表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

2話 A

目を覚ました時の教室内は…違った。

「誰も……いない。静かなわけか。」

もう放課後だっけ? でも、なんか違和感があるな。


と、思いつつ僕はその“違和感”に気が付く。


太陽がジリジリと僕を焼き付ける。影は西側に小さく伸びている。窓から校庭を見ると…誰もいない。プールも同じだ。さっきあんなに騒がしかったのに。そして、さっきまで吹いていた風まで…ない。


「なにが、起きたんだ? まさかまだ夢の中だったりして。」


でも自分の中の何かがうったえる。現実だ、と。


わかってる。今は意識もはっきりしてるし、なぜか眠気も全くない。夢では、ない。


 でも、一瞬?にしてクラス全員消えることなんてあまりあることではない。


 でも、消えたのだ。これが夢じゃないことだって僕でもわかる。じゃあ何が起きたんだ?


「ッ! そうだ、今何時だ?」

ふと思い、壁に掛けられたら時計に目をやる。

しかし時計は……止まってる。 携帯も見てみた。メールやカメラなど、基本的にはいつもと変わらない。 ただ、待ち受けに記されたデジタル時計が10時30分5秒で止まってる。


「時が、止まってる…ってことなのか? でもみんなは…」


そのとき、僕は全身に鳥肌が立ったのがわかった。 それは僕自身がこのような“不思議”な、異なる生活を内心望んでいたからだ。

いつもと変わらずただ過ぎていく時間。学校では友達が出来ず、ただ孤独だった毎日。だから自分は なにか違うもの を望んでいた。

でもこれは、僕が望んだから起きたことではない。自然に…突然。



「まぁとりあえず、教室から出るか…。僕以外にも誰かいるかもしれない。」


そう呟きながら、僕は教室をあとにした。

どうだったでしょうか、


…短いですね;

次回まで少し更新遅くなります。 マイペースなものなので…


次回は教室から出て校舎内うろつきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ