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◆スサノオ編～3日後の朗報と獣人たちの1ヶ月の努力～

今回は短めなので、3話一夜でどうぞ

それから3日が経過した。獣人たちの焦燥は募る一方だったが、何もない平原に朗報がもたらされた。

「偵察組が帰ってきたぞぉー！！」

そう、築城を任され困りきったオスたちは、よその国の城を偵察することにしていたのだった。そのメンバーは空を駆けることができる鳥人から選抜された者たち。もちろん、その理由は彼らの高速移動能力に他ならない。

もちろん、残された者たちもただ手をこまねいていたわけではない。獣人の中には、ごくわずかだが建築に関する知識を持つ者がいた。その数少ない技術者たちを中心に、彼らはこの1ヶ月間、来るべき築城のために建築技術を極めようと必死に努力していたのだ。焦りではなく、着実な準備があった。

築城チーム全員から、帰還を喜ばれる偵察組。

報告を受ける築城チームは、その情報に真剣に耳を傾ける。偵察組もまた、現状の切迫したフェースをフィードバックされ、彼らは今、全員が一丸となって事にあたることの決意を固めるのだった。