壊れる精霊国家 ⑭
早馬が走る。
四拍子の蹄の音。
兵士の掛け声。
蹄についた土は舞踊る。
銀縁メガネの男からの封書を届けに、王城へ。
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城下に広がるとうきび畑。
その片隅にある公爵邸。
鐘の音を聞くと、カシウス・エル・グラディア公爵は椅子から立ち上がった。
ドアが2回ノックされる。
「入りたまえ。」
ドアが開くと侍女が入ってくる。
「準備は整っております。」
カシウス公爵が頷く。
すると、早馬の音。
侍女が一人、階段を駆け下りる。
「………」
カシウス公爵は身支度を整える。
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城下街の小麦畑。
その片隅にある伯爵邸。
アルベルト・エル・フォルグレイ伯爵はティーカップに口をつけると、それを置いた。
羊皮紙が綺麗に並べられた書斎。
ゆっくりと息を吐いた。
鐘の音。
「……6回…」
部屋の中に沈黙が訪れる。
そして、突然立ち上がると大きな音が響く。
椅子が壁に当たっていた。
ドアにノックの音。
「入れ」
侍女が入ってくる。
「準備は整っております」
「わかった。馬車をまわせ」
「かしこまりました」
フォルグレイ伯爵は鼻から大きく息を吐く。
暫く
蹄の四拍子が近づいてくる。
侍女は小走りで部屋を出る。
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鉄がぶつかり合う音。
一撃、二撃、三撃。
模擬戦。
ルシウス・ヴァレンティ男爵は、兵士達と剣をぶつけ合っていた。
「まだまだだな。もっと力強くぶつかって来いレオン。」
「はい!」
城下街近くの鍛錬場
兵士達は汗を流す。
鐘の音が6回。
ルシウス男爵は模擬戦用の剣を肩に乗せた。
「………」
息をゆっくりと吐き出す。
「陛下がお呼びだ。行ってくる。」
「また、よろしくお願いします」
レオンが頭を下げる。
ルシウス男爵は模擬戦用の剣を右肩に担ぐと、鍛錬場を後にする。
鍛錬場を出ると、早馬の音。
ルシウス男爵は早馬を見る。
目の前で早馬が停まると、兵士はルシウス男爵に封書を渡す。
封蝋を剥がして手紙を取り出し読む。
「………」
近くに繋いでおいた馬に跨ると、勢い良く走り出す。
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[ノルディア王国での飢餓について、以前に封書を送らせてもらったが、ノルディア王国は、我が国に支援について交渉したいと言ってきている。貴族会議を行いたい。王城へ急ぎ来ていただきたい。
ローディアス・エル・ヴァルグレイン]
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三者は向かう王城へ。
ついに貴族達は王城へと招集されました。
ここまで、長いですね。
今日はここまでです。




