じゃあ、どういう物が売れるんだよ!と言った友人に対しての一応の回答
あくまで個人の感想、考え方です。
特定の作者、作品、ジャンルにたいする非難ではありません。
この手のタイトルは書くタイプではありませんが、どうしても思いつかなかったためこのようなタイトルとなりました。
察せられるとおり、友人にじゃあ、どういう物が売れるんだよと身も蓋もない事を言われました。
当然の事ではありますが、沢山の読者に読まれている小説の多くは面白い作品であると、筆者は思っています。たとえ、自分が好きなものでなくとも、多くの読者が求めているのですから…
では、読者がいない小説=つまらない作品かと言われると決してそうではありません。何気なく、読んでみると自分と合っているようでスラスラと読めるものもあります。
ただ、やはりと言うべきかいくら面白くても読まれない小説も残念ながらあります。間違いなく、才能はあるけれども日の目を見れずに辞めていってしまった作者はいます。人は目的なく努力を継続出来ません。私のようにただ、書くことに満足する作者は少ないでしょうし、そんな私でさえ、コメントはやはり嬉しいです。
とりあえず、なろう小説に短い期間しか関わっていない私と致しましては蜂蜜とサトウキビの話を思い出します。
例え話みたいなものです。昔のある国では最初期は蜂蜜がサトウキビよりも大事にされていましたが、サトウキビは蜂蜜とは異なる優れた点を次々と上げ、遂には蜂蜜の立場を奪いました。
ここで注目する点はどちらにも良い点があり立場を奪われた蜂蜜もサトウキビに負けない点はあったということです。
しかし、蜂蜜とサトウキビがどちらが本質的に優れているかではなく、あくまで供給や使い方、文化などの要素が重要であったのです。
全く、なろう小説と同じという訳ではありません。
しかし、ものの流れは似たようなものでそれが良質か以上に人気なもの(ここではジャンル)を求める場合があります。それが流行りというものです。
勿論、流行りに惑わされずキッチリとした作品を仕上げ評価される作者もいます。間違いなく立派です。
しかし、そういった事が出来るの方は極めて少なく、多くの価値ある作品が埋もれていきます。
正直これをタイトルの友人に向けての回答にするのは怒られそうな気がしますが、売れる又は読まれる作品というのはやはり、皆が求めているもの、つまり流行り、人気のジャンルです。
結局そのオチかよ!と思われる方は多いと思います。しかし、勘違いしないで頂きたいのは作品を出すタイミングです。
流行りではないジャンルを出すというのは向かい風に対して走るようなものです。対して流行りとは追い風で余程の劣悪な作品ではない限り、評価は甘くなります。ですが、飽きがある一定にまで達すると、必ず読者は違う刺激を求めます。基本的に人間は絶対評価ではなく相対評価をする生物です。さらに違う刺激に対してかなりの反応を示します。
作者の方にはそのタイミングを見逃さないでほしいです。
筆者がタイミングを気にするのはやはり、タイミングが原因でこけてしまった作品があるからで、皆さんにはそんな思いをしてほしくないのです。良い作品には読者が着いてほしいと思うのは当然の事であります。難しいことだと思います。けれど、ある程度、時期的なタイミングを測れないなら、せめて自分の作品を読む層のいる時間帯に投稿するなど工夫をしてもらいたいです。
最後に必ず貴方の作品を必要とする人はいます。執筆中の方頑張ってください。