登場人物紹介(一章まで)
★自警団の仲間たち
・ニール
年齢:20
王都から遠く離れた村で育った青年。幼い頃に見た騎士の姿にずっと憧れており、自分も騎士になるべく単身王都にやってきたが身分を証明できるものがないという理由で門前払いされてしまった。
王都内や近隣の村で、魔物の被害に苦しんでいる人々がいると知り、彼らを守るために奔走する。
正義感が強く困っている人を見過ごせない真っすぐな性格だが、お人好しが過ぎて騙されることも。
剣術はほぼ我流だが筋は決して悪くない。
・アロン
年齢:9
王都近くの農村に住む少年。「英雄」になりたいという夢を持ち、縁あって出会ったニールと行動を共にする。
生意気真っ盛りで子供扱いされるのを好まないが、根は捻くれておらず人懐っこい。
年齢に見合わない手先の器用さを持ち、手作りのクロスボウと矢で戦う。狙撃の腕前も侮れない。
・ゼレーナ
年齢:19
王都の貧民街に暮らす女性。普段は占い師をして日銭を稼いでいるが、周りで魔物が出ると出向いて退治を行っていた。
常に冷静沈着で、歯に衣着せぬ物言いをする。基本的に損得で動くが頼み込まれると意外と断れなかったりする。
魔法球と呼ばれる道具を使い、炎や氷、雷、風を操る「自然魔法」が得意。
・エンディ
年齢:14
王都に住む少年。ローブで特徴的な白い髪や灰色の目を隠し、夜ごと街に繰り出していたところをニールたちと出会い行動を共にする。
穏やかな性格だが少し独特な感性を持っており、魔法を使う際には必ず自分で考えた詠唱を付ける(特に必要ない)
魔力を具現化する「生成魔法」で大鎌を作って戦ったり、鎖や手を生み出して足止めを行うこともできる。
また、魔力でものを動かす「操作魔法」を使って自分の身体能力を上げている。
・ギーラン
年齢:41(本人はちゃんと把握していない)
傭兵として各地を渡り歩いてきた男。強いものと戦うことと、酒を飲むことが何よりの生きがい。
細かいことを考えるのが苦手で、とにかく迷わないのが信条。口は悪く血の気が多いが、むやみに乱暴をはたらくことはない。
巨大な戦斧を振り回しとにかく力で押し切る脳筋戦法だが、長年の経験で培った感覚は確かなもの。
・ルメリオ
年齢:24
かつて王都近くの街を治めていた貴族の家の生まれだが、父親が悪政を執ったため民衆の反乱により没落し、ひっそりと暮らしている青年。物腰柔らかで紳士的。
女性を見ると甘い言葉を並べだす。女性を喜ばせることが生きがいとのこと。ゼレーナがお気に入りらしい。
傷を治す治癒魔法と、生成魔法で魔力の壁を作る防御術に長けている。攻撃はやや不得手。
・イオ
年齢:18
紫色の瞳を持つ神秘的な雰囲気の青年。隻眼で、片目は眼帯で覆われている。一人で各地を放浪していたようで、生い立ちは謎に包まれている。
無表情で寡黙。積極的に人と関わろうとしないが、身勝手な行動はしないだけの協調性はある。
曲刀の二刀流と軽い身のこなしで戦う。また、植物に造詣が深く自分で薬や毒の調合を行っている。
・フランシエル
年齢:17
人間と、異種族「竜人族」との間に生まれた少女。竜人族の国で育ったが、人間について知るために単身故郷を飛び出した。
腕と脚に竜人族特有の鱗が生えている。明るく素直で天真爛漫、ニールに負けず劣らず純粋で心優しい。
身体能力は高く、グレイブを巧みに操る。
★王都の住民
・ジュリエナ
・リーサ
・ミア
ニールが滞在している宿「月の雫亭」を切り盛りする三姉妹。
長女のジュリエナは落ち着いた物腰の色っぽいお姉さん
次女のリーサはてきぱき動くしっかり者で料理上手
末っ子のミアは少しはにかみ屋だがよく働く
★王国騎士団
・ユーリウス
年齢:15
王国騎士団弓術士隊の隊長。弓術の腕前はすさまじく、最年少で隊長の地位についた神童。
つかみどころがなく、「面白いこと」を求めてふらりといなくなってしまうことがある。
・ロイド
王国騎士団弓術士隊所属。ユーリウスの副官。
隊長の実力に敬服するとともに、自由奔放な性格に頭を痛めているらしい。
・テオドール
年齢:18
貴族の生まれで、王国騎士団剣士隊に入隊した。
ニールを田舎者と言って見下している。




