伯爵未亡人は義理の娘を虐げたい
マイトナー伯爵が愛人との旅行中に事故死し、隠し子が発覚した。伯爵夫人のエリーザベトは、身寄りのないその少女を引き取ることになる。夫と愛人の娘など愛せるはずもないから、引き取ったその日からエリーザベトは少女を使用人扱いして虐げることにした。しかし、どういうわけか、少女をいじめるたびにエリーザベトの体調は悪くなっていく。その原因はなんと、義娘をいびると死に至るという摩訶不思議な呪いであった! そして、ついに生死の境をさまようほどに衰弱したエリーザベトは、命惜しさに少女を愛するフリを始めるのだった。