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心、黙って…

作者: 長月 澪

心、黙って…。

静かにして。

こんなことして良くなるはずない。

わかってるでしょ?

自分がやったことじゃん。

あの子ばっか

心の中で責めたって

なにも変わらない。

弱虫。

私がなにしたの?

そんなの自分に聞いたって

わかるはずない。

あの子に聞く勇気すらないくせに…

誰かを助けようなんてムリじゃん。

バカ


嫌われるってわかってたじゃん。

その後が

辛いってわかってたじゃん。

それなのに

求めたのは私でしょ?

友達と言い切れないほどの

信頼を…


なんでだろ

ごめんって言葉が軽く聞こえる。

私がどんなに

心を込めたって

自分の耳からは軽くにしか聞こえない。

どんなに心を込めて謝っても

あの子には届かない。


あの子は私よりバカだからわかってくれない

そう思ったって辛いのは私で

バカなあの子から捨てられたのは私なんだ。

私はあの子がバカじゃないことを知る。

あの子よりバカなのは私なんだと

今さら気づく。


裏表のない信頼なんてあるの?



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