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こんにちは、ドキきゅん♡ラヴァーズ♡

重たい瞼を無理やり押し上げて、萎んでしまっている肺を必死に広げて息をする。そして、吐く。浅かった呼吸がだんだんと深くなり、回数が減るにつれ、全身に血流が巡っていく感じがして、弾かれたように意識が戻って体が思うように動くようになる。


体を起こすと、そこはどこかの部屋だった。目の前には、誰も座っていない机と椅子が列になって並んでいる。ここはおそらく、学校だ。ただ、通い慣れた学校ではない。


「え?ここ、どこ?」


手を握って、広げる。視線を下に落とすと、着ているのは制服だった。ブレザー、これは間違いなく、ドキラバの男子制服だ。そして、胸にあるネクタイは青。二年生の学生色だ。


「あ、れ?イベントは?」


そう、さっきまではたしかにイベントの帰り道だった。

あとは、ゆゆぽんさんと終電まで話して、満員電車にぎゅうぎゅうに圧縮されて、明日からは元の日常に戻る。そのはずだった。そのための帰り道を、俺は歩いているはずだった。こんなコスプレをしていたはずはない。


見渡した教室には、ゆぽぽんさんも、ファンの女の子たちも、誰もいない。いるのは俺だけだ。窓から差す夕日は、容赦無く俺を照らして眩しいくらいだった。その、眩しさに脳が焦げるように痛む。あの、鈍い光を思い出す。


「っ!」


慌てて、胸に手を当てるが、そこには傷跡も何もない。どくどくと忙しそうに脈打つ心臓が、あるだけだった。


「なんで俺ここに?ここ、ドキラバの学校だよな?てか、刺されたよな?」


自分の頭に浮かんで消えることのない疑問を一つ一つ、確認するように声に出す。その疑問に答えてくれる人は、誰もいない。ただ、焦りと恐怖が頭の中でうるさく反響するだけだ。

刺されたのは確かだ。それだけは、間違いない。あと、イベントに行ったのも確かだ。それから、なぜかここはドキラバの学校だ。

それはきっと違いない。


「そ、そうだ。ゆぽぽんさん…」


俺がここにいるということは、ゆぽぽんさんもいるのだろう。急いで、スマホをとりだす。しかし、そのスマホは俺のものではなくて、もちろんゆぽぽんさんの連絡先などなかった。俺がイベントにいくと張り切ってつぶやいていたアカウントもない。あるのは、俺の名前の見覚えのないツイッターのアカウントだった。


「なんで、これ、俺と同じ名前?でも、別人だよな」


呟いてる回数は少なく、内容もテストの愚痴や、知らない名前の友人らしいアカウントに送るリプばかりだった。アカウントはこれだけらしく、そこにはドキラバオタクとの繋がりなど一切ない。


「なんだよこれ!なんで…」


なにも手がかりのないツイッターを閉じて、かわりに開いたラインを急いで、スクロールする。画面いっぱいに、名前の知らない友人からのラインが続く。


「あ?」


アカウントが存在しません。そう、ユーザーネームに記載されてるトークのみ、既読がついていない。祈るような気持ちで、タップする。そこには、URLが貼り付けてある相手からの簡素なメッセージがあるだけで、他には何もなかった。

ほとんど反射的に、URLを押す。すこし、時間がかかって、サイトが表示される。


「ドキラバ攻略サイト…?」


そこは見慣れたドキラバの攻略サイトだった。イラスト付きのキャラ紹介から始まり、各ルートの攻略方法が記載されている。一つ一つ、タップしていく。これは一作目のサイトなのだろう。攻略対象は五人。見慣れた立ち絵の後に、公式サイトから引用した簡素な紹介が載せられ、各ルートの案内が載っている。

ただ、使い慣れていたサイトの変更点は、どのURLを押しても、ページが切り替わることはなかった。

祈るような気持ちでスクロールして、サブキャラ紹介のページにたどり着く。サブキャラは二人。杏の親友のはるかと、クラスメイトでなにやら色々手伝ってくれる池田。だけのはずだ。

ただ、そこには嫌という程、目にしときた名前があった。

『真中 結 主人公の幼なじみ。とある出来事から主人公とは疎遠になっている』

その二行とともに、俺に瓜二つなキャラの立ち絵がのせられている。俺とは違い、濃い青色のような髪の色をした青年は、こちらを睨みつけるようにしていた。


「な、なんで俺が…ドキラバの攻略サイトに?」


「結くん?」


扉が開く音がして、続いて少女の声が響く。少し弱々しく怯えたように、俺の名前を呼ぶ少女の足音が、少しずつ俺に近づいてきて、俺の後ろで音が止まる。

振り向くと、そこには杏がいた。桃色の水晶のような瞳が俺を怯えたようにうつしている。ほのかに色づいた唇は、驚いたように控えめに開いていた。

杏が俺の目の前にいた。確かに、体温を持った少女として、そこにいた。



「あ、あんず!?」


俺の突然発した声に驚いたのか、杏の細い肩が頼りなく揺れる。杏はなにかを伺うように俺を見つめて、それから意を決した様に言葉を紡ぐ。


「さっきはごめんね。まだ痛むかな?」


白く小さい手が俺の体にそっと触れる。そこから、発火してしまいそうだった。今目の前にいる杏が確かに俺と目を合わせ、俺に触れている。

この感触は現実だ。


杏はなにも発さない俺を、不思議そうに見つめている。そうだ、何か返さないと。でも、いったい杏はなにを謝っているのだろう。

思い出せ、杏がドキラバ本編でしていたことを。何か、何か。


「あっ…!」


あれは、幼なじみのルシアルートの時だ。杏が体育の授業で、モブの男子生徒にボールをぶつけてしまっていた。それを杏は気にして、ルシアには内緒で教室に残っていた男子に謝りに来る。

きっと、今はその場面なのだ。だとしたら、杏にかける言葉はひとつだけだった。


「き、気にしないでいいよ。わ、わざとじゃないのはわかってる」


初めて好きな女の子と、まともに口を利くチャンスだというのに、口から飛び出したのは情けない震えた声だった。杏は安心したように、微笑む。刺されていないはずの心臓が刺されたように痛む。


「ありがとう、結くん。結くんがまたお話ししてれるなんて思わなかったから、すごく嬉しい」


杏が触れていた手を離して、そう告げる。

そうだ、このモブは確か杏の小学校からの幼なじみだ。声もなにもないこのモブ…名前は続編からは表示されるようになったような気もするが、俺の名前が表示されていたことから、察するに俺がそのモブの代わりになっているということか。


「あれ?待てよ…」


「結くん?」


思い出せ、ルシアルートを。ある一件から、杏は男子に恐怖心を抱いていた。そして、昔からルシアが守ってくれていた。

そこ一件は確か、小学生の時杏にラブレターで告白された幼なじみが、恥ずかしさからか、それを茶化してバカにしたことだった気がする。そして、そのルシアとは別の幼なじみは、杏が体育でボールをぶつけてしまったモブの男子生徒だ。

気づいた瞬間に、頭がスッと冷めていく感じがする。俺が、杏を虐めた?あの、憎きモブ??


「どうしたの?結くん?」


杏の瞳には、心配とどこか俺に対する怯えが浮かんでいる気がした。それもそうだ。

もし、俺の考えが正しくて、なぜか俺があのモブとしてここにいるとして、そのモブの代わりに名前をもらってここにいることが、できているとして。

杏は、俺に対して恐怖を抱いているのは当然だ。昔、告白をするほど大切な杏の初恋を、木っ端微塵に粉々にした男だ。

俺だって、何度もこのモブには腹を立てた。

どうして、その立ち位置に俺が?


「あんずお前なにしてんだよ」


聞き慣れた男の声がして、顔を上げる。男の銀色の髪は、光に透けるように風に揺れている。斜めに切りそろえられた髪の毛が耳元で、さらりと揺れて、黄色い琥珀のような瞳が俺を敵意を孕んだ目つきで睨む。


「るーちゃん」


そこにいたのはルシアだった。杏の住むマンションの隣に住む成績優秀な幼なじみであり、ドイツ人のクォーターである月永 ルシアだ。

杏は、ルシアの登場に安心したように息を小さく吐く。そして、俺から離れて、ルシアの方へと向かっていく。


「真中」


「えっっ」


「今回はあんずが悪かった。でも、俺はお前のこと許したわけじゃないから」


そう言って、ルシアが杏の手を握る。杏がそれを一瞬のためらいの後、握り返して二人は俺を残して、去っていく。

それは、ゲームで見た時、苦手な相手を前に頑張った杏を王子様のようにルシアが助けてくれる。そういう、場面だった。

それが、今俺の目の前で起きていた。


「う、そだろ」


俺は間違いなく、ドキラバの世界の一員になっているらしかった。




状況を整理しよう。俺はあの時、たしかに刺された。そして、目を開けたらドキラバの世界にいた。

うん、訳が分からないが話を進めよう。そして、俺は名もなきモブの立ち位置に立たされている。一応、ルシアルートでは何回か出番はあるが、他のルートではたしかほとんど絡んでこないモブの立ち位置。そして、なぜか足は勝手に動く。トイレに行こうとか、売店に行こうとか考えると、考え出した瞬間に、その方向へと歩き出す。

体はこの世界に順応しているが、脳だけは取り残されている感じだ。


「そして、これはルシアルートの世界線なのか?」


ルシアと杏はあのイベントの後に、自分に頼ってほしいルシアと、自立したい杏が少し口論したはずだ。その際に、ルシアがつい杏への好意を口にしてしまい、二人は少しずつ幼なじみから、男女へと意識が傾いていく。そういう展開だったはずだ。おそらく、杏が俺に謝りに来たというのは、ルート分岐で謝るを選んだことによって、ルシアルートに入ったはずだった。


「ここまではあってるか…」


唯一の手がかりである攻略サイトにも、ルシアルートへと入る方法として、『教室に謝りにいく』を選ぶことと。と明記されている。

おそらく、プロローグも終わったこの世界は、杏の選択によって、ルシアルートに突入しているのだろう。


だとして、俺はなにができるのだろうか。


「おっす、真中〜今回はルシアルートみたいだな。ベストエンドになるといいけど」


その言葉と共に、肩に手が置かれる。急いで、振り向くとそこにはひょろりと長い身体を窮屈そうに曲げた青年が立っていた。割と整った顔立ちで、ネクタイをしていない黒髪の青年。こいつは、よくアイテムとかくれるモブの池田だ。

そこまではいい、そこまでは理解できた。ただ、理解できないことがある。


「お前!?今、ルートっていったか!?」


「お、おう。どうした?お前元気だな?いつもは決められたセリフしか話さねえのに」


「そ、そんなことはどうでもいいんだよ!!お前今、ルートっていったか!?お前ドキラバの世界以外からきたのか!?」


「はあ?お前なにいってんだよ?何回めかのループだからおかしくなってんのか?そんな、世界がたくさんあってたまるかよ」


池田はうざったそうにおれをみつめて、吐き捨てる。池田は、俺とはちがうようだ。だが、だとしたらさっきの発言はおかしい。ルートとか、ループとかそんな言葉は池田からでるはずがない。


「ループってどういうことだ?」


「どういうこともなにも、杏ちゃんが誰かとくっついてしばらくすると、また四月に戻るだろ?戻らねえときもあるけど、俺も最近気づいたけど、なんかループしてるよなあって話。お前と前にしたような…あー…でも、お前が俺と会話できてんのもすげえな。今まで、決まった言葉でしか話せなかったのに。もしかして、マジで今回のループ変なの?」


池田は少し、試すような俺を見つめる。

ゲームの世界だから、エンディングのあと最初からになるのは当然だ。当然だとして、この池田は俺とは違う意味でこの世界に動揺しているということだろうか。


「池田、お前のいうとおりこの世界がループだとして…他のやつはそれに気づいてるのか?」


「あー…気づいてないと思う。なんつうか調子狂うなあ…俺と、杏ちゃんとくっつくことができる男子しか、まともに話せるやついねえし。他のやつは、いつも同じタイミングでしか話すことできねえんだよ。お前も最近まではそうだった。つーか、前はたしか杏ちゃんはスバルといい感じになってたから、お前は一言も発してなかった」


池田は少しためらったようにしながら、言葉を続ける。池田はゲームのキャラでありながら、自我を持っている。そういうことだろうか。


「なんかだいぶ前から視界がひらけてくるような感じがして、いろんなことが見えてくるようになったんだよ。例えば、杏ちゃんの周りにいる以外のクラスの奴らは決められた言葉しか話さない。周りにいる奴らは、割と自由。それに気づいたらさ、俺ってなんなの?ってなるじゃん?でも、そんなことは誰も知らないし、俺も俺以外にまともに話せるやつはいないしで、マネキンに愚痴言うみたいな感覚で、お前に今はなしかけちゃって」


「そしたら、俺から予想しない反応が返ってきたと」



池田は頷く。深く、深く。彼もようやく、まともに話せる人物が登場したことになにかを感じているのだろう。池田にとって、目の前に垂らされた蜘蛛の糸は俺で、俺にとっても池田は目の前に浮かぶ一本の藁だった。


「なあ、池田。この世界は俺が元いた世界?というか、俺にとっての現実ではただのゲームの世界なんだ。だから、お前らはゲームの登場人物だし、そこに俺はいなかった。はずなのに、今はここにいるんだ」


「ゲーム…そっか、ゲームか。ゲームなのかなあ…漫画の世界なのかなとは思ってたけど、ゲームか…なるほどね」


池田は納得したように一度、頷くと嬉しそうに笑う。池田は物分かりがいいのか、もうなんでもこの現状になにか名前をつけることができればそれでいいのかは不明だが、おれの言い分を理解したようだった。


「あんたがゲームのプレイヤーの世界から来たとして、じゃあ知ってるってことだよな?杏ちゃんが男とくっつかないと、どうなるか」


ドキラバは、人気ゲームだ。その人気に拍車をかけていたのは、とんでもないバッドエンドだ。杏が誰とも結ばれなかったりすると、まずクラスメイト全員が死ぬ。結ばれても選択を間違えると、攻略対象たちが殺しあったりする。つまり、そういうハッピーエンドとバッドエンドのギャップが人気のゲームでもあった。

アニメでその部分を放送することはなかったため、おれもドキラバをプレイしてから、驚きの二面性を見せつけられて、最初は杏が死ぬことがショックすぎて泣いていた。


「杏が誰かとくっついてくれないと俺たちは死ぬ。」


「そう、それ。つまり今回の場合、杏ちゃんがルシアとくっつくことが、俺たちが痛い思いしないで済む方法。つまりさ、俺たちは」


池田が夕焼けに照らされていた。その次の瞬間に、教室中が暗闇の中に沈む。沈んだ先で、池田の瞳がろうそくのような頼りない光を身につけて、ひかる。


「杏ちゃんとくっつくことは絶対にできない」


「それは…」


そうだった。杏がもし、おれや池田と付き合ったりなんかしたら、それこそ急降下バッドエンドは目に見えている。杏は攻略対象とくっつく。五人のうちの誰かと結ばれる。それは、俺がここにいることとは関係のない決定事項だ。

俺が杏と結ばれて、ハッピーエンドを迎えることはない。それは、俺がサブキャラクターのページにいたことから明白だ。



「あれ、待てよ」


「真中?」


スマホを取り出して、ドキラバの攻略サイトを開く。そして、スクロールしていく。

そこには、押しても反応しない続編のFDへのリンクがある。そして、その前にはこう一文が添えてある。

『ドキラバの世界で全員の信頼度を均等に上げ、誰ともエンディングを迎えなかった場合の世界線として、FDが発売されてます( ´ ▽ ` )ノ』


「池田、これだよ!!」


「あ?え、なに?」


「杏も俺もみんな生きて、なおかつ!!杏が誰のものにもならず、俺のものになるかもしれない可能性!!」


FD、ファンディスク。それは、ルートが加筆されたり、シナリオが追加されたりするだけではない。たしか、サブキャラクターが攻略できるようになるゲームもあると聞いたことがある。残念だから、俺は一作目の後に発売されたFDをプレイしたことはない。ないが、サブキャラクターの攻略といえばFDだと、ゆぽぽんさんが言っていた気がする。


「決めた、決めだぞ。池田!俺は杏をハッピーエンドに導く!」


「え、お、う?」


「それは大団円エンドだ!そして、お前の嫌いなループも断ち切れるかもしれない!」


「え、それはすごい」


「そして、俺は杏と恋する!!念願の杏と恋!!」


「え?お前杏ちゃんのこと好きなの?」


「ここまできたら、やってやる!目指せ!!トゥルーエンド!」


そう、そうだ。

目の前に杏がいて、俺に向けて笑ってくれたのだ。それを奇跡と言わずに何という。これは神様がくれたチャンスだ。好きな女と触れ合える距離に俺を配置してくれた、神様の粋な配慮だ。

杏がハッピーエンドにならなきゃ、俺は死ぬ。でも、そのハッピーエンドを俺と迎えることができるようにすればいい。俺が杏を攻略することができるように、まず杏がを他の男どもといい感じにして、でも、煮え切らない感じにしたらいい!!


「あのさあ…真中、お取り込み中悪いんだけど、このページにさ、書いてあんの」


「あ!?なんだよ!?」


池田が指差す先には、さっきの俺の読んだ一文がある。その先に、さっきは気にも留めなかった米印がついている。

※全員の親愛度はキスした状態がマックスのため、全員とキスしたことがFD世界線の前提となっているそうです。期待大ですね!


「キ、キス!?」


つまり、つまり。杏が攻略対象の男ども、全員とキスしてくれないと、モブの俺は死ぬってことか!?


でも、それはどっちにしろ、俺にとってはバッドエンドだろ!?


「真中、お前のことはよくわかんないけど、つまりさ。お前のしたいことって、杏ちゃんを自分に惚れさせて、その上で俺と付き合いたかったら、他のやつとキスしてくれっていうってこと?」


「うっうっ…」


「そしたら、お前のいう元の世界?とか、そういうのに帰れたりとか、いやそもそも帰りたいとはいってないか?まあいいや、お前の念願が叶うとして、お前それ最低の男では?」


池田の告げる言葉は、心臓に突き刺さる。自然に全身の力が抜けて、その場にしゃがみこむ。

わかっている、そんなことはわかっている。


好きな子が俺に惚れてくれて、しかも俺と付き合うために、他の男とキスする。それを五人分、見届ける?しかも、体温も感じられて、そこにいる杏が?

いや、それは画面の向こうで恋してた頃よりキツイんですけど…

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