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黎明の錬金技工術士《アルケミスター》と終焉の魔導機操者《アーティファクター》  作者: かなちょろ
第四章 【砂漠の遺跡】

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八十ニ話 【それぞれの道】

 ヴァルスケルハイト、魔導飛空船の襲撃を撃退し、リュビナイトについてリューに聞く。

 その後談話室(サロン)を出る時、リューとレアは一緒に何処かへ行った。

 俺は部屋に向かう。


「これからどうするか……」


 マブルさんに呼ばれてヘイトルーガまで来たけど、遺跡からリュビナイトを発見、起動した事で俺の役目は終わった。

 ヴァルスケルハイトの秘密工場を探すか?

 守護盾(ガルガード)として他の国に行くのもありだ。

 他の国で塔を探してパワーアップしたい気持ちもあるからな。


『ケンジ様、夕食の用意が整いました。 食堂へお越しください』


 船内の放送が入る。

 食事はエイルとルルアが作っていたようだ。


 食堂へ行き、皆んなが揃うのを待つ。


 料理がテーブルに並び、皆んなが次々と揃う。

 レアが俯いていて様子が少し変だが?

 料理を食べながら各々これからの予定を話す。


 まずはエイルから。

「私はガルとして旅を続けたいです」


 アンは……。

「……ケンジの行く所……私も一緒……」


 マブルさん、モンドさん、ルルアはリュビナイトに残ると言う。

「わしはまだリュビナイトの研究がしたいからの」

「ワシも同じだ」

「わ、私も……、ここでお爺ちゃんの手伝いがしたい……」


 ルルアは残るか……、ルルアにとってはマブルさんと一緒にいたいと言う気持ちもあるだろう。


 フランはリューと一体化しているので、リュビナイトが完全になるまでは離れて遠くまで行けないらしい。


「ちぇー、僕もお兄ちゃんと一緒がよかったな……」


 レアは俺と一緒に来るのだろうと思っているが……?


「わ、私はご主人様と一緒に行くにゃ……」

「にゃ? ……レアどうした?」


「実は……、塔でパワーアップ出来ませんでしたが、リュビナイトのご主人様が入った筒で、塔程では無いですがパワーアップ出来ると言われまして……、やってもらったのですが、喋り方が前に戻ってしまったにゃ……」

『それについてご説明致します。 レア様のパワーアップ時にネコ型が強く出てしまったと言う事です』


 レアは少し恥ずかしそうにしている。

 が……、その隣でルルアが笑顔でレアにくっついている。


「ルルア、少し離れませんかにゃ……」


 レアが話すとルルアはさらにパァーっと笑顔が明るくなり、力強くレアを抱きしめる。

 ルルアはレアの喋り方がお気に入りだからしょうがないね。


「ケンジはどうするの?」


 エイルの質問に俺は……。


「俺は……、俺はもっと世界を旅したい。 勿論ガルとしても困っている人を助けながらな……、でも、ヴァルスケルハイトをこのままにしてはいられない。 正義感と言うより、このままだとマブルさんやルルア、モンドさんや今まで俺とかかわった人達に危害が及ぶかもしれない。 そうなる前にヴァルスケルハイトを潰したい」


 皆んなに今の気持ちを素直に伝えた。

 皆んなは納得してくれたが、レアは今のままではヴァルスケルハイトを倒す事は出来ないと語る。


「他の国も回って全ての塔でパワーアップすれば勝てると思いますが……」

「それなら世界を回らないとな」

「だが、ヴァルスケルハイトには魔導飛空船がある。 魔導飛空船で何処までも着いてくるかも知れんし、あれを量産されて戦争でも起こされたら各国に勝ち目はあるまい」


 モンドさんの意見には納得せざるを得ない。

 あの魔導飛空船を野放しにしていては安心は出来ないからな。


「魔導飛空船の工場だけでも破壊出来れば良いのじゃが……」

「工場を破壊してもまたすぐ建造しちゃうんじゃない?」


 エイルから鋭いツッコミが入る。

 確かに、エイルの言う通りだ。


「それは大丈夫じゃろ。 なんせあれだけの船じゃ、その辺の造船所で作る訳にもいくまいて。 そうそうバレずに建造するのは難しいはずじゃ」

「確かにそうかも……、それならヴァルスケルハイトには見つからない様に、魔導飛空船の工場を破壊出来れば良いんですね!」

「……それって……難しい……」

「ワシもそれを考えたが、まず魔導飛空船の工場が何処か分からん。 相手は空を飛んで急に現れる訳だからな」

「確かにそうかも……」


 ヴァルスケルハイトに見つからない様に行動するのはアンにも難しいらしい。

 アンに出来ないと、あとはレア位しか出来ないが、レアの事はバレているからな……。


『工場についてはわかるかも知れません』

「本当か!?」

『秘密裏に工場を建造するのは難しい為、古代からある工場を使っている可能性があります。魔導飛空船を建造する為にはそれなりの広さと設備が必要なはずですから』

「確かにそうじゃな。 それで、その工場の場所に心当たりがあると言うことかの?」

『はい。 場所はヴァルスケン帝国の南東と思われます』

「南東って、【巨岩(きょがん)の大地】がある所じゃない!?」

巨岩(きょがん)の大地? エイルは場所知ってるのか?」


 また聞きなれない地名が出て来た。


「知ってるわよ。 巨岩(きょがん)の大地はちょっとした町が入る位の平らでひろ〜い岩で出来た所よ」


 ちょっと見てみたいな……。


「なら行ってみるか」

『現状、今の装備では危険かと思われます』

「装備か……、リュビナイトには何か無いのか?」

『個人の武器になる様な物はございません』

「そうなると、何処かの町で武器を揃えないとダメか……」

「それなら私に良い考えがあります!」


 レアに抱きつきっぱなしのルルアが手を上げる。


「何か良い案があるの?」

「うん! でも少し時間かかっちゃうかも……」


 時間かかっても装備がどうにかなるなら、ルルアに任せてみるか。


「時間かかっても良いから頼めるかな?」

「はい!」


「よしじゃあ決まりだ! 武器はルルアに任せて、俺達は他の買い物だ。 そろそろエイルの持って来た食糧も尽きる頃だろ?」

「そうね、買い物には行きたいな。 小型爆弾(コロボム)も作っておきたいし」

「そ、そうか……、お手柔らかにな……」


 各々の予定も決まったので、皆んな準備に動き出した。

 読んで頂きありがとうございます。

 次話も頑張ります。

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