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『ないない尽くしの聖女』

◆完結◆記憶と魔力を婚約者に奪われた「ないない尽くしの聖女」は、ワケあり王子様のお気に入り~王族とは知らずにそばにいた彼から、なぜか溺愛されています!

【第一部完結】
❖捨てる王子あれば、拾う王子あり‼️気づかない二人のすれ違い、焦れる王子の片想い❖

 婚約者を邪険に思う王太子が、婚約者の功績も知らずに婚約破棄を告げ、記憶も魔力も全て奪って捨て去って――。
 ハイスぺのワケあり王子が、何も知らずに片想いの相手を拾ってきたのに、彼女の正体に気づかずに――。

▲以上、短いあらすじです。以下、長いあらすじ▼


 膨大な魔力と光魔法の加護を持つルダイラ王国の公爵家令嬢ジュディット。彼女には、婚約者であるフィリベールと妹のリナがいる。

 妹のリナが王太子と父親を唆し、ジュディットは王太子から婚約破棄を告げられた。

 しかし、王太子の婚約は、陛下がまとめた縁談である。
 ジュディットをそのまま捨てるだけでは都合が悪い。そこで、王族だけに受け継がれる闇魔法でジュディットの記憶と魔力を封印し、捨てることを思いつく――。

 山道に捨てられ、自分に関する記憶も、魔力も、お金も、荷物も持たない、【ないない尽くしのジュディット】が出会ったのは、【ワケありな事情を抱えるアンドレ】だ。
 ジュディットは持っていたハンカチの刺繍を元に『ジュディ』と名乗りアンドレと新たな生活を始める。

 一方のアンドレは、ジュディのことを自分を害する暗殺者だと信じ込み、彼女に冷たい態度を取ってしまう。

 だが、何故か最後まで冷たく仕切れない。
 ジュディは送り込まれた刺客だと理解したうえでも彼女に惹かれ、不器用なアプローチをかける。

 そんなジュディとアンドレの関係に少しづつ変化が見えてきた矢先。

 全てを奪ってから捨てた元婚約者の功績に気づき、焦る王太子がジュディットを連れ戻そうと押しかけてきて――。

 ワケあり王子が、叶わない恋と諦めていた【幻の聖女】その正体は、まさかのジュディだったのだ!

 ジュディは自分を害する刺客ではないと気づいたアンフレッド殿下の溺愛が止まらない――。
「王太子殿下との婚約が白紙になって目の前に現れたんですから……縛り付けてでも僕のものにして逃がしませんよ」

 幻の聖女を巡って交差する──すれ違いからはじまる溺愛──。
 嫉妬心剥き出しの、逆シンデレラストーリー開幕!

 カクヨム様、アルファポリス様にも掲載中。
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エピソード 101 ~ 109 を表示中
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