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雪の雫石  作者: 六華優羽
純白の光
17/46

17話 一緒に

「やっと終わったぞーー!」


現在時刻16:00、入学初日となる本日の全授業が終了。


担任が退室し生徒らが騒つく教室で、教科書やノート等の筆記用具をショルダーストラップ付きのブリーフケースに収納し帰り支度を済ませ…たと同時に、疲れた様子で元気いっぱいに声を荒げるという中々に矛盾な動作を行う金髪の少年が眼前に現れた。


「えっと…お疲れ様、アサヒ。」


とりあえず労りの言葉をかけると、左隣の席の少女は呆れたようにアサヒを見つめた。


「なんでそんなに疲れてるのよ?今日は座って授業受けるだけだったじゃない。」


「だからだよっ!ここスピリットの専門学校なんだぜ!なのに午前中は数国理社!午後からやっと始まったスピリット学もずっと座学座学!なのになんでアホの子のヒカリがんなけろっとしてんだよ!?まさかまたシンか!?」


「誰がアホの子よ!そんでその通りよ!羨ましいでしょバカのアサヒ!」


「誰が馬鹿だ!やっぱかよ!ヒカリばっかずりーぞシン!」


そう言われても…。あと落ち着こうか二人共。


「つか、コンバットのコもなかったんだけどどうなってんだよ!」


いや、それは…


思わず苦笑してしまい、説明…しようとしたが、前の席から歩み寄ってきた黒髪短髪の理的な少年が役目を担ってくれた。


「当たり前だよ。一年生の最初の一ヶ月はスピリット学もずっと座学だってカリキュラムに書いてあったじゃないか。」


「ソウマの言う通りよ。アサヒってば見てなかった─「なん…だと…。」やっぱりバカだ。」


アサヒの表情が世界の終わりもかくやと言わんばかりに絶望色に染まった。


『でももう放課後なんだし、あとは好きにすればいいじゃん。』


心にでなく、鼓膜に響く聞き慣れた声と共に右肩にふわりとかかる重り。いつもながら勝手に顕現した相棒に一言言いたいところだが、こてんと首を傾げ「どういうこと?」と訪ねてきた少女の問いに答えることを優先する。


「ヴァイス学院には入試の際に使わせてもらったアリーナ等の競技用施設が多数あって、そういった施設を放課後や休日に自主学習といった形で自由に使えるみたい。」


「マジで!?じゃあコンバットとかも!?」


「やっていいはずだよ。」


多くの生徒達が利用しているだろうし、生徒間の交流の場ともなり得る。


「ぼくは元々行くつもりだったけど一緒に来るかい?」


「ったり前だぜ!お前らも行くよな!?」


ソウマの提案に即答したアサヒの視線が僕とヒカリに向けられる。


「行く行くっ。もしかしたら友達出来るかもだし。シンも行くよね?」


…個人的には図書館でヴァイス学院が保有する研究論文などを読み漁りた……かったが、登校初日から友人の誘いを断るのは宜しくないか。…決して、肩に座する白いスピリットからの無言の圧力に屈したわけではない。






そんなわけで四人揃ってやってきたのは第三アリーナ…僕、ヒカリ、アサヒが一般入試においてエレメントと試合した第五アリーナよりも更に広大であり、5面のコンバットフィールドが設置されていた。


また、その広さに見合うように利用する生徒も多い。各々自身のスピリットと共にフィールドではコンバットを、その外ではアーツ等のトレーニングに励んでいる。


「スッゲー!マジスッゲー!すげぇスッゲー!!」


『語彙力。』


それだけ心待ちにしていたということだよ。…ただ、


「やっぱりフィールドは混んでるねー。」


「そういった場合、フィールドの使用権は予約制の筈だけれど…。」


もしくは予約している生徒から試合を申し込まれるのどちらかになる。


「大丈夫。ぼくの方で予約しておいたから。」


さすが。


「あとは試合相手をどうするかだけど…」


このメンバー内でやるのか、それとも他の生徒から選出するのか…


「ぼくとしてはリベンジも兼ねてまたダブルスでもやってみ─「もしかして試合相手探してんの?」え、そ、そうだけど。」


「じゃあ誰か俺とやろうぜ?」


「マジ!?俺俺!俺と試合しようぜ!」


「OK。あっちのフィールド予約してっから。あの試合の次な。」


「おう!…っしゃー!燃えてきたぜ!俺行ってくるな!」


「あ、うん…が、頑張って。」


ソウマとヒカリもコンバットに飢えていた彼を引き留めるのも気が引けたのか特に何も言わず、元気よく駆けていく彼を見送るしかなかった。


「えーと…アサヒが居なくなったからシングルスにしよっか。まず、ぼくとシンとで─「あ、ちょっといい?ソウマ君…だっけ?フィールド予約してたりする?」…セイ・クロスロード君、だよね?一応してるけど。」


「本当?お願いなんだけど、よかったら僕と試合してほしいんだ。フィールド予約してなくて…このとーりっ。」


右と左の掌を合わせて頭を下げて懇願してくるクラスメイト。それを反故出来るソウマではないことくらい、短い付き合いではあるが僕もヒカリも理解している。


「いいよ。折角交友を広げられる機会なんだし、試合してあげて。」


「そうそう、私達も勝手に相手探すから。」


「…ごめん。この埋め合わせはまたするから。」


ソウマはクロスロード君を連れ、フィールドへ向かっていった。


結果、この場に残ったのは僕とヒカリ。


「私達はどうしよっか?」


「…予約をしていない僕達がフィールドを使わせてもらうとなると、予約している人にお願いするしかないかな。」


「やっぱりそうなるよね。んー…あっ、あの子達予約してるっぽくない?」


ヒカリの指差す方には和気藹々とフィールドへ歩いていく五人の女子生徒の集団…内一人はクラスメイトの少女─サナ・フローライト─であった。ヒカリの言う通り、フィールドを予約していると見ていいだろう。


「お願いしてみよっ?」


「え、あ…僕は一緒じゃない方が…」


「いいと思うのだが」と言葉を続ける間も無く、僕の手を引く少女は彼女達に声をかけた。


「ねぇねぇ、もし良かったらなんだけど私達も混ぜてくれない?」


「あら?もしかして予約してない感じ?」


「うん、まだ分かんないことばかりで…友達も一緒なんだけど、ダメかな?」


「全然いいわよ。中等部からの編入なのよね?色々教えて─「ちょっと、」え?何よサナ?」


了承の意を表明して…くれそうだった女生徒の僕達から引き離すように手を引いたのはフローライトさん。


…やはり、女性ばかりの集団に男子一人混ざられることに抵抗を感じているのだろうか?いや、それ以前に無属性である僕を集団には引き入れたくはない─



「───あの子、例の光属性の…」


「えっ…!?あの暴走した…!?」


「しっ、声が大きいってば…!」



「………………。」


『シン。』



「…あー、その…ごめんなさい?これ以上人数増やすとフィールド使いにくくなっちゃうから…ね?」


「う、ううん…!こっちこそゴメンね!気にしないで…!」


「え、ええ…それじゃあ。」


足早に離れていく女子生徒達…それもチラチラと忌避的な視線を隣の少女に向け、口元が微かに動いていることから何かしらの話をしながら。


加えて、その話し声を耳にした周囲の生徒達の視線も徐々にこちらに集まってくる始末。


「…シ─「ヒカリ、こっち。」ふぇ…?」


繋がれたままの手を今度は僕の方から引かせてもらい、アリーナの出口へ歩を進めた。






…アリーナを出たはいいものの、特に行く宛も無く…とりあえず人気のなく落ち着いる場所をウィズに感知してもらい、辿り着いたのは桜舞い散る中庭。備え付けのベンチにヒカリを座らせ…頭を深く下げた。


「───ごめん。僕が暴走を止めるのに手間取らなければ…もっと早く気づいていれば、ここまで言われることはなかった。本当にごめん。」


「っ!?ち、違う!シンは悪くなんかない!私が…!」


『そうよ、貴方は全力でマスターを助けてくれた。そもそも…私なんかがマスターと契約したから─『それだけは言っちゃ駄目だよフィア。』…ウィズ。』


「君達に非は何一つない。…今更、たらればを言われても怒るだろうけど、僕に力があればあそこまでならなかったのは事実だ。」


彼女には僕を責める資格がある。


「…シンがそう思ってても…私とフィアも、シンにもウィズにもありがとうって気持ちしかないもん…。」


…普通なら、恨み言の一つや二つ言うだろうに…彼女は、本当に…


「…寧ろ…、私と一緒だと…シンまで変に言われちゃうかも、だし…私のことは気にしなくていいから、シンだけでもアリーナに戻って─」


「それこそ、君が気にやむことではないよ。」


『無属性のぼくらが友達でもない生徒に混ぜてもらえる可能性なんて、まず無いし。』


「そんなこと…」


…本来なら、彼女にアサヒやソウマ以外の新たな友人やコミュニティが出来そうな時点で、足枷にしかならないであろう僕はそれとなく距離を取り、博士の依頼に沿って遠目に見守るつもりであった。


今においても、無属性である僕は彼女にとって害悪なのではないかという不安はある。


けれども……そんな僕を、彼女は友と言ってくれている。


「…非力で、無属性で、君にとって何の役にも立てない僕だけど…それでも、一緒に居ることはできるから…。」


言の葉を切り、右手を差し出す。


「せめて、今だけでも…居ては駄目かな?」


俯く彼女がどんな表情をしているのか、伺うことができるのは膝元に抱えられる桃色の肢体のスピリットのみで僕には分からない。


「……我儘、言っていい…?」


「勿論。」


「…今だけじゃ、ヤダ…。」


ふるふると頭が左右に振られて、絹糸のような髪と数弁の桜の花びらが宙を舞い…一回り小さく綺麗な手が、差し出した僕の手に重ねられ…指が絡められた。


「ずっと…が、いい…。」


「…ありがとう、ヒカリ。」


「っ…それ、私の台詞だよっ…?」


立ち上がった彼女のアメジスト色の瞳にはうっすらと涙が浮かんでいるものの…笑みが零れており少しばかり安堵する。


『ってか、シンはヒカリに─どんなことがあっても、いなくなったりしない(キリッ)─って約束したんだから約束は守んないとね。』


『ふふっ、そうだったわね。』


「…茶化さないでくれるかな?」


それも何処ぞのドSな青髪眼鏡の担任の如く。それにキリッとかしてないし。


今更ながら恥ずかしさが込み上げ思わず咳払いしてしまう。…そんな気持ちを整理する僕の姿が可笑しいのか、ヒカリも小さく声を出して笑い…少しでも元気になってくれたので良しとしよう。


『で?どうする?』


『他のアリーナに行ってみる…というのも、そうよね、恐いわよねマスター。』


「…ゴメン。」


「謝らなくていいよ。大丈夫だから。」


出来るだけ優しく、花弁を払う序でに彼女の頭を数度撫で…その手で懐から携帯端末を取り出し履歴から本日登録したばかりの連絡先を選択。コール開始。


「誰に…?」


「ドSな担任だよ。」


『別名、底知れぬ陰険メガネとも─〈誰が底知れぬ陰険眼鏡ですかウィズ。〉ってシンが言ってた!』


「そこまでは言っていませんから。」


底知れぬ実力者とは思いはしたけれど。


〈それで、クラス一優秀なシン君、どうかしましたか?〉


「誰がクラス一優秀ですか。」


「え?シンじゃないの?」


「違うから。」


ヒカリまで何を言っているのか。


〈おや、ヒカリちゃんもご一緒ですか。仲睦まじい関係で何よりです。となると…用件は人気のないアリーナもしくはフィールドがないか、でしょうか。〉


!…気づいていたのか。


〈可能性の一つとしてですけどね。子供は時に大人よりも残酷ですから…なんて、君の方がよくご存知でしたね。〉


「……………………。」


〈さて、分かっているとは思いますが、私は一年一組の担任という立場なので君達だけを贔屓することは出来ません。従って、アリーナを君達の貸切にするなんてことは到底無理です。〉


「はい。」


〈加えて、全生徒が意識の差は多少あれどスピリット使いとして高みを目指しているこの学校において、現在稼働しているトレーニング可能な施設且つ人気が少ない場所などありません。〉


「……つまり、現在稼働していない場所ならある、ということですか?」


〈ええ。故障して使用出来ない状態、それも直す予定もなく廃棄待ち。そんな、学院の手を離れた誰一人使わない施設や設備をどうするかは、君達の自由で結構です。〉


「どこですか?」


〈今君の端末に送りました。〉


…………中等部の敷地の、本当に端の端か。


「…確認ですが、本当に自由にしていいんですか?」


〈ええ。ミナト・アーカム博士の秘蔵っ子の実力を遺憾なく発揮して頂いて構いません。…彼女のこと、宜しくお願いします。〉


秘蔵っ子という言葉には語弊があるが、持てる力の全てを出して対応させてもらおう。


「了解です。ありがとうございます…先生。」


前言撤回…いや、追記か。ドSで得体の知れない底知れぬ実力者で…頼りになる─


〈あと、人気のない場所で二人きりだからとはいえ───変な気を起こさないように。〉


「ぶっ飛ばしますよ?」






ドSで得体の知れない底知れぬ実力者で頼りになる陰険眼鏡の担任からの助言を頼りに、転送されてきた位置座標へ向かって歩くこと二十分。


『雑木林の中とか…本当に合ってんの?』


「道は合っているはずだよ。」


今歩いている道も、草木が茂る雑木林の中とはいえ舗装された跡がある。


「っと。ヒカリ、そこ足下滑るから気をつけて。」


「う、うん。」


『…人気の少ない…というより皆無なことは間違いないわね。』


『だからって変な気起こさないでよシン。具体的に言うとヒカリに手を出すとか。』


「ほぇっ!?」


「…フロウ先生といい何故僕をそう変態扱いするのかな?それと、合っていたようだよ。」


雑木林を抜けた先…やや拓けた平地の中心に座する一階建てのコンクリートから成る建物。窓が割れているということはないが、灰色の壁面は所々暗く変色しており、蔓に覆われている部分もある。


『廃棄された感満載ね。』


「ちょっと不気味、かも。」


「…一先ず僕が中を見てくるから、君はウィズとフィアとここで待って─「ここで待ってる方が怖いから一緒に行く!」そ、そう?」


フィアだけでなくウィズも一緒なら怖くないと思うのだが…まあ、それなら別に置いて行ったりしないので腕にしがみつかないで甘い香りがしてくるから。…とはいえ、何故か本気で怖がっている様子の少女を引き剥がすこともできず、そのまま建物の扉を開け足を踏み入れる。…明かりがないため薄暗いが、目視はできるレベル内。


「シ、シンは怖くないの…?」


「別に視界が遮られているわけではないし、危険な気配は感じられないから特に恐怖は感じないよ。」


遺跡探索では真っ暗闇の中微かな明かりと己の感覚だけを頼りに崩落する危険の中住み着いたスピリットの対処をしつつ進まなければならないし、それに比べたら…ね。


『うーん…この微妙に会話が噛み合ってない歯痒さ。』


何故か肩のウィズが溜息を吐いているが───配電盤並びに電源スイッチ発見。全てオンに変更。


───天上の明かりが灯り、視界が一気に拓けた。


「わぁ…!」


これまでヴァイスで立ち寄ったアリーナとは異なり、床は人工芝ではなく土が敷き詰められた形態ではあるが…歴としたコンバット用のフィールドが一面、そこにあった。


「スゴい!スゴいねシン!アリーナで見たのと同じフィールドだよ!」


「…………………。」


「?…シン?」


「…電気が来ているにも関わらず、廃棄されたフィールド…となると、」


フィールドの外に設置されている赤を基調とする機械端末に近づき、起動……しない、か。


『こいつが動かないのが原因かな?』


「おそらく。」


「えっと…?」


『私達にも教えて欲しいんだけど?』


おっと。


「コンバットは、互いのスピリットがマナを込めた攻撃を応酬し、勝敗が競うというのが基本の流れになるよね。故に、時にその攻撃が誤ってスピリットでなく依り代の方へ命中した場合、大怪我じゃ済まないこともあり得る。」


「あ…。」


「心配しなくてもそういったことを防ぐために、コンバットでは依り代の所定位置となるボックスの周囲に強固な障壁が形成されているんだよ。」


つまり、ボックスは依り代にとって安全地帯ともなる。


『中にはそのボックスから出てくるキチガイもいるけどね。』


ツッコまないからね?


「この端末はフィールドを始めとする設備の機能を操作するための装置で、これが動かない限りボックスの障壁は形成されない。障壁が形成されない以上、コンバットは危険であるから行えない。故に、ここは廃棄された…というところかな。」


直す事は出来るのだろうが、老朽化しておりコストに見合わないという問題もあるのだろう。…型番は、と。やはり旧型機か…。しかし、この手のものなら覚えがある。腰を下ろし内部の基盤を確認……ふむ。


「わ、私なら大丈夫!こう見えて結構頑丈だし…!あっ、でもシンが怪我したらイヤだし…!あぁ!別に私がシンより強いつもりとかじゃ全然なくて!うぅ〜…!」


「クスッ…心配してくれてありがとう。けど大丈夫。───すぐ直すから。」


「…………ふぇ?」


これ見よがしに端末の側には先程端末の側を取り除いた際に用いたドライバー等の工具一式が詰まったケースもあるし。…あの担任には未来視でも備わっているのだろうか?いや今は余計な考える事はよそう。とりあえず基盤を取り外して…


「え、え?え…?な、何してるのシン…?」


「何って…故障しているこの端末を直すんだけど?」


基盤自体が劣化して使用不可というわけではなく、配線系統の組み合わせを種々変更すればなんとか復旧できそうかな。


「…直せる、ものなの?」


「研究の一環で、機械や電気系統の知識や技術は付け焼き刃だけど一通り習得しているから。エンジニア系の人ならこの程度誰でも直せるはずだよ。…ウィズ、電圧計。」


『ん。』


「そう、なの…?」


「うん。」


「ふぅん…あの、近くで見ててもいい?」


「勿論。…質素なハンカチだけれど、良ければ座って?」


「ありがと…えへへ。」



『…マスターの価値観が彼の所為でどんどんおかしくなっていってる気がするのだけれど…?』


『シンの価値観がおかしいから、是非もないよねっ。』




to be continued

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