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ワタシノキミニッキ  作者: 桜渓凪愛
9/13

アイ

9話目投稿しました。

2020年11月24日。いつもの日常。彼の観察。

いつものように遅れて登校してくる彼。いつものように授業中に居眠りする彼。いつものように先生に怒られる彼。いつものように休み時間に友達とはしゃぐ彼。いつものように掃除の時に遊ぶ彼。いつものように何人かで一緒に教室から出て帰る彼。

そして、いつものように笑っておはようを言う私。いつものように彼の寝顔をスケッチする私。いつものように隠れて笑う私。いつものように彼がはしゃいでいるのを眺めている私。いつものように同じ掃除場所にいる私。いつものようにそれを見送る私。好きな人を目で追ってしまうのは普通でしょう?

私はあなたを愛しているから。そばにいたいと思うのは悪いことかしら。私だけを見てほしいから。私だけを想ってほしいの。

私からは逃さないし、離さないの。私だけの彼になってほしいから。

もし本音を伝えてしまったらどうなるかしら。私のそばに来てくれるかしら。私だけが隣にいたいの。誰にも渡したくないの。私だけに依存してほしいの。

なんて、この気持ちを伝えたらあなたはどう思うかしらね。重たいって思うかしら。メンヘラって言うかしら。でも、あなたのことをわかってあげられるのは私だけで、わかっているのも私だけなの。あなたの友達じゃないわ。私なの。

もし家が隣だったなら毎日あなたのお世話をしてあげるのに。あなたは女の子にも男の子にもモテているけれど、毎日一緒に行き帰りをして他の女を近寄らせないことができたのに。周りから付き合ってるの、って聞かれるはずなのに。今すぐ隣に引っ越してきてくれないかしら。

それほどあなたが好きなの。毎日毎日同じ日々のはずなのにあなたを見るだけで胸がいっぱいになって。何も考えられなくなって。あなただけしか考えられないの。

あなたも私にたくさん思わせぶりなことや、その気にさせることしてきたんだから私のこと好きなはずよね。これでそんなことなかったら...。


ヒートアップしすぎて想いを綴りすぎたわ。落ち着いて。明日もあなたに会うんだから。

読んでいただきありがとうございます。今回はメンヘラ回と言うことでなかなか楽しく書かせていただきました。楽しんでもらえたら幸いです。

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