れたゴブリンにダッシュで近づき上から腹部に突き刺す!ゴギャァァとかいう人間ではない悲鳴が聞こえる。槍を腹から抜きもう一度頭部を狙って槍を突き刺してトドメとなった、暴れていたため当たったのは鎖骨の辺りだったが問題なし。


 さて剥ぎ取りタイムと行きたいところだが、その前に周囲の確認だな。なかなかいい悲鳴を上げてくれたので近くにいたモンスターが寄ってきているかもしれないからだ。もし今いないとしても血の匂いで寄ってくるかもしれない。なお、何も来なかったのでゴブリンからドロップアイテムを頂く、ゴブリンの爪と牙をゲットだぜっ。


 休憩を終え再び敵を探す。キョロキョロしながら索敵スキルを発動しつつ獣道を歩いていたところ、嫌な予感がした。これは索敵スキルの効果かそれとも直感スキルか?立ち止まり周囲を見渡すものの敵影を確認することはできない。はて、いったいなんなんだろうか、と考えた瞬間脚に激痛が走るぅっ!パニくりつつ下を向くとそこには俺の脚に噛み付いている1匹のヘビ、こいつ、昨日WIKIに乗っていた敵だ。

 とりあえず装備していた盾でぶん殴る、ヘビが痛みからか俺の脚から離れた、マジでびびったじゃねーか。このヘビの名前はグリーンスネイク、広範囲に生息する一般サイズのヘビである。奇襲のお返しに装備中の槍で突くものの体が細いため命中せず地面に刺さる、チッ、点の攻撃じゃ当たらん、面の攻撃が必要だ。槍から棍棒に武器をチェンジし、なぎ払う。グリーンスネイクに命中し少しぶっ飛ぶ、よっしゃここから猛攻や!と思ったら腕に向かって噛み付こうとジャンプして向かってきやがった、棍棒を持っているほうの腕を噛まれる、これは予想外の反撃。盾を捨て手でグリーンスネイクを掴み引き剥がし地面に叩きつけ、脚で踏みつける。ちょうど頭付近に脚がいったおかげで頭が固定された、棍棒で3発殴ってフィニッシュ、実は2発目で死んでいたがついカッとなってもう一発殴ってしまった、反省はしていない。


 あぁびっくりした。奇襲されるとかマジでびびったわ、索敵スキル本当に役に立ってんのか?と思いつつ現状確認。HPは1割ほど削られたがそれ以外は問題ない模様、一番安い回復剤を飲み全快した。気分も落ち着いたところでグリーンスネイクの剥ぎ取りタイム、グリーンスネイクの皮と肉をゲットできた。



 さて、なぜ俺は奇襲されたのか。ずばり原因は足元への注意がお留守だった……というよりは草が茂っているためヘビの発見ができなかったせいである。グリーンスネイク他モンスターは頭上にモンスター名が表示されるのだが、それはあくまでそのモンスターを目視した場合に限る。今回は地面を這うように動いていたヘビに気づかなかったらどれだけ近づかれてもモンスター名が表示されないので分からないのだ、索敵スキル仕事しろ。


 といってもレベル1のスキルに文句を言っても仕方がない、嫌な予感がした時点で仕事したとも言えるしなぁ。

 解決策も特に思いつかないので、今後はグリーンスネイクの奇襲に注意して頑張ろうという目標?を立て新たな敵を探すことに。ソロのゴブリンを11匹、ペアのゴブリン2組仕留め槍スキルが上がる。俺自身のレベルも3に。STR+2、VIT+2、DEX+1が上昇した。

 

 次に発見したのはゴブリン2名、と思ったが索敵スキルのおかげでもう1匹発見、ゴブリン3名様です、遠距離で発見したため気づかれていないな、よし逃げよう、180度の角度で逃げよう、索敵スキル仕事した。


 先ほどのゴブリンの団体から十分に距離を取った先で薬草が4本生えてた。4本とも採取スキルで回収、採取スキルが2に上昇しいろいろ美味しい。引き続き探索してグリーンスネイク1匹を成敗し更に歩くと


 ぁすけてぇぇ、だれかぁぁ


 女性の声というか悲鳴らしきものが聞こえた。どうしよう、行くべきかな?何らかのピンチなのだろうが……巻き込まれるのはゴメンだ。でもどういうピンチになっているのかは参考になるかもしれん、迷いどころだね。んー、とりあえず近づいてみようか、ST全快するまで休憩してから。



 なお俺は、この日運命的な出会いをすることになる。

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