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銀の鷹  作者: sanana
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プロローグ

 小さい頃に読んだ「不思議の国のアリス」。

白ウサギの後を追っていったそこは不思議の国。

でも、どちらかというと「鏡の国のアリス」の方が好きだったのだ。

自分の足で進むアリスが魅力的で…。

だいたい、なんで何もしていないのに「首をはねろ」といわれなければならないのだ?


 しかし、だいたい巻き込まれる運命と言うのは、理不尽なものだ、と、この年になってはじめて知った。

ありえないことだが。

悪かったわ、「不思議の国」のアリスさん、今までいろいろ言ってしまって。

でも、不思議の国に巻き込まれたアリスは、最後夢だったとわかるけれど、

私の巻き込まれているこの世界、果たして最後に夢だとわかるのかしら?

どう考えても夢にはしてもらえない気がするけれど…。


ゆるーい異世界ファンタジーです。

どうぞよろしく。

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