1/1
1.暇な魔王
〜〜魔王城にて〜〜
「ふぁ〜…飯、まだかなぁ…」
「魔王様…いくらなんでもそんな日中ゴロゴロしないでください…威厳が無いですよ…」
おっと、失礼した。自己紹介をしておこう。
俺は魔王ボルティア。とある勇者を倒したっきりひまニートになってしまった。魔族とかの内でも1番強いんだけどなぁ…
あ、こいつは補佐のアルベール。
俺には勝てないけど、マジで強いんだよねぇ、こいつ。時期魔王じゃね?とも言われているらしい。
「つってもさぁー、暇なもんは暇じゃん?オセロやる?スピードとか?」
「遊ぶ気マンマンじゃないですか…。」
俺たちがこんなに暇な理由は、俺が3年前に倒した勇者…ユウリを倒したっきりユウリを超える勇者パーティなかったらしい。
「お、そろそろ飯の時間だな。コックの飯はできているか?」
「それが…あのクソ料理長が、給料低いから辞める!
っと言って出て行ってしまったんです…」
「はぁぁぁぁぁあああ!?!?」