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第64話 そして狼は自由の荒野へと旅立つ

もうしませんから!m(_ _)m

 ウィラスがヴォルフの前に立ちはだかる。


 興奮気味に声援を送っていた観衆たちはそっと口を閉じた。

 空気が深まっていく。

 皆、わかっているのだ。

 この2人が、競技会においてのライバル同士であることは……。


 ヴォルフは床に倒れていた騎士の腰に差していた剣を、鞘ごと拾い上げる。

 自分の腰に巻き直すと、深く落とし、いつもの構えを取った。


 ウィラスも穂先を下段に向け、槍を巻き込むように構える。

 青い瞳は一切の躊躇なく輝いていた。

 この時、待っていたかのように闘気が沸き上がっている。


 水を打ったような静けさ。

 わずかな衣擦れの音。地を踏み固める音だけが響く。


 ヴォルフはさらにスタンスを広げた。


「(互いに手の内はわかっている)」


「(勝負は一瞬)」


「(この一刀に全身全霊をかける!)」


「(この一突きに俺のすべてを乗せる!)」


 肚は決まった。

 あとは、互いを比べるのみ。


 地を蹴ったのは、ウィラスだった。


 空気を切り裂き、1本の巨大な矢のように飛び出す。

 ヴォルフが【剣狼】であるなら、狼を狙う狩人の一撃だ。


 本人の意志通り、その切っ先にはすべてが込められていた。

 腕力、脚力、捻り、伸び、慣性、重さが加えられた突きは、最初ヴォルフが戦った時とは比較にならないほど、改良が加えられている。

 さらに、そこにヴォルフへの感謝。


 そして、何よりも勝利への飢えを乗せ、ウィラスは飛ぶ。


 狼を射抜く一矢となった。


 ヴォルフは迎え討つ。

 微動だにしない。

 空間が槍の切っ先に吸い込まれていくように見える。

 視界に残ったのは、自分を狙う巨大な矢のみ。

 今は、もう――それしか見えない。


 ただ……。ただ集中した。


 槍の間合いは言うまでもなく遠い。

 しかも、ウィラスは片手一本を伸ばし、目一杯槍の端を握っていた。

 その握りで、捻りと槍の重さ、そして押し込む力だけで、音すら置き去りにする速度を手にしていた。


 速い……。


 もう以前のウィラスではない。

 例え、グラーフがいなくとも、彼は立派に騎士団を率いていけるだろう。


 しかし、これは手荒い卒業式などではない。


 純粋な勝負。

 勝者と敗者を決めなければならない。


 ヴォルフは大きく瞳を広げた。

 槍の切っ先が迫る。


「(まだだ)」


 まだ……。まだ……。まだ……。まだ……。


 辛抱強く待った。


 そして穂先が軽くヴォルフの鼻先を押す。


 瞬間、【剣狼】は吠えた。


「おおおおおおおおおおおおおお!!!!」


 鞘から剣を引き抜く。

 ヴォルフは初めて踏み込んだ。

 槍の下に潜り、深く敵陣へと突っ込む。


 その速さは神速――。


 狼が狩人の喉元に食らいついた。


 派手な音が謁見の間に響き渡る。

 気がつけば、ウィラスが飛び上がっていた。

 高々と打ち上がった騎士の口元は笑っている。


「みご……と、だ……。ヴォッさん……」


 床に叩きつけられる。

 気を失い、昏倒した騎士の顔はどこか充実していた。


 ヴォルフは頬を拭った。

 血がべっとりとついている。

 鼻から耳にかけて、一筋の切り傷が刻まれていた。

 これも【時限回復(リルミットヒール)】によって、回復されてしまう。


 紙一重だったことは間違いない。


「強かったか。うちの副長は……」


 不意に声をかけられ、ヴォルフは身をこわばらせた。

 すでにグラーフが戦闘態勢を整えている。

 どうやら息を整える時間すら与えないつもりらしい。


「まだまだです。本当なら俺を越えてもらうつもりだったのですが、どうやら教師が悪かったらしい」


「ふん。確かに……。お前は教師に向いていない。優しすぎる」


「かもしれません。ですが、少し安心しました。彼らなら、たとえ俺がいなくなっても、レクセニル王国を守っていける」


「ふん。試験でもしていたつもりか。舐められたものだな。我が騎士団も」


「申し訳ありません。根が心配性なもので」


「お前に強化を施した娘のように、か」


 ヴォルフは軽く肩を竦めた。

 やがて話を変える。


「閣下……。ずっと訊いてみたいことがありました」


「なんだ?」


「おいくつでいらっしゃいますか?」


「41だ」


 聞いた瞬間、ヴォルフの肌が総毛立つ。

 1歳差だ。

 かつてこれほど、自分の年と接近する強者と対峙したのは初めてだった。


 41といえば、ヴォルフはとっくに引退し、田舎で子育てに奮闘していた頃だ。


 しかし、グラーフはいまだ一線で戦い、騎士団を率いている。

 【大勇者(レジェンド)】の恩恵などない。

 ただ一途に、国を守る責任を果たし、身体をいじめ抜いてきた。


 頭が下がる。

 同時に尊敬した。

 そして、この人を越えたいと思った。


 特定の人間より強くありたい。

 そんな感情になったのはいつ以来だろうか。

 新しい自分を見つけたようで、ヴォルフは少し嬉しかった。


「随分と嬉しそうだな」


「気に障ったなら申し訳ない」


「ふん。娘と同じで気持ち悪いヤツだな」


「それは聞き捨てなりませんね。俺はともかく娘は気持ち悪くありません。可能であるなら、目の中に入れて、ずっと愛でていたいぐらいです」


 きっと皆こう思ったのだろう。

 それが気持ち悪いのだと。


 グラーフは石突きで床を叩いた。


 緩みかけた空気を今一度引き締める。

 腰を落とし、槍の切っ先をやや下段に向けた。

 反りを持つ刃が、怪しく光る。


 ヴォルフもまた剣を鞘に収めた。

 同じく身をかがめる。


「【居合い】か」


 猛将は腰を上げた。


 無造作に近づいてくる。

 ヴォルフは動かない。

 あまりに無防備すぎて、打ち込む機を逸する。


 気がつけば、目の前に立っていた。

 仰ぎ見る猛将の体躯は、山のように大きい。

 間合いにはとっくに入っている。

 なのに、ヴォルフは動くことさえ出来なかった。


 威圧? 雰囲気? 不気味な静けさ?


 何か今のヴォルフでも理解しがたい圧力が、グラーフにあった。


「(腹を決めろ!)」


 【剣狼(おおかみ)】が(きば)を抜かないでどうする!


 喰え――!


 とうとうヴォルフは剣を抜いた。

 最速で、グラーフの脇に刃先を滑り込ませる。

 そのはずだった。


 ギィィィィイイイインンンン!!!!


 強烈な金属音が響き渡る。

 軽い音を立て、何かが床に突き刺さった。


 観衆たちが目を剥いた。

 ヴォルフの剣が真っ二つに折れている。

 一方、グラーフは右に槍を払ったまま残心を残していた。


「愚か者め……。そんななまくらと身体で、俺を倒そうなど百年早い」


 ヴォルフは剣を取り落とす。

 手が震えていた。


 最速で剣を繰り出したはずだ。

 だが、グラーフは後出ししてなお、ヴォルフのスピードを上回った。

 それも取り回しが難しい槍を短く握り、襲いかかってきた刃を弾いた。


 後の先を取る究極形斬技【居合い】。


 そのスキルのさらに後の先をとり、【剣狼】の牙を折った。


 すげぇ……。


 素直に感激した。


 ヴォルフが万全であったなら、結果は逆だっただろう。

 Aクラス相当の実力者程度では、足下にもおよばない。

 【剣狼】はもうその高みにある。


 その境地に至ってもまだ、ヴォルフは武の深さを感じていた。

 同時に、自分はまだまだ強くなれる。

 そんな確信も得ることが出来た。


 だが、勝負は終わっていない。


「覚悟しろ」


 グラーフは大上段に構える。

 爆風のような振り下ろしが、ヴォルフの脳天めがけて牙を剥いた。


 寸前で止まる。

 癖毛を2、3本散らった。


 グラーフは槍を引く。

 高らかに言い放った。


「王に刃を向けた逆賊ヴォルフ・ミッドレスは、この騎士団団長グラーフ・ツェヘスが討ち取った。皆が、その証人である。このことを領地に帰り、広く知らしめよ!!」


 遊興の場にいる心地であった観衆は、はたと夢から覚める

 ここは御前であり、ヴォルフ・ミッドレスそして騎士団の処分をどうするか話し合う場だったはずが、いつの間にか100番勝負の戦場になっていた。


「よろしいか?」


 グラーフは念を押す。

 殺気が込められた視線に、思わず家臣や貴族は頷いた。


 茶番であることなど百も承知している。

 だが、茶番でなければ(ヽヽヽヽヽヽヽ)、狼を止めることは出来なかった。


 もしヴォルフ・ミッドレスが本気を出せば、騎士団だけではない。レクセニル王国軍全軍あげても、止められるかどうか怪しい。


 そう思わせるほど、この100番勝負は、ヴォルフという男の異常な強さを見せつける絶好の場だった。


「グラーフ殿。茶番に付き合っていただき、ありがとうございます」


「……次会う時は、そんななまくらではなく、きちんとした武器を用意しておくんだな」


「ええ……。いずれ、きちんとした場で」


「負けんぞ。お前たち親子には、二度とな」


 ギロリと睨んだ瞳は本気だった。


 どうやら親子共々、猛将の不興を買ったらしい。


 グラーフは肩を切り、騎士団とともに引き上げていく。

 それと入れ替わるように、ムラドが進み出てきた。

 ヴォルフは傅く。


「よい。楽にせよ、ヴォルフ。むしろ頭を下げなければならないのは、余の方だ。本当にすまぬ」


「陛下、おやめ下さい。王は何度も頭を下げるものではありません。特に逆賊の前では……」


「しかし――」


 ムラドは目を伏せた。

 老王の緑色の眼孔から涙が溢れてくる。

 崩れそうになった老体を、ヴォルフは慌てて支えた。


「国の英雄に……。こんな仕打ちをするとは……。余は最低の王だ」


「そんな卑下なさらないでください。あなたのおかげで、冒険者が安心して、魔獣を討伐できる国になったのですから。どうか……。背筋を伸ばしてください」


「ヴォルフよ。何かお主に報いることはないか?」


「1つだけお願いがあります。娘の研究は続けさせてあげてほしいのです」


 ムラドは大きく頷いた。


「無論だ。レミニア・ミッドレスは、レクセニルだけではない。ストラバールに必要な人材だ。彼女の安全は余が補償しよう」


「ありがとうございます……」


「なんだ。まだ浮かない顔じゃな。……何か望みがあるなら、遠慮なくいうがよい」


「いえ。そうではありません。ただ……。もう俺は【剣狼(ソード・ヴォルバリア)】を名乗れなくなると思うと、少し寂しい」


 ほとぼりが冷めるまでは、【剣狼】の称号は名乗れなくなる。

 それどころか、レクセニルの王都にいられない。

 即刻、ヴォルフはここから出ていく必要があった。


 【剣狼(ソード・ヴォルバリア)】の名は、王につけてもらった名だ。


 覚悟はしていたが、名誉ある称号を傷つけてしまったことに、ヴォルフは落胆していた。


 ムラドは髭に残った涙の粒を払う。

 ほほほ……と声を出して笑った。


「ならば新たな名をそなたに与えてやろう」


「いえ。それには及びません。俺にはヴォルフ・ミッドレスたらしめる身分がありますから」


「……?」



「俺は冒険者です。冒険者ヴォルフに戻ります」



 そういったヴォルフの顔は、輝いていた。


 客将という肩書き。

 【剣狼】という牙の重さ。

 そのすべてを下ろすと宣言したヴォルフの瞳は、次なる冒険の地へと向けられていた。


 すべては仕組まれたことだった。


 ヴォルフが孤高の狼に戻るための茶番。

 レクセニル王国を出て行く。

 生涯でたった1度の――わがままだったのだ。


「そうか……。危うく忘れるところであったわ」


 ムラドはホッと息を吐く。

 やがて手を叩き始めた。


「行くがよい。我が狼よ。お主は今日から冒険者ヴォルフだ」


 王の祝福に、さらなる拍手が重なる。

 貴族や家臣たちが、冒険者の旅立ちを祝った。


 こうしてヴォルフはレクセニル王国騎士団の客将を辞し、ただの冒険者へと戻っていった。



 ◇◇◇◇◇



 次の朝、ヴォルフは朝一番の開門を待って王都を出た。


 まだ薄い霧が、レクセニル平原に立ちこめている。

 そんな中、ずらりと騎士たちが居並んでいた。

 ヴォルフの歩む先を指し示すように、間を開けている。


 さしずめ花道のようだった。


「こ、これは?」


 ヴォルフは呆然と立ちつくす。

 すると、一番手前にいた騎士が、驚く冒険者を一瞥した。


「冒険者殿……。我々は訓練の最中だ。現在、待機の練兵(ヽヽヽヽヽ)を行っている。我らの間を通りたくば、今のうちだぞ」


 騎士はフルフェイスの兜を被っていた。

 声には聞き覚えがある。

 ウィラスだ。


 ヴォルフはくすりと笑った。

 下手な芝居だ。

 騎士団は大っぴらに見送ることは出来ない。

 だから、訓練の最中を装っているのだろう。


 だが――。


「(この方がよっぽど目立っていると思うがな)」


 ヴォルフは肩を竦める。


 そして歩き出した。

 騎士たちは一斉に槍を掲げる。

 あっという間にアーチが出来上がった。

 槍の下を、ヴォルフはゆっくりと歩いていく。


「ありがとうございました」


 かすれた声が聞こえた。

 泣いているのだろう。

 大きな体格の騎士は、肩を震わせていた。


「また帰って来いよ、田舎者」


 違う声が反対から聞こえる。

 口調こそぶっきらぼうだったが、声が震えていた。


 いくつもの声をかけられた。


 感謝。激励。再戦の約束。望みを託す者もいた。


 ヴォルフは答えなかった。

 答える必要がなかった。

 彼らはもう1人前の騎士だ。

 自分が声をかけるまでもない。

 そう思った。


 すると、1人の騎士はヴォルフの前に進み出た。


「冒険者殿……。お腹が空いていませんか?」


 セラ――。


 名前を言いかけて、ヴォルフは慌てて口を噤んだ。

 さすがに彼女が来ているとは予想外だった。


 そっと差し出したのは、麦のおにぎりだ。

 丁寧に大葉の葉にくるまれている。

 握ってからまだ間もないのだろう。

 少し温かかった。


 ヴォルフは有り難く受け取る。


 騎士は隊列に戻っていた。

 ありがとう――心の中で感謝の言葉を呟く。


 花道の先にいたのは、騎士団の長グラーフだ。

 黒い馬に跨り、外套をなびかせている。

 完全武装した姿は、猛将の名に恥じぬ堂々たる姿だった。


 グラーフの頭が垂れる

 ほんの一瞬だったが、あの猛将が一介の冒険者に頭を下げたのだ。

 すると――。


「ぜんたぁぁぁぁぁああい!! すすめぇぇぇぇぇぇええええ!!」


 号令と共に騎士団は進み出す。

 国旗と武器を掲げ、軍靴を鳴らした

 正門の中へと入っていく。


 ヴォルフは1度も振り返らなかった。



 ◇◇◇◇◇



 陽が天頂にさしかかる頃、ヴォルフはもらったおにぎりを広げた。


 一口食べる。


 うまい……。


 噂通り、セラネは料理上手らしい。

 騎士にしておくには、少々もったいない気もする。


 ヴォルフは夢中になって食べた。

 1つ気付いたことがある。


 街道沿いに1本だけ寂しく生えている木の下。

 冒険者はぽつりと呟いた。


「セラネ……。でも、これ……。塩気がきつすぎるぞ」


 おにぎりを巻いた葉に、狼の涙が滴った。


3章残すところ1話です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


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