第2話 異世界で、僕は絶叫を上げた
2話目となります
文才が欲しいです
一部分だけ、加筆、修正させていただきました(10/29)
彼の提案に乗ってしまってから、ちょっとだけ冷静さを取り戻した僕は、さっきまでの出来事が気になっていた
なんか僕の意思以外の物も混ざってたような気がする
カタカナ表記のとことか、カタカナ表記のとことか
「考え中に悪いんだけど、異世界について少しだけ、教えておきたいんだけどな~」
あっ、そうだった
気になるとこは、そこもあるんだった
また考えれば、いいよね?
僕は、その言葉に頷いた
「君が、行く世界の名前は『メガリス』
こことは違い、科学ではなく魔法が存在する
「へえ、魔法があるんだ」
「それだけじゃないね
人間以外にも、エルフやらドワーフとかいった別の種族の人達が暮らす世界だ」
おお、エルフだって!?
マジですか!!
「ただし-」
言いながら、人差し指をぴんと立てた
「-魔物も、存外する
だから、死の危険もある」
「ですよねー」
わかってましたよ、わかってましたともさ
ええ、魔法があって、エルフとかドワーフがいたら、魔物もいますよねー
…魔物にフルボッコにされたりとかイヤなんだけど
「そこで、君にはまだ死なれたら困るので、ある程度は生きれるように2つだけ特典をあげよう」
「特典?
特典ってなに?」
「君の向こうでの身体に、与えてあるんだけどね
多少の戦闘方法を、植え込んである」
戦闘方法?
なにそれ?武器を、振り回すだけじゃダメなの?
「適当に振り回すだけじゃ、生きれないよ?
きちんと使えなきゃね」
「…なるほど、そうなんだ
で、もう1つは魔法が使えるとか?」
彼は、クスクスと笑いながら、自分の口元に人差し指を指す
「魔法が使えるようになるかは、君次第
2つ目は、その時のお楽しみにしなよ
今は、秘密」
「ふうん…そう
勿体ぶってなんなんだよ、まったく!
「ゴメンゴメン、そう拗ねないでよ」
「拗ねてないし」
ええ、僕は拗ねてなんかありませんとも
ふん
「フフ、言えるのは、2つ目のは最初だけは君が死にそうになったら使えるようになる
それ以降は、ううん、なんでもない」
「…なんだよ、気になるじゃないか」
気になるけど、死にそうになったらとか嫌だな
「話したいけど、時間切れだ
さ、行ってらっしゃい。君の新しい人生の始まりだ」
そう彼が、言うのとほぼ同時に僕の視界は黒く染まりだした
突然すぎてびっくりする、なにが起こったのか理解できない
暗くなる意識、彼が呟いてるが聞き取れない
口を開いても言葉が出ない
でも、最後の言葉はわかった
「さよなら」だった
ん?
うんん、なんか眩しい?
それに、頭がぼーっとする
なにがあったんだっけ?
え~と、なんか訳わからん奴が居て、そいつが急に死神にお迎えされたくなかったら、僕の誘いをうんたらかんたら
って、アイツ人ん家に土足で上がり込んでた!!
「違う違う、その後、急に意識が…?」
僕はどうやら横になってるらしい
視界が眩しいのは、窓から陽の光が当たってるからだろう
なら、目を開ければいい、簡単だ、よし実行しましょう
目をごしごしと、擦りながら上体を起こす。
そこにあったのは、見慣れた光景ではなく
「……なに、これ?」
外だった、自室じゃなく原っぱだ
近くには、川が流れてる
僕の家の周辺には、川原なんかない
あるのは、マンションや一軒家が建ち並んでいて、後は歩いて五分位で着く場所にコンビニにパチンコ店があるぐらい
間違っても、川原なんかない
「夢?」
自分の頬を摘まみ引っ張る、痛い
現実らしい
なら、彼の言葉は嘘じゃなかった事になる
さっきから、無視してたんだけど、身体に違和感がある
声が変だ
変というか、声が高い
両手を見れば、僕の手より小さい、まさか本当に転生した?
そうだ、彼は、『メガリス』での僕の身体については、特典の事しか言ってない
視線を両手を見る為に、下に下げた時に気付いたけども
「……服も、変わってる」
普段よく着るジャージじゃなくて、上は、白の半袖のTシャツに、青のショートパンツを履き、すらっとした細い脚に黒ニーソに茶色のブーツなんかを履いていた
はて、これはギャグ?
服装だけ見ると、異世界関係無くない?
取って付けたかのように説明すると、服を僅かに押し上げる二つの存在、まさかね
股間にあるはずの某さんの存在がしない
…ア、ハハハ、まさかねー
背中にも普段ない違和感があるからと手を伸ばすと、サラサラとした糸みたいな感触
それは、長い髪だった、黒ではなくて金色に染まった髪
よく見れば、その髪の長さは腰の辺りまである
「……現実を理解したくないけど、あの川に行ってみよう」
目的を決めて、立ち上がる
歩きながら周りを見舞わせば、遠くには森があったり、山が見える
人のいそうな感じがしない
転ぶ事もなく目的の川に到着した
川の水は綺麗に透き通り、陽の光を浴びてキラキラと反射している
ゆっくりと、落ちないように確認すれば、水面に映っていたのは、見慣れた僕自身ではなく、やや小柄で金髪、青と金の瞳、真っ白い肌をした女の子になっていた
「ふぁ!?…あ、あぁあ!?」
ヤバい、これはアレだ
アレしかない、頭を両手で抑えて空を仰ぎ見る
…ん~、いい天気、って違う違う
「うわぁぁああ!?」
僕は、絶叫を上げた
異世界トリップは、憧れたが異世界トリップTSを体験するとは聞いてない!!
服装の描写って、難しいですね。
服のセンス無いからですかね、自分?
文才と同じぐらい欲しいです
オッドアイは、私の趣味です
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