ピットの中へ
私、宇野宮凛は高校生である。
4年生の時から習っているなぎなた、剣道でかなり強い。
単純な毎日。
いつも起きて服着て学校行って授業受けて帰ってなぎなた行って剣道行って寝る。
まぁまぁ普通のJKライフをエンジョイしていたのに、まさか、こんなことになるなんて知らなかったし、信じられなかった。
現在、今、私は。
宇宙船の中で、ピットの中で、AIに監禁されてまーす……
◇◆◇
なぜこんなことになったかというと。
この地域では珍しい雪が降ったから、外を歩いていたらなんか知らない人が来たからよけといた。
すると、その人が私に近づいてきて、腕をガシッとつかんだ。
「わたしはAI‐fだ。フォルテと呼べ。お前は宇宙戦争に興味があるだろう」
急にカタカナや、宇宙とかいう難しい単語が出てきて私が困っていると、
「心の中ではそうだろう」
と言われた。
私が宇宙戦争に興味を持っているのは、悲しいけど事実である。
うなずくと、フォルテ、は
「だろうな。では、私について来い」
といった。
もしかして、宇宙戦争に駆り出されるのだろうか。
私が足をしっかりとさせ、
「やだやだやだ!絶対に行かないから!」
と言うと、攻撃モードにでもなったのだろうか。
すっと目を険しくさせた。
そして、私をつかんだまま走り出した。
途中で担ぎに変更されたけど。
私の真上にちょうど宇宙船?がくるようなところに来た。
そしてなんかさらわれる時みたいな光が来て、私を浮かせた。
そして、その中に収納された。
そんなこんなで、今このピットの中で監禁されているのである。
華麗なJKライフに、絶対に戻ると覚悟を決めた日である。