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メガネ鬼、ただの鬼

 ・・と人のせいにもしながら、ものすごい絶望感を抱き、泣きそうになりながら、休みの日の午後ということで二段ベッドの上で昼寝してる父の所へ廊下を走る。


 俺「お父さ~ん! 助けて! は、鼻にー! 鼻に鈴がー!!(泣)」


 もうこうなったら子どもなんて親だけが頼みのつな・・お父さんだけが頼り・・うん。きっと何とかしてくれる・・だってお父さんだもん・・。


 鈴「チリンチリリーン!♪」


 走るほどいい音色で鳴る鈴・・シャンシャン♪ ジングルベール、ジングルベール♪ ・・す、鈴が鳴るー!! た、助けてくださーい!!! (ρ_;)(せか中)


 俺「チリーン♪ お父さん! は、鼻に鈴入っちゃったー! どうしよう取れない・・」


 父「う~ん・・ん? ・・お前っ・・バカっ・・ぐーっ・・」


 俺「ガーン! (-o-;) えー!!?」


 息子が鼻に鈴入ってチリンチリン♪ 鳴ってもがき苦しんでるのにたったその一言で終了・・。この鬼ー! ・・メガネ鬼・・。


 そんなこんなで鈴を[チリンチリン♪]させながら慌てふためいていると母が帰宅。


 母「たっだいまー♪」


 俺「チリ・・ン? お母さん帰ってきた! お母さーん!」


 お母さん! 待ってた! 今までこれほど待ってたことはなかったよ! “明日からやせよう”の明日くらい待ってた!


 鈴「チリリリーン♪」


 鈴もお母さんの帰りを祝福してくれてる♪


 ・・そう! ほんとに困ったときはお父さんじゃない! やっぱりお母さんだよね! お母さんなら絶対に何とかしてくれる・・だってお母さんだもん・・。


 俺「お母さん! 鼻に鈴入って取れなくなったー! どうしよう・・(泣)」


 母「あらら! あんた何やってるのー! ・・う~ん、でももう4時過ぎてるし・・うん! しょうがない! 明日耳鼻科に行こう!」


 俺「ガーン!! (-o-;) えー!! 明日―!!? チリ・・ン♪」


 息子が鼻に鈴入ってチリンチリン♪ 鳴ってもがき苦しんでるのに人ごとー!?


 何でもこの世界には“救急病院”というものがあるとかないとか! 明日まで[チリンチリン♪]鳴らしてろってことですか? そうなの? お母さん・・この鬼―! ・・もうただの鬼・・。


 ・・そんなこんなで結局次の日、耳鼻科に行くことになった・・。


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