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秘封倶楽部の天気は現世のち幻想  作者: だみ
第八章 信仰乱心 ~ Hope Mask
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第一三九話 闇と光

遅れてしまってすいませんっ!

知っている人は分かるかもしれませんが、宿題、受験ect……により、投稿が不定期になってしまいました。これからは順調に書いていけると思いますが、やはり執筆が出来ない日が出来ると投稿が難しくなりますので不定期投稿にさせていただきます。

本当にすいませんでした……。



後、結構間が空いてしまっているせいか、文章がごちゃごちゃ&内容忘れる事が多発。


また、前回内容および、この小説の内容を忘れてしまっていたら、この小説を見直す事をおすすめします。



長々とすいません。

では、本編をゆっくり見ていってね!

「……!!」

 皆が一斉にスペルを唱えるから、上手く聞き取れなかった。だから、台詞表示はああしか表す事が出来ないよ。なんて言ったって、私を含めなくても、五人もいるからね。

 それぞれの弾幕が大量に散らばったから、それらがルーミアを襲う。

 ルーミアはあまりにも多い弾幕に怯んだけど、すぐに立ち直って飛び上がった。

「蓮子!」

 極太レーザーの標準をルーミアに向けたまま、私の方へと振り返った。

「何!?」

「私はお前をフォローするぜ! 危険にさせたくないからな。その代わり、なるべく早いタイミングで引っ捕まえろよ!」

「分かった! ありがとう!」

 仲間がいるから、きっと上手くいく気がしたよ。魔理沙のおかげでね。言われてなかったら肩ががちがちのままだったよ。

 極太レーザーが細々となり、いよいよレーザーが消えた時、魔理沙はまたスペルカードを出した。

「よし! 話は済んだから、恋符『ノンディレクショナルレーザー』!」

「……!!」

 魔理沙がスペルを唱えると、再び周りからスペルが唱えられてまたこの台詞表示するはめ。

 弾幕はルーミアを直撃し、爆発した。これで墜落してくるかと思って構えた。だけど、いつまでたってもルーミアは落ちてこなかった。あんなに攻撃を受けたっていうのに……。

 風塵が納まり、黒い影の姿がはっきりと見えた時に闇の目が紅く光った気がした。

「…………」

 ルーミアは黙ったまま、動こうとしない。

「あんなに受けても駄目か!? どんな体してんだよ、あいつ」

「…………」

「何か企んでいるのかしら?」

「な……て……」

 しんとしていても聞きづらいだろうルーミアの声。でも、私には聞こえた。

「なんだ! はっきり言えよ!」

「何をやってもっ!! ……何をやっても無理なら、何をやったっていいの!」

「ルーミアちゃん……どうしたっていうの?」

「ルーミアちゃん……」

 紅い目が更に紅く光る。まるで、暴走する直前みたいに体をぐっと固めているように見えるよ。

 その姿を見て、二人以外は構えた。

「幻想郷は希望なんてなかったの! 希望は誰かに取られたの! 希望は戻ってこないの!」

「……霊夢もこんなふうにまでなってるのなら、回収を急がなければならない」

「そんなことよりも、よく見なさい。来るわ」

 自然とこころに視線が向いていた。ルーミアに目を向けてみたら、ルーミアは黒い光のエネルギーをためていた。エネルギーは早く大きく広がっていき、ルーミアどころか、全体を包み込もうとする。

「早っ!? くっ、恋符『マシンガンスパーク』!」

不可能弾幕インポッシブルスペルカード? ならこっちだって使うわ」

「ル、ルーミアちゃんを守るためよ! 行くよ、リグル!」

「う、うん!」

 動かなかった二人も構え、スペルを唱えた。

 皆の弾幕は黒いエネルギーを抑えるけど、意味のない抵抗に見える。だって、エネルギーは速さを落とさずに広がっていっているんだもん。

 私はルーミアが怯んだ隙に正気に戻す役目になっているけど、これじゃ何も出来なくてむしゃくしゃするだけ。悔しいよ。

「駄目なのかよ! これじゃ無抵抗のまま終わちゃうぜ!!」

 魔理沙の言う通り、私達がやられちゃうよ!!


『馬鹿なの? 闇を照らすのは光でしょ?』


 そんな声が聞こえてきたのは、エネルギーが皆にぶつかる寸前だった。馬鹿にした女性の声だ。その人の声が聞こえた直後に目映い光が目を差した。

「誰だよ! 何だよ!! 眩しすぎだぜ!」

 目を覆うのは手と瞼。それでも足りないくらい眩しかった。

 二十〜三十秒くらいたったら、光の圧力が納まったよ。これで目が開けられるね。

「あ、あれ? ルーミアは?」

 ルーミアがいたはずの空中には何もなかった。

「ルーミアは下よ」

 紫がそう言って真下を見たら、ルーミアがぐったりとうつ伏せになって倒れていた。

「ルーミアちゃん! 大丈夫!?」

「ルーミアちゃん!!」

 まだ名前も聞いていない二人はルーミアの元へと駆け寄った。まだルーミアは私に触れてない。

「おいおい! 危ないぞ! そいつはまだ━━」

「大丈夫よ。彼女はもう何もしないわ」

「何でそう言いきれるんだ?」

「別に何だっていいじゃない」

「何か隠してるな……何を隠してるんだ?」

「さあ? 何でしょうね?」

 明らかに何かを知っているような紫と魔理沙の会話を盗み聞きをしつつも、ルーミアを見つめる。

 体をがくがくと揺らされているルーミアを見ていると、ちょっと気分が悪くなりそう。だって、あんなに揺らされたら酔いそうで嫌なんだもん。

「あまり揺らすとルーミア、気分悪くなっちゃうよ」

「あ、そっか……大丈夫? ルーミアちゃん」

 羽を生やした方はルーミアの肩を優しく叩き、触角のある方はそれをそっと見守りながら声をかける。

「希望がある……何で?」

 こころがルーミアの傍まで寄ってきた。私もルーミアの方に寄ってこころをまじまじと見るけど、表情がなくて、一体何を思っているのかが全く分からない。流石無表情妖怪だね。

「普通はあり得ない事なの?」

「うん。あり得ない。なくなったものは見つかるまで二度と戻らないっていうのと一緒で、感情も失えばそれを取り返すまで戻らないの。蓮子なら取り返す事が可能だけど、それ以外、簡単な方法はない」

 因みに、メリーやエニー達が正気でいれるのは、私がいるからなんだ。私の秘力によってね。

「だけど、光が出て数十秒しかたってないのに、ルーミアは正気に戻ったって事だよね?」

「うん」

 私が触れたわけでもないのに、ルーミアは何で正気に戻る事が出来たんだろう? 黒幕が誰なのかも分からないのに、謎が増える。全く、切りがないよ。



当初設定よりもかなりずれた話になってきていて、次回を執筆するのが大変。

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