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秘封倶楽部の天気は現世のち幻想  作者: だみ
序章 秘封倶楽部 ~ Girls Uncovers A Closed Secret
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第一話 少女自己紹介中

どうも極楽鳳凰です

一日一話更新、そして完結を目標に頑張ります!


では本編をどうぞ

 ━━都市が東京から京都に移ったのは私が生まれる前のことだよ。今の東京はもう田舎街。まぁ……私もその東京出身なんだけどね。


 響き渡る声が聞こえる。


 ━━さあ、話しを切り替えてねっと……。

 今の人間達は''解決できない不思議''をあり得ないとして受け止めている。しかもそれを解決もしようとせず、そのままにして……おかしくない? だって、今目の前に起こっている不思議なことを、皆''あり得ない''にして済ますんだよ?

 何処かの暗い部屋の中。後ろ向きの誰かがそう言った。

「私はどんな不思議も''あり得ない''で受け止めたくない。だってその不思議は''起こっている''のだから……」

 後ろ向きの誰かはゆっくり前を向いた。それと同時に部屋が少し明るくなる。

 その誰かというのは、女性だった。彼女は白のワイシャツに黒のロングスカートと白黒コーディネートだが、赤いネクタイが魅力な存在を誇っていた。黒い帽子を被っており、片手には分厚く読みにくそうな本を持っている。

「私は宇佐見蓮子(うさみれんこ)。京都大学の大学二年生でもあり、オカルトサークル、秘封倶楽部(ひふうくらぶ)の一人でもあるよ。専攻は物理学! 前から思っているけど、今の世界にはもう物理学は要らないと思うんだよね……また話を戻して。実は私には『月を見て今いる場所が分かり、星の光を見て今の時間が分かる()』を持っているんだよ」

 彼女は人差し指を自分のに指す。その澄んだ茶色のは不思議な輝きをしていた。

「それでこっちは私と同じく京都大学の……ってあれ? メリー何でそっちにいるの?」

「いやだって、急に一人芝居するから邪魔かと思っちゃって……というより、何のための自己紹介なのよ」

 向かい側の椅子に座っていた、メリーと言われた人は紫色の服を着て、白い帽子を被った金髪の女性だった。彼女は蓮子に対して呆れながら言った。

「そりゃあ勿論この小説を読んでくれている人のためだよ。何か私達のこと知らない人が多いみたいなんだよねー」

「まぁそれは言えるわね。でも、自己紹介だけならそのビデオカメラいらなくない?」

 私の正面にあるビデオカメラを指し、言った。

「そっちは活動記録を残すためのもの。勿論私達の、ね」

「活動記録を残すためにそんな派手な仕様がいるの?」

「うん。思い出に残るかなって思ったからね。これぞ一石二鳥ならぬ、一石三鳥!」

「思い出に残るくらいなら活動記録を残す意味ないじゃない」

 苦笑いするメリーにそう言えばと思いながらメリーに話しかける。

「そうだった! メリー、自己紹介してないね。この小説を読んでくれている人に自分の紹介くらいしなきゃ失礼だよ」

「えー……」

 明らかに嫌そうな顔を見せられた。ただ自己紹介するだけなのに、そんな嫌な顔をしなくても……。

「ほらっ。そんな顔しないで自己紹介、自己紹介」

 私は、まだ椅子に座ってるメリーを無理矢理引っ張り出し、ビデオカメラの前に立たせる。

「えっと……蓮子と同じ、京都大学の大学二年生で秘封倶楽部所属のマエリベリー・ハーンよ。専攻は相対性精神学よ。因みに私も蓮子と同じようなを持っているわ。それは『結界の境目を見る()』よ。この時代で最も見ちゃいけないものなんだけど、制御不能だし、最近はちょっと能力の力が強くなっているみたい……」

 少し不安な顔をしながらもはっきりと言っていた。

 さっきの嫌っぷりは何処へ消えたのやら。

「まぁ……それは置いといてね。私達の()の持つ能力は決してガセじゃないよ」

「まぁ、それを証明することはできないけどね」

「そ、そこはこの小説できっとどうにかなるっ!」

「(どこから湧くのよ……その自信)そう言えばこれ活動記録を残すためのものでもあるのよね。なら今までの活動を言っていく?」

「そうだね。じゃあ今までの活動を言っていくよ」

 そして私達はビデオカメラに活動記録を残していった。

「蓮台野に行ったときは凄かったよね! 真夜中にあの墓石を回したら!」

「あのときは本当に嫌だったんだから! 一人で墓石を触ったりするの」

「えっ? 私も手伝ってなかったっけ?」

「ずっと星ばっかり見てたわ」

「あれ? そうだったけ?」

「もうっ! 蓮子ってほんと頭が良いのに頭が悪いのね」

「言うことが矛盾してるって」



 ━━━━



「そう言えば最近メリー電波だよね」

「やっぱり?」

「そりゃあ、あれだけ行動的になると誰だって思うよ。それに日に日に能力の力が強くなっていくし」

「蓮子の能力はならないのかしら?」

「流石にそれは無理な話だよ……これ以上凄くなりようがないよ」

「あら、残念だわ」

「悪かったね……」

 話していくうちにどんどん話が逸れていく気がする。これ、活動記録を残すためのもの……でいいんだよね?



 ━━━━



 活動記録をビデオカメラの記録に残した後、やることがないので私とメリーは椅子に座って寛いでいた。

 寛いでいると、メリーはふとあの夢のことを思い出したみたい。

(そう言えばあの噂のことを言ってみようかしら。今回の課題のためにね……)

「ねぇ、蓮子?」

「何?」


 ━━蓮子は妖怪が出る病院って知ってる?



恐らく駄文ですw


誤字などがあれば教えてくれると嬉しいです

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