羽球部!!
ファイトー!!
今日もこんな声が体育館に響いている。
明日は大事な大会なのでみんなの顔もいつもより真剣だ。
「明日の大会頑張ろね!」
そう言ってみんなは解散したのであった。
「今日も疲れたー。」
未来はそう言ってのびをした。
彼女は原田未来という。
浜岡中学校に通う中学2年生だ。
「ほんと疲れたね。」
そう言った彼女は岡田紗季である。
未来と同じ浜岡中学校に通う中学2年生だ。
2人ともバドミントン部に所属している。
「明日は大会だね!」
未来は言った。
そう、明日はとっても大事な大会である。
この大会の団体戦に勝つと次の大会のシードがもらえるのである。
そのこともありバドミントン部の皆は気合が入っている。
未来はシングルスで紗季はダブルス、お互い頑張ろうと言い2人は家に帰った。
ー次の日ー
朝早くから浜岡中学校バドミントン部は練習を初めていた。
なんといってもここは会場校なのである。
他中がくるまでに準備をしてしまわなければならない。
試合メンバーは練習、そしてそれ以外は準備という形だ。
「ほんと準備しんどいな。」
「私も羽根打ちたいや。」
そんな声も聞こえる中真面目な高中理梨は一生懸命準備をこなしていた。
(私も試合したいし、でも与えられたことはちゃんとやらないとね。)
皆には勝ってもらいたいと思っていた。
そして、開会式が始まる時間となった。
みんな緊張した面持ちで話を聞いていた。
開会式も終わりいよいよ団体戦が始まる。
「浜岡バド部いくぞ!!」
「おーー!!!」
この団体戦は、リーグ戦で行われる。
まずは、中岡中学校とである。
ここはあまり強いとは言えない学校、しかし油断は出来ない。
中岡中学校とは2ー0で勝ち抜けた。
次は、日形中学校である。
ここは浜岡中学校とは五分五分というところ。両者譲れないという顔だ。
第1ダブルスは紗季と美沙のペア。
ローテーションもよくでき、21ー19でギリギリ勝てた。
第1シングルスの未来。
しかし、未来は頭の中が真っ白になってしまった。
「今までしたことをしたらいいんだ。」
「がんばれ!未来ならいける。」
仲間の声が聞こえるが、聞こえない。
未来はそんな感じであった。
そして、自分より格下の相手に21ー13という結果で負けてしまった。
「悔しい。悔しいよ…。」
未来はずっと泣いていた。
運命の第2ダブルス。
これは浜岡中学校が1番ダブルスで日形中学校が2番ダブルスなので浜岡中学校が優勢。
「がんばれ!!」
みんなが応援していた。
そして、24ー22という大接戦で浜岡中学校がなんとか勝つことができた。
その次の試合も浜岡中学校は勝っていき総合は3位で、ぎりぎりシードは獲得した。
試合後のミーティング。
「皆、よくやった。この次の大会では1位目指して頑張るぞ!」
監督はそう言った。
しかし、未来は自分の試合に納得出来ずっとうつむいていた。
そんな未来に理梨はどうしたらいいのか分からなかったが慰めるとありがとうと笑ってくれて少し嬉しかった。
「未来、今回はこんな結果だったけど次の大会ではこんなことがないようにしよ。これは未来の課題だね。」
と紗季が言った。
その言葉で、未来ははっとした。
そうだ、まだ次があるんだから頑張ろう!
「紗季、ありがとう。次は頑張るよ。」
そして次の日から未来はとても練習を頑張り、次の大会では未来は大勝利を収めた。
諦めても立ち止まってはだめだ。
次に活かして行こう。そういう気持ちが大事である。
浜岡中学校バドミントン部は今日も一生懸命練習をしている。
読んでくださりありがとうございました。
初めてなのでごちゃごちゃしている部分もたくさんあります。
ほんとにすみません!!
よく分からないところとかもあると思います。
でも部活のよさが少しでも伝われば嬉しいです。
これは私の中学時代のことも少し入ってて感情的に書きすぎた場面もあります。
でもバドミントンはやっぱりいいですね←
この度は読んでくださり本当にありがとうございました!!