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エレベーター

作者: 独身の男

意味が分かると・・・、というよりも、気付くとほんの少し怖い話かも知れません。

俺の住んでいるマンションにはエレベーターがある。

マンションといっても築十数年は経っていて、結構古い。

18階建てで当時にしてはかなり立派なマンションだと思うのだが、何といっても郊外のため内装もそれなりで家賃も安い。その点で言えば買い物の際は不便ではあるのだが。

そんなマンションならばエレベーターがあるのは当たり前だが、マンション同様エレベータも古い物のため時折不安になる。


ところで、そのエレベーターでおかしなことがあったんだ。

いや、幽霊とかそんなんじゃなくてさ。

俺は最上階の18階に住んでるんだけど、この前の日曜日に買い物行かなきゃと思って、エレベーターで一回に降りようとしたんだよね。

んで、ドアが開いた瞬間、誰も乗ってないと思って乗り込もうとしたら、中からちっちゃいガキが飛び出してきて、そのまま走って行って、気付かなかったからいきなり飛び出てきてかなりびびったんだけど。

まぁ、そんなことはどうでもよくて、エレベーターに乗り込んでドア閉めようとしたらおばさんが「私も乗るわー」と、小走りで走ってきた。

このおばさんは隣の部屋に住む大家さんだ。

大家さん曰く「部屋も空いてるし、管理とかも面倒だから」とのことで、数年前からマンションに自分自身も住んでいるらしい。

大家さんがエレベーターに乗って、1階のボタンを押そうとしたとき、閉じたはずのエレベーターのドアが開いた。するとまた閉じて、開いて、・・・。

俺はボタンの前に立っている。

エレベーター自体もあまり新しいものではなく、車いすの人用のボタンもこのエレベーターには付いて無い。だから大家さんが悪戯しているわけでもない。

「あら、どうしたのかしら」

大家さんが怪訝そうな顔をして、エレベーターに不具合が出たのかしらと呟いている。

俺は怖くなって、大家さんに思わず聞いてしまった。

「あの・・・このマンションって、出たりするとかありませんよね・・・?」

すると大家さんは、

「あたりまえよー。今までそんな話聞いたことも無いし、私も見たことも無いしねぇ。この街には昔から住んでいたから分かるけど、ここの前の土地もただの畑だったわよー。」

と答えてくれた。


後日大家さんから聞いた話だが、どうやら本当にエレベーターの故障だったらしい。業者の人に修理をしてもらって、今では元通りだ。

怖い話だと思ったか?残念だったな。ただのエレベーターの故障だぞw






予想外に文章がくどくなってしまいました。

さて、おかしい点は何処でしょうか?

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